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2014年3月31日 (月)

人生意気に感ず「さん太逃げる。桐一の勝利。園児が般若心経」

◇さん太が逃げて戻らない。昨日、ふと綱を持つ手をゆるめたすきに、さん太は雨の中を一目散に走って畑の向こうに消えてしまった。何日も散歩しなかったので自由の空気がたまらなかったのか。皆で捜したが見つからない。駐在所に届けた。一気に走って方角が分からなくなり段々遠くへ行ってしまったのか。車であちこち捜したが駄目だ。孫のように可愛がっていたさん太。人なつっこいチビで、のび上がって書斎をのぞく表情、垣根の間から顔を出して呼ぶ姿が思い出される。今朝、8時半になったら保健所に電話してみるつもり。茶色の柴犬で青い綱がついている。さん太よ、試練に耐えて戻って来い。

◇さん太はまだ死んだわけではない。さん太をとおしてフクシマを思った。ペットを置いて被災地を離れた多くの人々。車を追って走る犬がいた。残された犬や猫を助ける動物愛護団体の人々の気持ちが分かる。県は保護センターを作り、処分される犬や猫を少しでも救おうと計画している。

 たかが犬猫という考えもあるだろうが、人間と共生する身近な命を大切にすることは私たち自身の問題である。身近な動物の命を軽く扱うことは人間の命を軽く扱うことにつながる。動物愛護の法律や条例はこの意味で人間社会を守る大切な砦であることが分かる。

◇桐一が再試合で完封勝利した。雨の中の快挙は素晴らしい。山田投手の熱投を中心に生き生きとした姿が胸を打った。選手が走ると芝生から水しぶきが上がるのが見えた。昨年の育英を想像して、このチームも、これで波に乗るかと期待する。

 人間は心の存在である。魂のいかんによって縮んだり甦ったりする。一球入魂とはよく言ったものだ。若者のパワーが落ちていることから、いろいろな提案が耳に入る。徴兵制は論外だが、自衛隊に一定期間体験入隊をという意見はよく聞く。もし実現すれば中国その他は軍国主義に通じると非難するに違いない。スポーツをもっと国民的なものにすることは一つの有効な方策ではないか。

◇先日、ある寺の保育園の園舎落成式に出て驚いた。可愛い園児たちが一斉に口をそろえて般若心境を唱え始めたのだ。「しきそく ぜぇくう くうそくぜぇしき」と。子どもたちの心に何かを植え付けているに違いない。私は挨拶の中で教育とは心を育てることだと述べた。(読者に感謝)

☆楫取がNHK大河ドラマ登場に決定。土・日・祝日は「甦る楫取素彦」を好評連載中です。

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