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2015年11月19日 (木)

人生意気に感ず「認知症を身体拘束。子どもに万引きさせる親。恐るべき小学生窃盗」

 

 ◇認知症の34人を身体拘束。大規模テロに比べたらとるに足らない小さな出来事とも。しかし、社会の存立に関わる重大事なのだ。埼玉県の特養・愛心園の事件。ベッドを柵で囲って出られなくしたり、車椅子に座らせたままベルトで固定したりしていた。厚労省は身体拘束を原則として禁じている。拘束せずに介護する他の手段がないかを施設内の委員会で判断し家族の承諾を得ることなどの手続きを求めている。 

◇私は抑制廃止研究会の役員をしている。創立後10年にもなる。設立時、呼掛けの趣意書は私が書いた。多くの施設が参加するようになったが、依然として跡を絶たない。介護の質の問題なのだが、根幹は人権である。枯れ木のように醜くなっていく老人を人間として扱うかという問題である。人手不足が深刻で、介護に携わる人の待遇を良くすることが国を挙げて訴えられている。

 

 しかし、条件を良くしても、介護に関わる人の人権感覚がなければ解決しない。教育の場で人間の尊厳を教えるべきなのだ。認知症でも心は生きていて屈辱感を味わっているのだ。ボロ切れ、汚物のように扱う風潮が広がっている。国家の品格に関わること。自爆テロで命を奪われる人以上の人命がゴミのように踏みにじられる恐れがあるというべきだ。

 

◇生活費のために6歳の子に万引きをさせた夫婦が懲役の有罪判決を受けた。格差社会が広がり、貧困家庭が増えていることを窺わせる悲しい事件である。高松市のアルバイトの父親(25)と無職の母親(26)。大型ショッピングモールで子どもに玩具を運ばせ転売した。裁判官は「常習的犯行の一環」と認定。裁判所は夫に1年6か月、妻に1年8か月の懲役刑、その上で2人を3年の執行猶予とした。

 

 注目することは、判決後、裁判官が「就職活動をして、しっかり仕事を続け、今後は真面目な生活を送って欲しい」と優しく語りかけたということ。裁判官の心にも涙があったに違いない。子どもは児童養護施設に。執行猶予中でも家庭環境が改善されれば親の下に戻れる。裁判官はこれを期待して猶予刑にしたのだろう。

 

◇「おしっこ我慢できない。トイレ貸して」と二人組の小学生が高齢者宅に入り現金を盗む事件が大阪で連続。1人がトイレの間にもう1人が他の部屋で盗む。数分間の早業。味を占めたのか。恐るべき子供等。何を物語るのか。放置すると大変だ。(読者に感謝)

 

 

 

 

 

 

 

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