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2013年9月 2日 (月)

人生意気に感ず「関東大震災のパニック。シリア攻撃。学徒出陣の歌」

◇関東大震災から90年経過した。記録映像が伝える惨状は言語を絶する。死者は10万5千人を超えた。先日の総務企画常任委員会では県の「バックアップ機能」が議論された。

 予想される首都直下巨大地震に備え県は首都圏の人々をどのように支援(バックアップ)するかが重要な論点なのだ。

 大震災の教訓を生かさねばならない。史実は語る。人がいかにパニックに陥り、軽挙妄動に走るかということを。県内からも南の空が赤く見え、朝鮮人が火を放ち井戸に毒を入れているなどの噂が流れた。このような中で朝鮮人17名殺害という藤岡事件は起きた。

 群馬県史によれば、安全のために藤岡警察署に収容されていた14名の朝鮮人を、青年団が押しかけ引渡しを求め、逃げる朝鮮人を追って全員を殺害した。

◇この震災時、県庁内で救護団が結成され、これが中心となって各種救護団がつくられ東京で救護活動に当たった。他見と比べ群馬が団体数も人数も最多だった。東京からの避難民は4万2773名に及んだ(群馬県史)。

◇東日本大震災では、多くの群馬県人が救援活動に当たったが、仮に首都直下型が起きたら、本県は、その距離関係から一層大きな役割を果たさねばならない。それに備えて、各自治体が今から東京都各地と連携して対策を研究しておくことが求められる。県はその仲介役を果たさねばならぬ。先日も委員会で私はこのことを発言した。

◇シリアに対するアメリカの攻撃が迫っていると報じられる。アメリカは、果たして振り上げた拳をどうするのか。世界の世論に最大の影響を与えているのはイラクの時の失敗だ。

 ニューヨークの同時多発テロで全米がパニックになり、ブッシュはイラクと結びつけた。しかし、攻撃の大義を支える大量破壊兵器はなかった。超大国も虚報に踊らされることを我々は見た。アメリカでもイギリスでも、今回のことでデモが大きな役割を果たしている。マスコミが共同作戦をとっているからだ。しかし、化学兵器の使用は止めねばならぬ。このジレンマをどう解決するか。国連の真価が問われる。

◇新聞で「学徒出陣」の歌を見る。「決死隊を志願せる兵に慰安婦を抱かせ最後の労(ねぎら)いとする」「かかることありてはならぬうら若き母犯さるる子のいる前で」私は同種の話は聞いた。「記録にない」で割り切れないのが事実だった。(読者に感謝)

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