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2015年11月16日 (月)

人生意気に感ず「大韓航空機爆破・ロシア機墜落・パリのテロ。第3回人間塾」

 

 ◇224人の命を奪ったロシア機墜落のテロは北朝鮮による大韓航空機爆破事件を思い出させた。昭和62年(1987)、ソウル五輪前年の出来事で、乗員乗客115人が犠牲になった。ソウル五輪阻止の目的で金正日が直接命令を下して実行させた事件だ。朝鮮半島で北と南はそれぞれが自分こそ正当な国家だと争っていた。韓国に五輪を成功させれば、北朝鮮の面目は失墜する。狂気の独裁者金正日は、大韓航空機爆破によって、韓国は五輪が開ける国ではないことを世界に示そうとした。計画は失敗し、美人工作員金賢姫が逮捕され真相が白日の下に明らかになり、世界は衝撃を受けた。私は、20世紀の末に、隣国に、このような犯罪国家が存在することに驚愕した。 

◇しかし、「イスラム国」のテロ行為の性質と恐怖は北朝鮮の比ではない。「イスラム国」は、現在、世界を相手に実質的に戦争を行っている。その一環としてロシア機が爆破された。これはまだ確証に至っていないが濃厚らしい。「イスラム国」の戦略の特色は世界の多くの国の市民に紛れこんでいる仲間にテロを実行させている点だ。今後、ロシア機爆破のような事件が常に怒る危険を私たちは覚悟しなければならない。バリで起きた惨劇が同じく国際都市である東京でも起こることに備えねばならない。目的のためには貴重な人類の文化遺産をも破壊する「国」である。

 

◇「イスラム国」系統の過激派の自爆テロによって、連日のように何十人という人が犠牲になっている。死を忘れないテロリストは恐い。昔の日本の「特攻」と似た面がある。当否は別にして、彼らの精神を動かすものがあるのだ。「イスラム国」の背景には複雑な歴史が存在し、それには欧米の過去の傲慢さが関わっている。「イスラム国」を武力によって完全に屈服させることが果たして出来るのだろうか。私は、第三次世界大戦の危機が迫っていると思えてならない。そういう渦の中に日本は現在置かれており、憲法改正が大きな課題となっている。

 

◇今日、「人間塾」第三回の講義を行う。数十人のアジア諸国の留学生に群馬の歴史と文化を話す。今回は一つの工夫を考えている。学生たちを主体的に授業に参加させることだ。ネパール、ベトナム、インドネシア、中国の代表にそれぞれの国を少しずつ語ってもらう。10時50分から、会場はロイヤルホテルである。(読者に感謝)

 

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