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2015年8月12日 (水)

人生意気に感ず「敗戦時の県会。混血児は流産させよ。川内原発」

 ◇敗戦の年の県議会は昭和20年11月26日に開かれた。天皇の「玉音放送」から3か月余、混乱の最中であった。知事はこの年の4月に就任した高橋敏雄、県会議長は菅谷勘三郎だった。当時の県会議員名簿をみると、定員39名中、欠員が13名いる。会議の始めに臼田一郎が復員し復職した旨の報告がなされた。欠員13名の消息が気になる。調べてみたい。

 

 午後1時7分、知事は戦後初めての県会で開会の辞を述べた。

 

「戦禍にたおれた同胞並にその遺族の上に思いを致すとき、まことに悲痛言語に絶する。私たちはひたすら刻苦精励し耐え難きを耐え忍び難きを忍んで忠実に協同宣言を履行し、道義の高い文化的平和国家を建設し国家の運命を開拓することを堅く期さねばならない」

 

 次に登壇した菅谷議長は次のように決意を語った。

 

「今後、日本民族の上に山積する苦難窮之は恐らく戦時中に数倍数十倍すると思うがいかなる事態に立ち至っても我等国民は平和日本再建のためにあらゆる苦難を突破しいばらの途を切り拓き民族永遠の発展を企図せねばならない」

 

 総括質問には当時の追い詰められた状況が現われている。

 

「本年は明治以来まれにみる不作である。飢餓線上をさまよう県民をいかに救うか」

 

「食糧不足のため汽車は殺人的な混雑で、石炭も不足し汽車は止まり工場も閉鎖という窮境にある。当局はどういう対策をとるのか」

 

「満州開拓戦士の安否をききたい」

 

「戦災者住宅の資材がない。この寒空に焼けトタンの中で暮らさねばならない。当局は徹底した処置をとるのか」

 

 戦に破れると無理をしてきたあらゆるものがマイナスとして顕在化する。人の心も同様である。ある議員は道義の退廃を嘆いた。

 

「婦女子が進駐軍のまわりを取り巻いたりしている。産児制限を必要と考える。数年ならずして多数の混血児が出来るだろう。我が国の威信に関するので醜態を演じた者はどしどし流産せしむべきだ」

 

 まだ旧体制下の人権感覚が議会を支配していた。

 

◇川内1号機の原子炉が再び動き出した。電力不足を補うこと、及び温暖化防止に役立つことから電力業界や経済界は歓迎している。巨大地震、核のごみ等に関する問題はどうなるか。(読者に感謝)

 

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