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2013年9月21日 (土)

「甦る楫取素彦」 第六回

波の音が聞こえる町角に立派な楫取の説明板が建てられ、その中の一部に群馬の業績を記述する私の文があった。群馬県議会議員中村紀雄氏のブログより抜粋と添え書きのある一文を見て、こんな離れた地で私はもう一人の自分に再会したような不思議な興奮を覚えた。

「老人憩いの家」の前に「近代群馬の基礎を築いた人物楫取素彦の足跡」と大書した看板が立ち、中には、多くの人が集まっていた。山口県議会副議長の新谷氏、萩博物館学芸委員、萩市職員等の姿もあった。私は、スクリーンに映像を映すいつものやり方で群馬の楫取を話した。

 難治といわれた群馬を教育と産業振興で大きく発展させる基礎を築いたことや、夫の楫取をしっかり支え43歳で亡くなった松陰の妹寿子のことなどを中心に話した。同時に紹介した上州の山や川、現代の群馬の姿にも人々は身を乗り出すようにして興味を示した。

 群馬の楫取は、長州萩にすればとスッポリ抜けている部分である、また、長州の楫取は群馬にとって知られない存在である、これを両方で補い合うことで楫取の正しい人物像が出来る、これこそ、楫取を復活させる道だ、私は会場の人々の表情を見ながらこう思った。

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「甦る楫取素彦」を連載しています。

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