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2014年9月24日 (水)

人生意気に感ず「昆虫ハンバーグと食文化。エボラの恐怖。アフリカよ」

◇昆虫の肉でハンバーグとは驚き。食ほど文化の特色を現すものはない。蛇を日常的に食べる国があるし、日本人が普通に食べるタコは悪魔の生き物と言ってヨーロッパでは食べない。人類は常に新しい食を求めてきた。嫌悪していたものが何かのきっかけで受け入れられ食文化の一環に取り入れられることは珍しくない。グロテスクなナマコなどは最初誰がどうやって食べたのであろうか。

 ベルギーで昆虫の幼虫を原料にしたハンバーグが10月に発売されるという。ベルギー当局は欧州で初めて食品として許可した。高たんぱくで栄養価が高いという。ガイマイゴミムシの幼虫をすりつぶし小麦粉やニンジンなどと混ぜ合わせて使うそうだ。

 気持ち悪いといって恐る恐るだったのが、やがて誰もが口にする食材になるのだろうか。そして、日本のレストランのテーブルに出される日がいつか来るのだろうか。ベルギーの食品安全庁は、今年5月、食べても安全な昆虫としてイエコオロギ、トノサマバッタなど10種類を認可したという。人間の趣味により、また食料難の到来と共に昆虫受難の時代が来るかも知れない。

◇エボラ熱が止まらない。死者は1,400人を超えた。先日もこの欄で書いたが、アメリカは軍を動かし、国連も緊急に会議を開いている。地球規模の人類の課題になりつつある。国際化の時代で地球は一体化しているから、いつ自国に火の粉が降りかからないとも限らない。だから、どこの国ももてる力を出して協力しなければならない。

 リベリアは、日本に医療隊を要請してきた。今、感染者が激増し医療施設もスタッフも医薬品も極度に不足している。大統領は、リベリア政府の能力は限界に達し、日本の更なる支援がなければエボラとの戦いに敗れると訴えている。

◇人類発祥の地アフリカは、現在、最も悲惨な状態にある。内気戦、貧困、エイズ、エボラ、等々。私は子どもの頃、山川惣治の「少年王者」に熱中した。病気をなおす緑の意志探検隊、人喰い人種、動物の群れ。そこには遠くから見て夢と冒険の世界だった。それが現代、国際化の中で、私たちの世界と直結するようになりその現実を突き付けられている。アフリカは私たちの社会の一部となった。そこで、アフリカのエボラ、アフリカのエイズは私たちの問題となった。長いこと奴隷制の犠牲となった地でもある。アフリカを救うことで人類は甦る。その意味でアフリカは、今日的意味で人類発祥の地なのだ。(読者に感謝)

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