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2015年11月20日 (金)

人生意気に感ず「教育委員の不見識な発言。らい患者の断種・堕胎。テロ。上信越道の事故」

 

 ◇「妊娠初期にもっと障害の有無がわかるように出来ないのか。4か月以降になるとおろせない。茨城県では減らしていける方向になったらいい」。これは茨城県の教育委員が18日教育に関する公の会議で行った発言である。この教育委員は発言を撤回した。71歳の女性教育委員のこの発言は波紋を広げるに違いない。 

 胎児に障害があることが分かれば早く堕胎し、障害児を少なくしたいと言っている。生涯ある子は生まれてくるべきでなかったということになるだろう。発言した教育委員は、 差別する気持ちはなかった。と述べているが、重大な差別発言であり、教育委員としての見識を疑われるものだ。

 

◇来月3日、私は草津の「楽泉園」を訪ねる。そこで出版された3冊の証言集には、ハンセン氏病(らい)で苦しんだ人々の驚くべき苦痛と事実が語られている。園内で結婚する人は断種を勧められ、妊娠すれば堕胎を余儀なくされる。ハンセン氏病はほぼ克服されたが、その歴史は壮絶な偏見と差別を物語る。楽泉園で生きた人々の姿は人間とは何かを突きつけて胸をうつ。人間は極限でも強く美しく生きる魂をもつ。数十億の脳細胞は人類の進化とその蓄積の成果である。そこには無限の可能性が秘められている。障害は限りない特色の1つに過ぎない。現在、教育の世界で問われているのは深い人間への理解である。

 

◇世界がにわかにきな臭さを加速させてきた。テロによって大量の命が木の葉のように吹き飛ばされ、発生する大量の難民は行き場を求めて生死の境にある。世界はどうなっていくのか。

 

 18日、ナイジェリアではイスラム国の2人の少女が混み合う市場で自爆テロを行い、少なくとも15人が死亡した。またアメリカのメディアは、「イスラム国」がニューヨークへのテロ攻撃を警告していると発表した。市長は「9・11以来14年にわたって絶えずこの街をテロの脅威から守ってきた」とテロに対する決意を表明した。世界では平等原則の進展と共にそれに反する格差が広がる。とり残された人々の不満に体制への病巣が生まれ、それは民主主義を危機に陥れる。

 

◇本県の関越道の大事故はまだ記憶に新しい。今度は安中市の上信越道で6台が衝突し、10人が負傷しそのうち2人が意識不明とか。現場の稲村山トンネルは私も時々通る所。高速道に慣れ多くのドライバーが危険意識を麻痺させている。高速道は命を危険に晒す場であることを再認識すべきである。(読者に感謝)

 

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