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2015年8月18日 (火)

人生意気に感ず「金沢への旅。今月は原発と原爆。健大、花巻の熱闘」

 

 ◇13日と14日、長男周平と新幹線で金沢へ行った。海と朝市、21世紀美術館、妙立寺などを回った。それぞれ楽しかったが寺町寺院群と妙立寺には心に残るものがあった。 

 寺院群では妙立寺が目的だったが、隣の願念寺にふと足を止めた。芭蕉の句碑が目についたのだ。「塚も動け 我が泣く声は秋の風」奥の細道を巡る中でこの地を訪れた芭蕉は弟子の一笑が前年に死んだことを知り慟哭したという。

 

 妙立寺は見応えがあった。江戸幕府はその初期に基盤確立のため多くの諸大名を取り潰した。加賀藩はむざむざ取り潰されはしないと備えをした。多くの武士が起居できる寺を集めたのも対策の一つであった。寺院群を監視する役割を担うのが妙立寺。驚くべき仕掛けと細かい工夫の数々は藩の運命を賭けた前田家の覚悟の程を物語る。外観は2階建だが内部は4階。幕命で3階以上は禁止だった。落とし穴、隠し階段、そして井戸。井戸は深さが25m程あり、途中の横穴はいざという時に逃れる道だという。

 

◇旅は道連れというが旅には意外な出会いがあるものだ。妙立寺の近くでご婦人に道を訪ねたら「コーヒーをいれて差し上げましょう」という。周平とお邪魔し、わざわざ落としてくれたおいしいコーヒーをごちそうになった。縁を感じ、私たちの身の上の話をした。見知らぬ人にコーヒーを振る舞うというのも歴史の町が培った人情だろうと思った。

 

◇旅は心の充電になる。「ふるさと塾」をしっかりやろうと、周平と酒を飲みながら思った。今月は「原発と原爆」がテーマ。実は周平との旅、当初は福島の被災地を予定していた。

 

 国会の事故調は事故は人災で政府や東電の人の命と社会を守るという責任感の欠如だと明言した。平成23年の「3・11」時点で、それまでに当然備えておくべきこと、そして実施すべきことをしなかった。そのわけは次の通りだ。平成18年耐震基準の新指針が作られ、全国の原発業者は安全性チェックの実施を求められた。東電は先送りした。新指針が求める耐震補強工事は実施されず、いわば無防備のまま「3・11」を迎えることになった。あれから4年と5カ月余原発事故はまだ終息していない。人々の記憶は薄れるなか、次なるもっと過酷な自然災害が近づいているとみるべきだ。再稼働が続く。

 

◇健大高崎、仙台育英等の熱闘に胸が熱くなった。現代の若者も鍛えれば見事な執念と根性を発揮する。若者に感動を体験させるには。(読者に感謝)

 

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