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2014年9月 6日 (土)

随筆「甦る楫取素彦」第121回

この府県会規則の下に、府県会内則があった。今日の視点からは、こまかく規制し過ぎておかしく思われる点もある。小学校で先生が生徒を指導するようだ。主な点を示す。
「府県会内則」
○開会の後は各議員、容儀整肅なるべし。発論中私語を為す等議事を妨ぐることを禁ず。(第6条)(容儀整粛とは態度はきちんと整って静かであれという意。私語について触れ一個人が律すべき問題に及んでいる点が面白い。現在は議員の自覚に任せている問題であるが時に私語が多く議長の注意する姿がみられる)
○討論弁明に用いる言辞は極めて丁寧なることを要す。(第18条)
(議員の発言時の言葉使いまで規制している点が面白い)
○会則を犯し、議長の制止にしたがわず議事を中止させた者には会期中日当を与えず。(第48条)
○休暇する者、欠席する者はやむを得ない事情ありといえども休暇欠席の日当を給せず。(第52条)
(しきりに日当の点にまで及んでいるのは誠に手厳しい。しかし、愉快でもある)
○およそ議にして、人民の私利につき相依頼することを禁ず。(第53条)
(ウーンとうなる。人民の私利につき互いに頼むことを禁じている。土木工事などはとかく利権と結びつく。最近の県議会でも用地取得に関して県会議員が関わった疑惑につき大問題になった。永遠の課題の感がする)
この府県会内則の下に更に、各県の議事細則があった。つまり、次のようであった。府県会規則―府県会内則―各県議事細則。群馬県議会の議事細則は明治12年の第1回県会の際につくられたが、それは十分に熟したものでなかったので、翌13年第2回通常会で修正された。そのポイントについては後述する。

※土日祝日は中村紀雄著「甦る楫取素彦」を連載しています。


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