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2016年2月 9日 (火)

人生意気に感ず「少年事件の闇。人年の心の崩壊。認知症は人類の危機」

 

 ◇またやり切れない少年事件が。兵庫県の少年が同居の祖父母殺しの容疑で逮捕された。少年は「遊ぶ金が欲しかった」と言っている。最近、このような事件が多すぎる。少年少女が不可解な動機で親や祖父母を殺す。 

 直系尊属の殺人は、かつて、死刑又は無期の重罰だった。この規定は、最高裁によって、憲法違反とされた。一般の殺人と比べて刑が重すぎることが、法の下の平等に反すると判断されたのだ。しかし、重罰規定がなくなったとはいえ、直系尊属を殺すことには大きな倫理的非難が寄せられて当然である。

 

 少年一般の心に何か変化が起きているに違いない。よく聞かれるのは「誰でもよかった」ということ。誰でもよいの中に、親も祖父母も含まれるのか。心の崩壊現象の兆候であると思う。人間の心を育てるという家庭そのものが崩壊しつつある。学校の役割は非常に大きいが道徳教育は無力に近い。道徳教育の工夫は勿論重要だが、国語と歴史に一層の比重を置くべきだ。歴史教育の役割は単に過去の事実を知識として伝えることに止まらない。祖先の歩みであり、その上に私たちの存在がある。私たちの心を育てる基礎を作る学問である。国語は、題材を選ぶことにより、自ずと、道徳や歴史の教育に繋がる。今、国語教育の意義を考える時である。教育は百年の計。すぐに効果は現われない。教育は人をつくり、人を駄目にする。教育の危機を考える時である。

 

◇私の携帯電話に毎日のように行方不明者情報が入る。ほとんどは1日~2日以内に見つかるようだが中には、長く不明となる人がいる。県警によれば、昨年1年間に認知症によるとみられる行方不明者は222人というから大変なことだ。これが全国で起きている。人間の危機であり、国家の危機である。超高齢社会の行き着く先を暗示するような出来事である。人間の尊重、人権の確保を掲げる憲法の下で、認知症対策は焦眉の急である。認知症対策の在り方は、一国の品格と文化の進歩を示す。2年程前に中国を訪ねた時、中国の認知症対策が全くといっていい程進んでいないことを知って衝撃を受けた。中国は一人っ子政策の結果として急速に高齢化が進み認知症が増えているが、この病に対する理解が進んでいない。全体主義の国家は個人に対する視点が弱い。認知症は個人を重視する社会でなければ解決できない。(読者に感謝)

 

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