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2014年6月 6日 (金)

人生意気に感ず「大林県議の死。女児殺害の闇。取調べの録音録画」

◇大林県議の急逝に驚く。昨日午後議会事務局より連絡、57歳だった。前から体調が悪く病院から登庁し落ち込んでいるように見えた。2日程前には議場に姿が見えたのに急変したのか。人間の命はかくもはかないのかと思う。規定上は補欠選挙となる。任期は1年を切っており立候補する人も迷うだろう。

◇今市市の女児殺害に改めて思う。32歳の容疑者は一見好青年に見える。現代社会にはこの種の若者が多いのだろうか。いたずら目的とか写真を撮ったとか供述している。閉じ込められた黒い欲望が無抵抗な弱いところに向う。

 今回の議会で「廃娼」を取り上げた。誇るべき県政の業績という視点であったが議会の論争には理想と現実を巡る対立があった。公娼賛成論者は、そういうものを置かないとふつうの女性が犯され犯罪が増えるというのだ。中江兆民や板垣退助等まで公娼論者だったことはこの問題の根がいかに深かったかを物語る。

 今日の犯罪状況を見ると昔と変わらないという感を抱く。欲望をそそる刺激の炎は昔の比ではない。今日は人間の欲望が極度に解放される社会である。成熟社会は個人を尊重し個人の自律を求める。では、ついていけない個人はどうなるのか。思想と現実の狭間であえぐ社会を守らねばならない。

◇かつて有吉佐和子が「恍惚の人」を書いた。超高齢社会が進む中で認知症は全ての人が大なり小なり直面する恐怖である。加齢と共に脳細胞が劣化するのは避けられないのだから。自分の家に戻れない人が急増し始めた。施設へ行くと口を開け虚ろな目をした人が多くいる。少子と高齢が同時にやってきて高齢者に認知症が広がる。そして中間層の活力は落ちる。正に社会の危機・国家の存亡がかかわることだ。認知症で行方不明と届けられた人は昨年1万人を超えた。その中には長い間身元が分からない人がいる。今後、こういう人は増えるだろう。社会全体が連携して取り組むべき最大の課題である。

◇今大きな社会問題となっていることは、捜査官による取調べの可視化。全過程の録音・録画の法制化を求める意見書を出してくれという請願が我が委員会に出た。密室での違法・不当な取調べをなくし冤罪を防ごうというもの。請願は一般市民たる裁判員が違法不当な捜査か否かを判断するために録音・録画が必要だと主張。私は9日の委員会で発言しようと思う。(読者に感謝)

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