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2016年6月30日 (木)

人生意気に感ず「東宮君への弔辞。トルコでまたテロ。自爆テロを考える」

 

 ◇昨日、東宮文雄君の葬式で弔辞を読んだ。これまで多くの弔辞を読んできた。中には、頼まれて義理で読む弔辞もあったが、昨日は自ら名乗り出たものだった。この小学校の同級生との別れは、自分の人生を振り返る意味もあったからだ。騒然とした歴史の転換期であった。ポイントを紹介したい。

 

「俺んちの本家は東宮大佐だと、自慢げに話していた君の姿が懐かしく思い出されます」

 

「昭和22年の入学でした。ノートはなく、ランドセルに入る位の石板が支給されましたね。身体にはノミやシラミが湧き、腹には回虫がいました。朝礼などで並んだ時、前の女の子の髪の毛にシラミが動いていた光景が目に浮かびます」(遠い記憶に残るその女の子は、老婆の姿で、後ろの席で私の話を聞いていた)

 

「あの頃は、日本の社会の歴史的大転換点でした。昭和20年敗戦、21年新憲法公布と続きました。その翌年が入学で、私たちが手にした国語の教科書の詩を私は覚えています。それは、平和憲法を反映した明るい息吹を伝えるものでした。

 

 おはなをかざる みんないい子

 

 きれいなことば みんないい子

 

 なかよしこよし みんないい子

 

女の先生に合わせて、この詩を皆で口を揃えて朗読しましたね。文雄君、天国で“そうだったな”と頷く顔が目に浮かびます」(静かな場内の後ろの席で同級生たちの頷き合う気配が伝わってきた)

 

 こんな調子で私は少し長い弔辞を読んだ。同級生たちは弔辞に重ねて、それぞれの人生を振り返ったに違いない。

 

◇トルコでまた大規模なテロが起きた。イスタンブールの国際空港で41人が死亡した。3人の自爆テロ犯が関与したとされる。私たちの感覚では自爆テロを理解することはどうしても出来ない。普通の感覚では、人は対価を得て行動する。危険な行動ならそれに見合う報酬がある。自爆は死であるから、いかなる報酬も手に出来ない。考えられることは、それによって天国へ行けるという確信か、あるいは報酬とは別の使命感である。かつての特攻隊を動かしたものはこの使命感だった。死を前提とし、死を恐れぬテロは防ぐことが難しい。世界中にテロが広がっている。彼らを衝き動かすものは何か。宗教だけで説明はつくとは思えない。現代の不思議であり、人間の不思議である。テロの足音が迫っていると感じられる。(読者に感謝)

 

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