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2015年5月20日 (水)

人生意気に感ず「橋下破る。赤城の温泉に楫取と文。満州移民の悲劇」

 

◇維新の橋下が破れて政界引退を表明した。一世を風靡し風雲児的面影があった。一時は政治家を目指す多くの人が全国から彼の旗の下に馳せ参じた。遠くから見ていて信長的面白さと危うさを感じていた。才知と強靭な精神力を備えていたと思う。

 

 大阪府と大阪市という二重行政の無駄を解消し住民に身近な行政を実現するという都構想を掲げ住民投票に賭けた。破れたとはいえ約1万票の僅差。敗戦の記者会見は「満面笑み」であっけらかんとしていた。橋下氏の目指した改革の意義は大きい。70万5585票対69万4844票。この結果を見れば、住民投票は、大阪の改革を議論するスタートではないか。彼の若さも考えると、政界引退は無責任な気がする。同時に、橋下という人物がこれまで世に訴えてきた姿が本物だったか否かが問われることになるのではないか。

 

◇知人から贈られた「東宮鐵男と満州開拓移民」を読んだ。拙著「炎の山河」で満州の悲劇を書いたが、その中でも東宮大佐が登場する。東宮鐵男は、小学生の同級生で赤城温泉ホテルを経営する東宮文男君の一族でもあった。

 

 面白いのは、この書にある楫取素彦が寿夫人の妹美和(大河ドラマの文)を連れてこの旅館に3日間滞在したということ。明治15年4月のことで、前年に寿は病死した。そしてこの翌年に楫取は正式に再婚。東宮七男の「渦の中から」よりとなっている。想像を掻き立てられる。

 

◇戦後70年を期に、中国帰国者の体験集を作る。原稿はほぼ集まり、昨日要点の打ち合わせをした。私は帰国者協会の顧問として原稿を書く。満州移民は最大の悲劇を味わった。「炎の山河」で描いた現実が風化し忘却の彼方に消え去ろうとしている。

 

 悲劇の原因の一つに東宮鐵男が深く関わることは個人として淋しい。太平洋戦争の発端は満州に於ける陸軍の暴走だった。関東軍は張作林を爆死させた(昭和31年・満州事変)。この爆破の指揮をとったのが東宮であった。これを機に傀儡国・満州国の建設(昭和32年)、国連脱退、中国全域への戦争拡大、英米との全面対決、そして遂に真珠湾攻撃に始まる太平洋戦争に。

 

◇昨日、日中友好協会の理事会が。私は会長として、会員である帰国者協会の代表を理事に加える事を提案。東北三省に多くの人脈を持つ人々。悲劇の体験を日中友好に活かさねば。(読者に感謝)

 

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