人生意気に感ず「ふるさと塾は熱かった。アメリカの独立宣言。オバマの広島訪問の意義」
◇先週土曜日のふるさと塾は盛会で、オーケストラのメンバーの心が指揮者に集中したようだった。主題は暗転のターニングポイント「ミッドウェイの大敗」であるが、「オバマの広島訪問と民主主義」にもかなり時間を割いた。
私はホワイトボード一杯に太平洋の絵を描いた。右隅にアメリカの西海岸、左側に中国の東岸、下方にはオーストラリアの上部、そして画面の上方には日本列島が小さく描かれた。赤道と日付変更線を赤でクロスさせる。ハワイとミッドウェイは、この変更線右上方に、ニューギニア、ガダルカナルは赤道線の下方、そして日付変更線の左に。オーストラリアはニューギニアとガダルカナル島の真下にある。ニューギニアとテニアン、グアムを結ぶ線を北に伸ばすと日本列島に至る。
「こんな広い海で戦うには奇襲しかなかったのです。真珠湾の復讐として東京初空襲が約4か月後の昭和17年4月に行われ、虚を突かれた山本長官はミッドウェイ戦の決意を固めました。大敗の主因は情報がほとんど解析されていたこと。奇襲のつもりが敵は準備して待ち構えていたのです」私はこんなことを語った。
◇オバマのところで、米の原爆計画に触れた。アインシュタインの文書を機に米国は秘かに総力を挙げて着手した。
「昭和20年7月16日に実験成功。驚くべきことは、この月26日には、テニアン島に爆弾が運び込まれ、この日にポツダム宣言が発表されたことです。8月6日の広島投下まであとわずかでした」私はこう語りながら、米の原爆使用の目的などを説明した。
◇「オバマと民主主義」ではアメリカの独立宣言を語った。神の下ですべて人間は平等で、譲り移すことが出来ない自由と権利、幸福追求の権利をもち、政府の役割はこれを守ることにある。「民主主義は美しい理想であり現実との間に大きな開きがあります。独立宣言は、この開きを埋めるという約束手形でした。黒人大統領オバマの実現は民主主義の到達点であり、一つの手形の決済でした」と私は語った。肌の色は長い間差別の原因で今でも続く。広島を訪れたオバマの胸には、アメリカの民主主義の歴史と現実があった筈。彼は、広島訪問によって歴史に残る大統領になった。民主主義の歴史を知らずして、オバマの訪問の意義を理解することは出来ない。次回は沖縄戦だ。(読者に感謝)
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