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2016年1月18日 (月)

人生意気に感ず「またもや大型バスの事故。ヘイトスピーチ条例のこと」

 

 ◇バスの大型事故が発生。県境に近い軽井沢の碓氷バイパス。15日深夜、14人が死に27人が重軽傷。運転手2人も死亡した。ガードレールを突き破り転落して大木に衝突したバスはくの時に折り曲げたようだ。乗客の大半は大学生。 

 バス会社「イーエスピー」の社長は記者会見で土下座で謝罪。ある遺族は「謝って済むことと済まないことがある、絶対に許さない」と社長に告げた。社長は「誠心誠意対応させていただきたい」と語った。亡くなった14人には、それぞれのドラマがあったに違いない。報道は早稲田大のあるカップルを紹介している。同じゼミ、交際中、周囲がうらやむ「仲睦まじい完璧なカップル」と。

 

 現場の峠は私も時々通るところ。くねくねと蛇行した道路。直前に行政処分をうけたばかりという驚くべきずさんな運行管理。運転手が亡くなったので「死人に口なし」、重要なことが分からなくなった。背景には格安、過当競争、運転手不足という業界の事情がある。とすれば、大事故の危険が伴うバスツアーは他にも多くあるのではないか。

 

 本県では平成24年関越道で7人が死亡する大事故があり、私がいた県議会でも大問題になった。教訓として生かされていなかったのか。国民の精神が総崩れの時代、営利のために目が総眩みの時代、人命軽視、倫理も道徳も地に落ちた時代を象徴する一コマといえる。

 

◇ヘイト抑制条例に注目。大阪市議会が条例を成立させた。HATEは憎む、ひどく嫌うという意。特定の人種や民族を攻撃して「殺せ」などと叫びながらデモを繰り返す行動が社会問題となっていた。ナチスのユダヤ人排斥が連想される。日本には在日朝鮮人や同和の問題があり、最近はイスラム教徒のこともある。危険な兆候が進んでいた。憲法21条の表現の自由に関する問題でもある。

 

◇ヘイトスピーチの定義を「特定の人種や民族を社会から排除する目的で不特定多数の者が内容を知り得る場所や方法によって誹謗中傷する」表現活動とし、違反した団体名を公表する。罰則はなく不十分であるが、一歩として大きな意義がある。市議会では賛成討論中、傍聴席からカラーボールが投げられ混乱した。この問題は一般社会の差別や偏見につながり、教室のいじめにも関連すると考えねばならない。表現の自由の限界と制限の問題でもある。(読者に感謝)

 

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