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2016年7月11日 (月)

人生意気に感ず「参院選の改憲勢力。都知事選。リオ五輪の心配」

 

 ◇歴史的な参院選の投開票が行われた。昨夜、全国の状況が刻々と明らかになった。一人区群馬は中曽根弘文さんが早々と圧勝。第二次安倍政権発足から3年半。アベノミクスの是非が最大の争点だが、日本の前途という点からは参院の改憲勢力が3分の2を達成出来るか否かがより重大である。 

 

 憲法改正には、衆院参院それぞれの議院で3分の2以上が必要だ。参院の定数は242だから、その3分の2は162となる。今回の参院選は定数の半分が改選。改憲勢力は、非改選と合わせてこの数をクリアした。いよいよ今日から、憲法改正が新たに国民的議論の渦を巻き起こすことになる。

 

◇参院選の結果が明らかになることと合わせて都知事選の動きが決定的となった。前岩手県知事の増田氏が正式に出馬表明し、小池百合子氏は「推薦」を取り下げた。参院選の結果が都知事選に影響を及ぼすのは必至。夏の陣が始まる。

 

◇リオ五輪が刻々と近づき、難題が山積の状況である。ブラジルを2回訪問した経験から、私は治安を一番心配する。議長として訪問したのは平成17年だから、今から11年も前であるが治安は極めて悪かった。現在の治安状況はあの頃と比べて一変し、更に悪化した。イスラミックステイト(IS)が世界中でテロを起こし、第三次世界大戦と言われる情勢が続いているからだ。

 

 テロ組織にとってオリンピックは絶好の機会ではないか。給料をもらえない警察官が、「地獄へようこそ」とプラカードを掲げて、給料を求めるデモをしている国である。 

 

 治安の悪さを最もよく知るのは現地の人。私が議長として訪問した時、群馬県人会は私のために二人のボディーガードをつけた。二人の大男は暑いのに黒いコートを着ていたが、それは銃を身に付けるためであった。私がレストランで食事をしている時、入口当たりで目を光らせていたし、街を歩く時は左右に立って気を配っていた。私は暗黒街のボスはこういうものかとふと思った。

 

 治安の基礎はその国の歴史や国柄によるところが多い。ラテンアメリカには民族の対立や侵略による圧政暴政の歴史があった。コロンブスの新大陸発見に続くスペインポルトガルの侵略である。そんな南米大陸は「IS」のテロの狂乱の中で、初のオリンピックを迎える。4年後の東京五輪の序曲ともいうべきリオ五輪が無事に進むことを祈る。(読者に感謝)

 

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