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2016年7月26日 (火)

人生意気に感ず「ふるさと塾の盛況ぶり。フンドシの少女。命をかけた知事」

◇7月の塾(7月23日)は大変盛況だった。参加者は約70名。「県会議員から紙芝居おじさんになりました」と言うと、どっと笑い声が湧いた。「絵の作者、秋葉二三一さんは脳梗塞で倒れ、右手が使えなくなりました。左手で描いた執念の作です」。こう説明すると、人々の視線が一斉に絵に注がれた。Tさんが打つ太鼓が「ドドンドン」と鳴り、私の語りが始まる。

 10枚の絵は、サイパンの全滅から始まり、昭和20年8月5日の前橋大空襲までを語る。死者は535名に達し、空襲の後、死の街が果てしなく広がる。私は「国破れて山河在り、城春にして草木深し」と杜甫の詩の一節を語った。最期の一枚は、リンゴの歌と共に再建に立ち上がる人々の姿。私が「赤いリンゴにくちびるよせて」と歌うと会場から唱和が起きた。

◇この日のメインのテーマは「沖縄戦」。地獄に落とされた住民の苦しみを一人の少女を通して考えること、及び多くの住民を救った勇気ある行政官の姿を伝えることに焦点をあてた。

 一人の少女とは、実在の松川富子さん。(後に比嘉富子となる)。逃避行の途中、ガマの中で不思議な老夫婦に出会う。老爺は両手両足がなく、老婆は盲目。富子はおじいさんの傷口に群がるウジをとってやる。やがてガマから出る富子に老人は白旗を渡した。白い旗は老婆がお爺さんのふんどしを食いちぎって作ったもの。「白い旗を持った者を殺さないのが世界の約束じゃ」と老人は言った。

 富子は後に平和運動でニューヨークのデモに参加し、「この写真をとったカメラマンを捜しています」と書いたプラカードを掲げた。あの時、ガマから出た富子を27歳のアメリカのカメラマンが撮って「白旗の少女」として報じていた。

 ニュースを見て現れたアメリカ人は70歳になっていた。

◇住民を救った勇気の官僚とは島田叡知事と警察部長荒井退造。島田は沖縄戦開始の二ヶ月前に死を覚悟して赴任。政府はサイパン陥落の夜、沖縄住民の移住を閣議決定したが前知事の反対もあって中々進まなかった。荒井警察部長は、隣県宇都宮の人で明治大学の夜間部で学んだ人。島田は東大在学中野球部のスター選手だった。二人は沖縄県民から「二人の島守(しまもり)と称えられている。

◇次回は8月27日(土)。今回の紙芝居でも玉音放送の場面があったが、次回は「玉音」に至る鈴木貫太郎の活躍とエピソードを語る。(読者に感謝)

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