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2014年6月18日 (水)

人生意気に感ず「大量殺人に発展か。中2女子あわや。ジョン・万次郎」

◇人を殺すことを何とも思わぬ人種がいるらしい。一人の殺人ははっきりし、あと6名程殺して埋めたと報じる。事実とすれば横綱級。福岡のリサイクルショップ経営の夫婦が容疑者。暴力で支配しその果てに殺した。数年前、女性が暴力と恐怖で人々を支配下に置いて殺したり行方不明にした事件があった。あの結果はどうなったか。人間には容易に支配されるという性(さが)がある。オーム事件にはそういう要素が多分にあった。

 今日の社会では、自立心が育っていない人が多い。こういう人は暴力と恐怖に立ち向かえないから簡単に支配されるのではないか。一方で倫理感のないあるいは異常な人が増えている。人の命を何とも思わない。両方が一致するときとんでもない事件が起きる。現代社会の構造的病理である。

◇千葉県の中2女子が危うく救われた。車に連れ込まれ、縛られて連れ去られようとした。通行人が気づいてクラクションを鳴らしたため男は逃走した。悲惨な事件に発展する可能性があった。欲望の衝動を抑えられぬ人は野獣と化し、弱い女性は獲物である。治安が良い日本がジャングルに化そうとしている。治安の砦は社会力である。

 今の社会は自己主義に走り過ぎている。他人のことはどうでもよいのだ。ここから社会が崩壊していく。大衆の中で人々は孤立していくのだ。

◇死刑制度について最近悩むことがある。冤罪が死刑と結びつくと取り返しがつかない。実際あるだろう。しかし、制度が犯罪の抑止力になっていることは間違いない。死刑は社会を守る砦。冤罪をなくすことと両立させねばならない。私は制度に反対だが、廃止したときのことを考えると恐ろしい。廃止は将来の課題である。成熟社会はどこに向かっているのか。

◇今月の「ふるさと塾」(28日・土)はジョン・万次郎だ。漁民の少年だが、大変賢かった。数奇な運命とはこのような人生をいうのだろう。暴風で孤島に漂着し捕鯨船に救われる。鎮国中の日本人がアメリカ社会で対等の付き合いを得た。学校に入りアメリカ留学の第一号という成果。10年間世界を見てペリーの黒船の2年前に帰国。唯一人の英語が自由に使える西洋通だった。

 万次郎が生活したアメリカ東部の町は自由思想の先進地。彼は日本人として民主主義の原点を学んだ最初の人。漁民のせがれが波に運ばれ国際人第一号になった。幕府、象山、松陰などは、万次郎から何を学んだのか。(読者に感謝)

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