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2015年6月12日 (金)

人生意気に感ず「警察官のわいせつ罪。大地変動の時代の浅間。サカキバラを読む」

 

◇先日、元警察官の若者にわいせつ目的の誘拐未遂罪ということで前橋地裁は有罪判決を下した。警察官がわいせつで逮捕されることに人々は驚かなくなった。このことは何を意味するのか。多くの人は「警察官だって」と考え始めている。倫理と道徳の砦が内から崩壊しつつある姿は恐ろしい。 

 折りも折、神奈川県警巡査部長が電車内で10代の少女の体を触ったとして現行犯逮捕された(10日)。この巡査部長は近くで目撃していた乗客と被害少女に取り押さえられ警察官に引き渡された。事の重大性は別にして、状況を想像して笑ってしまった。享楽の巷に神は鉄槌を下そうとしているのかも知れない。途方もない大地の鳴動が聞こえるようだ。

 

◇浅間山の火山活動が高まっている。火山口周辺から半径2キロの範囲内に大きな噴石が飛ぶ恐れがあるとして気象庁は11日噴火警戒レベルを1から2に引き上げた。

 

 私は先日、嬬恋村の鎌原観音堂を訪ねた。天明3年(1783)8月5日午前11時。死者行方不明2千人。「天明の生死を分けた17段」、発掘された石段は時を超えて生々しい悲劇を語りかけていた。私は「嬬恋・日本のポンペイ」を読み返した。

 

◇文藝春秋最新号の「日本は『大地変動』の時代に突入した」(京大教授・鎌田浩毅)を読んだ。4年前の「3・11」をきっかけに、地球科学者全員は、日本全体が「大地変動の時代」に突入したことを認識したと述べている。私は浅間の動きもその一環に違いないと思う。

 

 首都直下や南海トラフの巨大地震に対し、政府は意識して情報を流さないようだ。これに対して心ある学者が雑誌や週刊誌で勇気ある警告を発する。私たちはアンテナを高くして自衛に心がけねばならない。

 

◇昨日、神戸連続児童殺傷事件の元少年Aの手記「絶歌」を入手した。病める現代を象徴する非行少年の実態を知る手がかりとなる。面会の母親を前にした描写がある。「母親を睨み付けながら僕の眼からはとんでもない勢いで大粒の涙が雪崩落ちた。14年間、身体の内側に流し続けていた涙が一気に体外へ逆流したかのようだった」。又、後記で、「自分自身が生きたいと願うようになって初めて僕は人が生きることの素晴らしさ、命の重みを皮膚感覚で理解し始めました」と書く。アメリカの無期囚郷隼人の手記を手に取った。(読者に感謝)

 

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