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2015年6月 8日 (月)

人生意気に感ず「長江の大事故が語ること。FIFAの汚職。元巡査に執行猶予」

 

 ◇長江の大型船事故は絶望的だ。死者は396人、行方不明は46人。生存者は船長を筆頭に14人。船長が真先に助かったことは韓国のセウォル号の場合と同様だ。中国は被災者の関係者や国民の批判を多少ともかわすために船長の責任を厳しく問うのではないか。現場の状況如何で異なるから直ちに断定出来ないが、この船長は船長としての責任を全うしたのか疑わしい。自分の命は最後に回して乗客の救助に当たらねばならなかった筈。 

 海を走る船と比べ喫水が浅く安定度が低いと言われる船。長江を走る他の客船はどうなのか。他国に観光に行く時は、異常気象の常態化とその国の人命尊重度を念頭に置いて安全対策を立てるべきことを、この事故は教える。

 

 船室から一度に40人近い遺体を発見したという。閉じ込められた狭い空間に逆巻く濁流。阿鼻叫喚の地獄絵が想像される。この事故の教訓は中国でどう生かされるのか。

 

◇昔、駒場寮にいた頃、寮の友だちと三軒茶屋で「眼下の敵」を見た。海底のUボートの艦長はクルトユルゲンスが演じる海の強者。海上はロバートミッチャム演じるアメリカ軍の艦長。上下秘術を尽くして戦った末、クルトユルゲンスは爆弾を仕掛けて脱出することに。カチカチと時計の音。最後に海底から現れた艦長を海上の米兵は挙手の礼で迎えた。平和な時代の世の船長にこの映画を見せたいと思う。

 

 ◇FIFAの汚職は信じられない程だ。ブラッター会長は再選後4日で辞意を表明。何百億という金が動いていると伝えられる。金まみれ、汚職まみれの構造の中で世界の若者が熱狂している姿が信じがたい。こんな中では審判にも疑いの目が向くのは自然だろう。

 

 サポーターの熱狂ぶりと極限に挑戦する選手の姿は本物に違いない。巨額の金をやり取りする国際サッカー連盟役員たちはこれら若者を侮辱するものだ。そして、スポーツを侮辱することに他ならない。改革して浄化出来なければサッカー熱が冷める日が来るのではないか。

 

◇元群馬県警巡査に懲役2年6か月、執行猶予5年の判決が。一生を棒に振った若者の行為に複雑な思いを抱く。わいせつ目的で車に誘った点で誘拐未遂となる。実際は乗せなかった。裁判長は、警察官という立場で犯行を「決意」したことは厳しい非難に値すると指摘した。執行猶予に内心ほっとした。県警は若い警察官をしっかり教育すべきだ。難しい社会なのだ。(読者に感謝)

 

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