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2013年9月22日 (日)

随筆「甦る楫取素彦」

 講演の中で面白いことがあった。松陰の妹寿子に関して前橋の清光寺を紹介した時である。清光寺の開基には、後に述べるが寿子が深くかかわっている。用意した清光寺の映像には奇兵隊が勢ぞろいした姿があった。市民号で前橋を訪れた萩の人々である。「前橋へ来てこの衣裳に変えたのでしょう」と言ったら、「いや違う、こちらからその格好で行った、写真のその正面は私です」と発言する人がいた。萩市の観光協会で活躍されておられた藤原弘毅さんであった。民間の交流が歴史の理解を進めることを確信した瞬間であった。これからは、楫取の結ぶ縁で皆さんと親類付き合いをしたいと述べて講演を閉じた。

 講演の後、地元のテレビ及び新聞の取材を受けた。また、予定していた松陰神社の宝物殿・至誠館を訪ねると待ち受けた近藤隆彦館長が松陰の資料を説明してくれた。特に心を打たれたのは松陰の遺書・留魂録である。その中で松陰が小田村伊之助(楫取素彦のこと)について書いていることを教えられた。(第7回)

 土日祝日は中村紀雄諸「甦る楫取素彦」を連載しています。

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