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2016年8月 9日 (火)

人生意気に感ず「前橋大空襲の紙芝居と留学生の目。稲田防衛相と核」

 

 ◇8月5日は、前橋大空襲の記念日。私は750人の留学生の前で、紙芝居「前橋の一番熱い日」を演じた。これだけの群衆の目と耳を一点に集めることが出来るか不安があった。今の学生には、日本の大学でも受講の態度が良くない。遅刻は平気で、私語をよくする。私は、百数十人の留学生に対し、「国へ帰れ」と怒ったことがあり、後味が悪かったことがある。この紙芝居には真剣勝負だという思いがあった。 

 紙芝居に入る前に、絵を描いた秋葉二三一さんを紹介する。「病で倒れ右手が使えなくなり、左手で描きました」。会場がしーんとなる。何度もリハーサルをした。絵はプロジェクターで取り込み、大スクリーンに映した。8月5日の場面は、B29から降る爆弾、炎の市街、泣き叫び逃げ惑う人々を描き、「死者は何と535人。呆然と立ち尽くす人々」と語り、ドドン・ドンと続く。

 

 翌6日の原爆では、黒いキノコ雲が描かれ、「天の魔王がおり立ったのです」と語りの声にも感情が入る。そして、15日正午、ラジオから流れる天皇の声を聞く人々の姿。最後は、再建に立ち上がる人々。「リンゴの歌」を歌う歌手の姿。ピアノに合わせて私は一番を歌った。夢中で演じた私は、熱心に目と耳を傾ける留学生の姿に感動した。

 

◇稲田防衛相は大丈夫なのか。日本の核を問われ、可能性をほのめかすような発言をし、安倍首相は必死で打ち消した。首相は「非核三原則は変わらない。核については検討の余地もない」と。北朝鮮の核の脅威、尖閣に押し寄せる中国の船団。このような国際情勢下で、日本の一部では核をもつことを望む声があるに違いない。稲田防衛相の発言がこのような地下水脈と繋がっているととらえる向きは否定できない。稲田氏の過去の発言などを考えると、安倍首相がなぜ防衛相という最も微妙なポストにこの人を選んだか理解に苦しむ。

 

 今後、北朝鮮や中国との関係で自衛隊が難しく、かつ緊張した場面に立たされることがあるに違いない。そのような時、自衛隊の先頭に立って毅然とした態度を貫き、それを国民に理解してもらえる人。防衛相には、そんな見識と人格が求められる。更に防衛相が関わる重要点は憲法改正である。改正に関する最大の課題は第9条である。70年経って最高法規が現実と最も離れているのが9条である。ごまかしでなく、しっかり議論する時が来た。(読者に感謝)

 

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