« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »

2013年7月31日 (水)

人生意気に感ず「はだしのゲン。原爆極秘施設。中国軍。楫取素彦」

◇甲子園が始まるが8月は特別の月だ。68年前の8月のこと。6日広島に、9日長崎にそれぞれ、人類初の原爆投下があった。過去の人類が想像したものを遥かに超えた現実の地獄、骨も鉄も溶かす灼熱の地獄だった。

 原爆の体験をもとに描かれた漫画、はだしのゲンが世界のブームになっている。原爆、放射能の恐怖が甦っていることを示す。日本の原発事故は原爆の恐怖再認識させる契機となった。原爆と原発は同根なのだ。8月15日が近づく。今年のこの日は、原爆と原発も考える日にしたい。6日、9日の「投下」に続いて、14日ポツダム宣言が受諾された。これにはわが鈴木貫太郎が深く関わる。

◇米国は極秘の核施設を日本など同盟国に見せ始めた。核攻撃の目標を決める司令部センター、大陸間弾道ミサイルの発射司令室、その発射ボタンまでも。関係者は、「映画のよう」あるいは、「日米同盟は万全」と語った。

 開示の理由は、「核なき世界」を掲げて核兵器削減を進めていることが、同盟国に不安を抱かせないためだと言われる。

 日本は北朝鮮の核の脅威に晒されている。中国は約250発の核弾頭を持つ。アメリカの核に頼れないのなら日本も持つべきだという議論も一部にある。これを抑えているのが憲法9条である。憲法9条の文言は現実と合わないがそれにも関わらず改正反対が強い理由はここにある。

◇中国軍の動きが日本近海で活発化している。沖縄本島と宮古島の間など海峡を通り抜けたり、領空・領海の侵犯が日常化しつつある。

 強い国にならないとますますなめられる。強い国とは、軍備だけを指すのではない。しっかりとした政治力と志気のある世論、これらを支える文化と経済である。今回の自民党の勝利は国民がこれらを望んだ結果であった。

◇楫取素彦顕彰会設立一周年記念イベントの準備が進んでいる。松蔭大学客員教授が「松陰と楫取」を講演し、五代目当主の楫取能彦氏、私、そして教授が楫取について鼎談をする。長谷川教授はエピソードを交えた分かり易い話をする。楫取素彦を広める良い機会にしたい。9月6日午後6時半、テルサ、入場無料。

◇「楫取素彦読本」の感想文コンクールが実現の方向で動きだした。読んで書くことは一番の勉強になる。近代史の勉強を進める上で一助となることを願っている。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月30日 (火)

人生意気に感ず「育英甲子園に。萩市の大雨。連続殺人。三太登場」

◇育英が県大会で優勝し夏の甲子園初出場が決まった。育英の理事なので特に関心があった。歓喜の瞬間、グラウンドと応援席は一つになって沸いた。高校野球は炎天下だからいい。若い情熱が灼熱の太陽に応えている。

 育英は創立50年を迎える。苦難の歴史がいい伝統を培った。スポーツの実績が光るが、これが学業へも影響し文武両道を進めている。スポーツで限界に挑戦する高校生の姿は若者の世界の健全さをうかがわせる。甲子園には様々なドラマが待っていることだろう。

◇山口県萩市へ電話した。萩市・楫取素彦顕彰会の中原正男さんの「ここは大丈夫です」という声を聞いてホッとした。萩市の大雨が報じられていた。

 気象庁は経験したことのない大雨と表現した。8月30日以降なら「特別警報」が出される状況である。危険性のランクと深刻度をつたえることが適切な避難行動の為に必要である。

 2011年の紀伊半島豪雨では危険性を的確に伝えられないことが被害を多くした。その教訓を生かすため、「数十年に1度レベル」の自然災害に際し「特別警報」を出すことになった。8月30日午前0時からの運用。「特別警報」と聞けば誰もが命の危険を感じる筈だ。

◇山口県のニュースが続く。連続殺人・放火事件の容疑者が逮捕され、5人の殺害と放火を認めている。山村の集落は人のつながりが密だ。それだけに仲間に入れない人は疎外感を抱き心の迷路に踏み込んでしまうのかも知れない。逆に人間関係が希薄は都会では孤独死が起きる。適切な社会的人間関係は難しいものだ。

 保見容疑者には死刑判決が下るのだろうか。容疑者が飼っていたオリーブという名のゴールデンレトリバーが、保見確保と同時刻に死んだことが話題を呼んでいる。唯一の友だったのだろう。

◇明日、我が家に家族が増える。柴の雄で生後3カ月位。秋田犬のナナにかわって登場する。名は三太に決めた。小学生の頃、ラジオで聞いた「おらあ三太だ、ある日のことだ」で始まる三太物語は懐かしい。どうし村のアイドルは美しく優しい音楽の花萩先生。へビが大嫌いでよく失神する。三太は先生が好きでいじめてしまう。いたずら小僧がどこでも飛びまわっていたのどかで活力のあった時代である。三太の顔はまだ見ない。トコが先輩ずらして嵐を吹くだろう。説得は難行が予想される。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月29日 (月)

人生意気に感ず「田所議員罷免。政治家の意地。佐田氏の恥。おらあ三太だ」

◇今日(29日)から臨時議会。主題は監査委員の選任である。現監査委員の田所三千男県議は心筋梗塞で倒れまだ回復に至らず、辞職の意思表示が出来ない。そこで法の規定に従って知事が罷免した後、議会で別の県議を選出する。自民党内では松本前議長を推す。

◇県議団総会では一部議員から山本一太氏への批判が出た。中曽根弘文氏への対抗心をむき出しにしたブログに対するもの。党全体で支えた選挙なのに一人で勝ったような態度だという思いが根底にある。

 山本大臣は、政治家の意地をかけた戦いで、それは3年前の中曽根氏より多くの票をとることだったと振り返った。大勝利の高揚感が言わせたものと思うが、「唯一最大の目標」、「政治家としての意地」として掲げるには小さ過ぎる。選挙中訴えていた国家の大義が大衆を動かしたのだ。27日の岡田行喜市議会議長祝賀会で山本、中曽根両氏は同じテーブルだったがほとんど視線を交わさなかった。

◇同県議団総会では、一期の県議から佐田代議士の問題をこのままにすべきでないという発言があった。この県議は週刊新潮の最新号(「81日参院選特大号」)で触れていた。この号は「山本一太の選対本部長は買春常習佐田玄一郎のはずだった」というタイトルで、代わって本部長を務めた私のコメントを載せている。あまりに卑小な事件。次の選挙で公認を得るのは難しい。

◇夏祭り、激しい雷雨と重なったが、「ふるさと未来塾」は充実して行われた。熱いファンに心打たれた。最初の画面は「暴走する中国」と題して新幹線・和偕号を登場させた。

「和偕」は調整を意味する。格差と対立を乗り超える象徴を意図したが、過日の事故は矛盾の実態を象徴させた。人権よりも国の威信を尊重する大国。新幹線事故より心配なのは原発だ。この点、中国は日本以上に地震大国なのだ。日本が長い年月をかけて克服した環境問題が集中している。水は飲めず、空気は吸えない。各地で「がん村」が出現。暴動の発生も加速。このようなことを熱く語った。

◇9月6日、テルサの「楫取」の集いに申し込み者が増えている。多くの人に参加して欲しい。楫取素彦のデジタル紙芝居が出来る。試作という意味も込めて8月中に完成させる。その昔、タイコをたたいて町内を回った紙芝居のおじさん思い出す。

◇31日大安に家族が増える。柴犬である。名は「三太物語」のサンタに落ち着きそう。(読者に感謝)

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月28日 (日)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第78回

天安門事件の後、中国は、鄧小平の号令の下経済解放政策を実行し、その経済の発展ぶりはめざましい。しかし、反面、勢いよく発展する所と発展から取り残された所、そして豊かな人と貧しい人との格差が広がっている。格差は年と共に大きくなっているようにみえる。中国は社会主義の社会であり、社会主義は格差のない平等な社会を目標とする。鄧小平は、先に豊かになる者があってもよい、と言っている。しかし、いつまでも格差が縮まらず、貧富の差が広がっていったら、どうなるのだろう。

天安門事件をみると、日本にはあふれる程の自由があると思う。政府を批判して罰せられるということはない。表現の自由・政治活動の自由が憲法によって強く保障されているからだ。しかし、私たちは、これらの自由や権利を大切にしているだろうか。政治を批判する人が増える一方で、政治に無関心な人々がますます増えている。

 ☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日に連載します。ご期待下さい

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月27日 (土)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第77回

天安門事件は、我々日本人にとって、いろいろな意味で重要である。天安門事件を遡れば、そこには五四運動によって目醒め、民族主義はとどまるところを知らず燃え上がっていったが、日本はそれを理解せず、中国の民衆を適に回して日中全面戦争に突入し、その後は、雪ダルマが斜面を転げ落ちるように太平洋戦争の敗戦に向って突っ込んでいった。敗戦の結果、私たち日本人は、世界の最も進歩的といわれる憲法を手に入れた。そして、この憲法の下で自由と豊かさを謳歌しながら、隣の国・中国の天安門事件を他人事のように茶の間のテレビで見ている。

天安門事件が私たちに教えることは、まず、人権の大切さである。自由や平等といった基本的人権が保障されていることが、個人の幸せ、社会の繁栄にとっていかに重要であるかということである。中国の人々には、表現の自由がない、政治を自由に批判することができない。政府を批判する人々の声は、銃口と流血によって押さえつけられた。天安門事件は、中国の人々が政府に対して不満をぶつけると最後はこうなるという例を示した。いわば、換気装置のない部屋に閉じ込められた十二億の人々。十二億の人々の不満が募り、汚れた空気が部屋に積もり積もって限界に達したら、どうなるのだろう。

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月26日 (金)

人生意気に感ず「東大教授たちの妙な事件。博多の朝。元市議慰労。週刊新潮」

◇東大教授に関する妙な事件が続く、論文の改ざん、痴漢容疑の一審有罪判決に対する二審逆転勝訴、研究費詐取による詐欺容疑逮捕。これらは、東大生の質の変化と共に、東大が軽くそして薄くなっていく姿なのか。

◇福岡・博多の朝を走った(25日)。朝6時、博多の街は既に活気があった。走りながら平成21年10月にこの街を走ったことを思い出した。あの時は暴力団対策が調査の主目的で、福岡県警の最大の目標は、工藤会撲滅であることを知った。私たちが福岡県議会を訪れた直前、福岡県議会は全国初の暴力団排除条例を成立させた。その後私は、群馬もこの条例を作るべきと主張した。

 走りながら萬行寺という浄土真宗の大きな寺に気付いた。宿舎に戻り「楫取素彦読本」を用意し、一筆添えて届けた。そこには、同宗の前橋の清光寺が吉田松陰の妹寿子と深く関わること、寿子は初代群馬県令楫取素彦の妻であることなどを書いた。走った時は閉じられていた大門は開かれていたが住職は居らず社務所の人に説明して渡した。私はこの本を広めるために常に用意している。今回の視察でも数カ所で渡すことが出来た。

◇この日の視察は北九州小倉にある「北九州国際会議場」であった。国際コンベンションの中核施設である。各種の会議やイベントの開催を助けることが街の活性化と産業の発展につながる。新たな都市像をリードする会議場の実態と課題を学んだ。単なるスペースの提供ではないのだ。交通の要衝群馬の将来設計に関して良い示唆を得た。

◇羽田に16時30分着。気になるのは27日のふるさと塾。中国の環境、人権、エネルギーなどを語る。バスの中、ヒコーキの中で、資料を読み話の組み立てを考えた。

 前橋駅に着くと午後7時であった。実はこの日、6時から某元市議の慰労会がセットされていた。

 2月の市議選には立候補せず退任したが、長年の私の同志であった。行動を共に出来ない政治課題もあったが確かな絆があった。一時間以上遅れたが私の席は元市議の隣りに用意されていた。「他に迎合せず信念を貫いたサムライ」と挨拶の中で述べた。

◇九州で移動中、週刊新潮に佐田氏のこと及び私のコメントが載ると連絡があった。選挙を振り返って、佐田氏は小沢一郎、マック赤坂などと共に話題にされている。週刊誌文化を考えさせられる。(読者に感謝)

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月25日 (木)

人生意気に感ず「鹿児島を走る。息を呑むメガソーラー。桜島と浅間」

◇朝の鹿児島市を走った(24日)。大久保利通の銅像が立ち、西郷隆盛生誕地を指す表示がある。また、坂本龍馬と彼が愛したおりょうの像には、襲撃の傷をいやす為にこの地を訪れたこと、二人は新婚旅行の最初の例であることなどの説明がある。幕末維新の熱い鼓動が伝わるようであった。前夜、桜島が激しく噴煙を上げたらしい。走りながら平野国臣の「わが胸の燃ゆる思いに比ぶれば煙は薄し桜島山」を思い出す。桜島は歴史の証人でもある。突き上げる黒煙は現代の私たちに何を訴えているのか。この日、鹿児島県庁でまた「桜島火山」と出会う。

◇この日の鹿児島市の視察はかなりハードなスケジュールであった。「合同会社・さつま自然エネルギー」では、太陽光など再生可能エネルギーによってまち興しを実現しようとする人々の熱い姿に接した。「志」という言葉を聞いた時、危機に臨む彼らに、西郷や大久保のイメージを重ねた。

◇「七ツ島メガソーラー」では、国内最大級の太陽光発電所事業を見た。東京ドーム27個分の地に29万枚のパネルが展開する光景は息を呑む程であった。パネルの間をバスで走り、仮設の展望台に登った。目の前に広がるパネルの輝きは彼方の桜島に達するように見え、正に海のようであった。中国の内陸で見た「ビニールの海」を思い浮かべた。あちらは野菜のビニールハウスだが、こちらはハイテクと環境である。「3・11」後の再生可能エネルギーの力強い取組みを見た。

◇最後は県庁で防災対策の調査。県議会の大ガラスいっぱいに桜島が迫る様は迫力に満ちていた。

 「3・11」後の防災対策の見直し状況を視たが、注目したのは火山対策である。群馬には5つの活火山があるが、鹿児島県の数は何と11である。この中には離島火山や海底火山もある。

 全国には110の活火山があるが、その中で具体的な火山防災対策があるのはこの県の霧島火山と桜島だけ。群馬も浅間について作成にかかると言う。ちょうど国際火山学会がこの地で開かれており、桜島の状況は大いに注目されたらしい。目の前の生きた資料だから当然だ。桜島には5千人余の人が住み、いざという時はフェリーを総動員する。不気味に鳴りを静める浅間が気になる。天明の大噴火から230年経つ。そろそろ要注意なのだ。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月24日 (水)

人生意気に感ず「新型ロケット・イプシロン。理科離れ。サンタ物語」

◇総務企画常任委員会の第一日目調査先は内之浦宇宙空間観測所。途中錦江湾に浮かぶ桜島を見た。噴煙を噴き上げる姿は何かを怒り近づく大災害を告げているように見えた。

 観測所では新型ロケット「イプシロン」の打ち上げが迫っていた。バスで頂上を目指すと、途中に我が国ロケット工学開発の父といわれる糸川博士の銅像があった。

 衛星ヶ丘(ほしがおか)展望台には巨大なアンテナが立ち眼下に発射台があった。発射台のある棟に入り説明を聞く。日本のロケット技術は世界最高水準であることを改めて確信する。平成22年の小惑星探査機「はやぶさ」の快挙を思い出した。「はやぶさ」にも「イプシロン」にも群馬の中小企業が関わっている。

 「イプシロン」が画期的な新型ロケットといわれる理由はこうだ。発射台に設定してから打ち上げまでわずか7日間。他のロケットでは40日もかかっていた。それは、ロケットの知能化により、ロケットが自分で点検、整備を行うからだ。これは史上初の試みである。将来は、海外からインターネットで操作し、「エンター」を押せた発射になると言う。

 物づくり日本及び、技術立国日本の最先端をゆく姿を見た。「イプシロン」の先には限りない宇宙が広がる。日本はもっと勇気と自信を持つべきだ。子どもたちの心に、理科の充実を通して宇宙の夢を育むべきだ。

◇先日22日、県と市町との行政懇談会があった。今回は、前橋市、玉村町、伊勢崎市が参加した。その中で、理科の専任教師特配に関する発言があった。小学校は一人の教師が全科目を教えることが原則。そこで理科が嫌いな先生が理科を教えるという現実が子どもたちの理科離れの一因となっている。この点を私は議会で指摘してきた。

 理科教師の「特配」(特別配置)は、理科離れ対策として始めた県の施策である。理科の先生は、子どもたちに夢を与えて欲しい。「はやぶさ」や「イプシロン」を語って欲しい。学力増進の第一の要素は動機づけである。

「放射能」を副読本で教える時代に入ったが、どうなっているか。原子も面白く教えることが何よりである。

◇出張の帰りを待つナナはいない。柴犬の赤ちゃんが31日に来る。アトム、ジョン、エス、サンタなど名前の候補が上がっている。三太物語の「あらぁ三太だ、ある日の事だ」が懐かしい。(読者に感謝)

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月23日 (火)

人生意気に感ず「校長の痴漢。デトロイトの破産とアベノミクス。県外視察」

◇痴漢、盗撮は日常のことで誰も驚かない時代であるが、小学校の校長が登場するとさすがに驚く。大阪府警は22日、同府市立小学校校長を痴漢容疑で現行犯逮捕した。走行中の電車内で20歳代の女性の尻を触り警察に引き渡された。「自分を抑えきれなかった」と認めているという。

 56歳の校長先生は子どもたちにどう説明するのだろうか。小学校の校長という存在は特別である。社会倫理の模範たるべきことが特に求められるからだ。まず、小学校そのものが社会倫理の基盤で、校長はその旗振りの使命を担う。昔から小学校校長は、そういう意味で権威ある存在だった。

 校長先生が破廉恥行為で逮捕されたことは、最近のこの種の行為の氾濫と合わせ考えると日本社会の沈下を象徴するものだと思う。

 犯罪年齢が低下している。小学生の万引きは、犯罪の温床である。微罪のうちに規模意識を育てないと大変なことになる。16歳の少女たちの殺人行為は犯罪の低年齢化と子どもたちに倫理感が育っていないことの象徴である。

◇自動車の街デトロイトが破産しゴーストタウン化している。連邦裁判所に破産の申立をしたという衝撃のニュースが報じられた。負債総額は1兆8千億円。夕張市破綻の場合は632億円だった。比べて、その凄まじさが想像できる。

 かつて、180万人あった人口は70万人に減り税収が落ち犯罪の街となった。現在人口の約8割はアフリカ系。財政難は治安の悪化を招き更なる人口減少となる。4年連続で全米で最も危険な都市に認定(フォーブス誌)。警察が緊急通報を受けてから到着する迄平均58分で全米平均の5倍以上。しかも解決されるのは、8.7%これが危険の実態である。

 税収による予算は自治体に流れる血液であり、この血液は、治安、福祉、教育などあらゆる施策の原動力である。デトロイトの復活は容易なことではない。

◇今回参院選勝利の第一の要因は強い経済の復活を訴える点にある。「福祉その他あらゆる施策のための経済」が分かり易くて評価された。日本全体をデトロイトにしてはならない。

◇今日から県外視察。宇宙航空開発機構、鹿児島七ツ島メガソーラー発電所その他、3日間。各々、報告する。朝走り、6時24分前橋駅発。(読者に感謝)

☆「炎の山河」はまもなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月22日 (月)

人生意気に感ず「一太当選。小沢大敗。安倍政権躍進」

◇午後8時、正確には3秒あたりか、山本一太当確の文字が画面に躍った。湧き上がる歓声。

 午後7時過ぎ山本事務所は既に支援者と報道陣であふれていた。今回の選挙を振り返ってこの事務所にこんなに人が集まったのは初めて。終始ガラガラだったのだ。

 佐田代議士の女性スキャンダルが週刊誌で報じられ、急遽私が一区の選対本部長になった。他党が弱すぎ、山本候補の実力が際立っていたので大勢には響かなかった。

 国難の中で大局に立って政策を論ずるのが参院の使命である。それにふさわしくない候補者も多い中、山本一太氏の存在は光っていた。7割りを越える得票、58万票はそれを物語る。私は一区代表として、真の日本を取り戻すための扉が開かれました、これは新しいスタートですと挨拶した。

◇群馬では、選挙区でも、比例でも、原発や憲法改正は大きな論点にならなかった。東京選挙区で新人山本太郎が反原発を訴え当選したことは注目される。今後、エネルギー問題と合わせて、原発は最大の課題となる。一点集中の彼の本気度が都民に伝わったのだが、今後、国会というジャングルで、どう力を発揮するか見守りたい。

◇岩手選挙区の動向と共に生活の党が気にかかっていた。小沢一郎の凋落を象徴するように岩手で破れ、改選前の全議席を失った。さすがの小沢氏も政治勢力の復活は難かしいだろう 

◇「ねじれ」が解消された意義はきわめて大きい。嵐の海を航海するのに、針路で意見が違う船長が2人いるようなものだった。安定した政治力こそ、今、最も求められるものだ。安倍首相は、決めたことはみんなで力を合せるのが自民党の文化だと語っていた。

◇覇権を狙う中国の台頭に対し、アジアと太平洋における日本の役割が増している。このような中で、アメリカも同盟国日本を一層重視している。訪米時、日本のことをくどくど言う習主席に対しオバマは「日本のことを言うのはその位にしよう、日本は大切な同盟国だ」と発言したという。

 安倍さんには、アメリカとの間で真のパートナーシップを築いて欲しい。安倍さんと同じ長州の吉田松陰が黒船で海を渡ろうとする姿に、日本人の冒険心、好奇心に驚き、この民族の将来は洋々としていると、ペリーは遠征記に書かせた。そのサムライ日本を取り戻す時だ。(読者に感謝)

☆「炎の山河」まもなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。御期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月21日 (日)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第76回

 この五四運動の青年たちの波の中に、若き鄧小平の姿もあった。この五四運動から始まる流れの中から中国共産党が生まれ、やがて、中国共産党は社会主義の国家を建設した。人々は、これで抑圧のない自由の社会が来たと信じた。しかし、時がたって、気づくと、人々は新たな抑圧の下にあった。かつての日本帝国主義や中国国内の封建的な力にかわって、そこには、共産党の一党独裁の壁があり、党幹部、特権階級の独裁があった。天安門広場に立ち上がった若者の心には、五四運動のときの若者と、抑圧をはねのけて民主化を求めるという点で共通のものがあったと思われる。北京の長安街を進む装甲車の映像を見て、私は、その昔、日本軍が中国に兵を進めた時もこうだったのかと思った。

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月20日 (土)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第75回

 中国には12億の人々がいる。12億の人々からみれば極く一握りの共産党員が国を支配している。中国のこの政治システムは「民主集中制」といって、民主主義の一つの形体であるが、それは、民主という言葉に値するようにうまく機能してきたのかというと、実際はそうではなかった。共産党の幹部は、いつしか特権階級となり、その腐敗ぶりは目に余るようになった。党幹部の地位を利用した金もうけ、汚職、コネによる人事が日常化した。

 資本による搾取を否定し、無産階級、労働者の独裁ということを目指すはずが、これでは、特権階級の独裁ということになる。だから、学生たちにすれば、大学を出ても政治に参加する道は閉ざされており、政治的自由がないということになり、また、市民一般にとっては、社会的公平が著しく欠けることが不満の種であった。

 振り返れば、民主化を求める中国民衆の声は連綿と続いてきた。その出発点は、1919年(大正8年)の五四運動であり、その五四運動の契機は日本の侵略であった。かつて、日本の侵略に講義して立ち上がった学生たちの運動は、広く一般の市民や労働者を巻き込んだ反帝国主義、封建の運動に発展した。当時、外国から入ってくる革新思想、特に直前(1917年)のロシア革命の成功による社会主義の思想に啓発されて、この五四運動は、抑圧からの開放、すなわち、民主化を求めた運動へと発展した。その意味で、五四運動は中国民主化の原点としての意味を持つ。

☆「炎の山河」はまもなく終わり、その後は「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月19日 (金)

人生意気に感ず「防衛相と街頭に立つ。菓子屋の会。16歳の犯罪」

◇21日間の選挙期間は長いが、投票日が目前に迫った。昨日(18日)は、早朝7時半から緊急選対会議が開かれた。前の席から眺めると参加者の中に清水太田市長や星野沼田市長の顔も見えた。2人ともかつて同僚県議だった。情勢が報告され、最後の3日間の戦い方等が決議された。21日の投開票では、午後8時にしめきって、30秒後に山本一太の当確が出るとの情報もある。

◇この日、小野寺五典防衛大臣が応援に入った。私は、関越道前橋IC近くで、午後4時20分合流し、何ヶ所かで街頭演説を行った。

 防衛相は、宮城県出身の衆院議員で当選4回。「3・11」では事務所も津波で失ったことや、安倍総理の下で山本候補とは同僚の閣僚として頑張っていること、領土、領空、領海で国民を守るのが私の義務である等語っていた。

 被災地であの大津波を経験したこの大臣の胸には、国民の生命安全を守ることにひとしおの思いがあるのではないかと思った。

◇この日午後6時半、街頭演説から抜けて菓子組合の会に出た。私は組合の顧問である。先月、この組合は恒例の菓子祭りを行ったが、黒柳徹子の講演は全チケットを売り切って大ホールあふれる程の盛会だった。その慰労会である。

 お菓子屋は前橋の文化の一翼を担う存在といっていい。長い歴史をもつ。私の前の席に座った三俣せんべいの主人は、創業は安政3年ですと語っていた。やきまんじゅうの原嶋屋も確か安政2・3年らしい。安政年間といえば正にたぎるような時代だった。

 安政の6年間に、日米和親条約締結、巨大地震襲来、安政の大獄、吉田松陰処刑等々があり、安政3年、楫取素彦は28歳であった。

 こんな時代から続く企業は少ない。特にお菓子屋がこんなに続くのは珍しい。地域社会の安全と伝統文化尊重のため、行政は存続をサポートすべきである。

◇16歳の少女が16歳の少女を殺し山中に遺棄したと報じられた広島県の事件。16歳の少女が1人で出来るのだろうかと思っていたら、やはり集団犯罪だった。

 新たに6人が逮捕されたが、そのうち5人は16歳。犯罪の低年齢化を現すものか。

 先に自主した16の少女は、仲間を集め接客業をしていた時期があり、1ヵ月で百万円稼いだと説明している。金の稼ぎ方も、殺し方も大人の世界に習っているようだ。基本的な倫理感がないと犯罪の低年齢化は止まらない。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月18日 (木)

人生意気に感ず「選挙の終盤。首相訴えられる。吉田氏の最期。ふるさと塾」

◇今朝は7時半から最後の選対会議。異常な国政選挙も終局を迎える。今度の日曜日、午後8時0何分、山本一太当確が出る。全国で最も早い当確を全マスコミが待ちかまえて報じるに違いない。

 候補者本人がほとんど不在の選挙。選挙事務所がガラガラ、それでもダントツリードを肌で感じる。当選を競う対立候補がいないのだ。

 参院不要論がある。解散がなく任期は6年。これはじっくりと国家の大計を論ずる役割を意味する。不要論は、衆院のコピーとなって本来の役割を果たせないことへの痛烈な批判である。政策を深く論じられない数合わせの候補者の存在はこの批判を裏付けてしまう。13日、一太候補は明快に激しく熱く政策と信念を訴えていた。

◇若い女性に自民党が勝つと戦争に行くのですかと訊かれた。ツイッターで、「戦争にゆくか選挙にゆくか」というフレーズが流れているという。そんなことは全くないと、憲法改正の論点を説明したが、効果的な悪宣伝を考えたものだ。

◇首相のメルマガを菅元首相が訴えた。首相は「菅氏の唯一の英断と言われた海水注入の指示は全くのでっち上げ」と書き込んだもの。

 原発事故の現場で陣頭指揮をとった吉田昌郎氏が食道がんで亡くなった。58歳。東電本部の反対にも関わらず海水注入を断行した。

 事故調査委員会で吉田氏は、「海水注入止めろ、官邸がもうグジグジ言ってんだよ」と本部の指示があったことを証言している。この人に仕えた東電の関係者は吉田氏が「あそこで止めたら終わりだ、本店だ首相だと言ってる場合かよ」と漏らしていたと話す。

 また、国会事故調の事情聴取で、吉田元所長は、自己直後、東電や官邸の連携が崩壊していたことも明らかにした。現場の真実を知る唯一の人が亡くなったことはいかにも残念だ。元首相が提訴しても、天国の吉田氏の証言は得られない。

◇27日の「ふるさと塾」は「異形の大国中国」をやる。中国の暴走ぶりは異常である。「公害大国」と言われる現実は、各地の「がん村」に現れている。少数民族の問題、人権の抑圧、各地の暴動、大計画中の原発など、これらは決して私たちと無関係ではない。どのように中国と付き合うかは避けられない重大事だがまず現実を知らねばならない。午後7時、市の総合福祉会館。誰でも参加できます。(読者に感謝)

☆「炎の山河」はまもなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月17日 (水)

人生意気に感ず「最大の薬害か。繰り返すいじめと自殺。人生の転機」

◇先日に続き子宮けいがんワクチンを取り上げる。大規模な薬害になりつつある。戦後最大の薬害事件になると懸念する声も。群馬でも副作用とみられる症状が出ている。国は勧告を出した。その主な内容は、「比較的経度の副反応は一定頻度で起こる、重篤な副反応も起こるが発生頻度は調査中」、「国民に定期接種を積極的に奨励すべきでない」等である。

 子宮けいがんは乳がんに次いで若い女性に多く年間2700人が亡くなっている。承認されたワクチンはサーバリックス。今年3月までに、推定328万人が接種し、厚労省に届けられた副作用は約2千人で、うち、357人が重篤だといわれる。

 症状は様々で、しびれ、立てない、歩けない、耳鳴り、頭痛等、これらも軽度から重篤まで。ワクチンの副作用と気づかない人もいるだろう。全国被害者連絡会の動きも始まっている。県議会でも取り上げることになるだろう。この種の問題について行政は消極的になりがちだ。一つの理由は因果関係がはっきりしないからだろう。しかし、そうしているうちにも被害は広がる。議会が役割を果すべき分野なのだ。過去には薬害エイズなど様々な問題が起きた。

 昨夜(16日)、羽入田たかし候補の選対会議に出た。せっかくの医師との連携を選挙活動に限定しないで薬害の問題等に生かすべきだと思った。

◇いじめと自殺。大津の中2自殺、遡って、群馬の小6少女の自殺等、そのために全国が大騒ぎして、防止対策が論じられる中、またかと思う。名古屋の中2の自殺で学校は全校アンケートを実施した。そこに現れた結果はまだ変わっていないと思わせる学校の状況である。

 市教委は「いじめの可能性は極めて高い」、校長は「死ね」などの言葉が自殺の原因となった可能性は高いと発言している。市は月内に第3者委員会を立ち上げるという。いつものパターンだ。死んだ少年は、ノートに「悪いのは自分と一部の人」、「さようなら、もし死後の世界があるなら見ています」と書いた。死後の世界より確実性のある地上の世界に目を向けさせることが出来なかった教育の敗北を感じる。

◇私は今期を区切りに別の世界に踏み出す。何度目かの人生の転機。毎朝走って体と心を鍛える目的はそこにもある。5月議会で「今期は私にとって特別の意味がある」と発言したら議場の一部にどよめきが起きた。見事な転出を決意。(読者に感謝)

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月16日 (火)

人生意気に感ず「児童の保護と被告の権利。16歳少女の犯罪。16歳マララの勇気」

◇被害者は、公衆トイレで、わいせつ行為をされ、写真を撮られた児童。東京地検は児童の名を伏せ、東京地裁は、その明記を求める。両親は名を出すなら告訴を取り下げると言っている。氏名を知られることで児童が更に傷つく恐れがあるからだ。一方、被告の防御の権利も重要。冤罪の恐れは常にある。被害者の氏名が分からなければ被告は自分の立場を守れない。

 今回の強制わいせつ事件、このままでは裁判は打ち切られる。被害者の特定が必要なのだ。これ迄の例では、メールアドレス、ニックネームを使った起訴状もあった。この種の事件が多い。ぎりぎりの線をどこに。裁判所の見識が注目される。

◇名古屋の中2転落死。いじめによる自殺かが問われる中、担任の女性教諭が記者会見で弁明した。複数の生徒が「担任は、やれるならやってみろ、と自殺をあおる発言をした」と証言した。教諭は一切言っていないと否定した。「受け取り方は様々で、そういう風にとった生徒がいることを残念に思うが、決して言ってない」と表明。女性担任の記者会見は異例だ。全国の教員は自分が同じ場に立たされたらと見詰めているだろう。

 男子生徒は自殺の2つの理由を遺書に書いた。1つは自分に嫌気がさしたこと、2つ目はいろんな人から死ねと言われたことだと。そして、最後に、悪いのは自分と一部の人、さようなら、もし死後の世界があるなら見ています。と結んでいる。生と死に淡白な子どもたち。学校はこの現実を受け止めて子どもを守らねばならない。

◇生きる力が弱いことは、死を軽く見ることに通じる。他人の命も軽いから簡単に殺す。今の社会の風潮ではないか。自殺が余りに多く、殺人が日常的だ。広島の山中で、16歳の少女が16歳の少女を殺した。神奈川の座間市では、17歳の少女が産んだ赤ちゃんを野球場に埋めた。少年少女の世界に何が起きているのか。

◇16歳のパキスタンの少女マララさんが「全ての子どもに教育を受ける権利を」と国連で演説した。女子の教育をブログで主張し、タリバーンに頭を撃たれ奇跡的に回復した。女性の社会進出を肯定。女子の教育は社会進出の不可欠の一歩。パキスタンでは小学学齢期の女子の3分1にあたる300万人以上が就学していない。マララさんの可憐な表情に大義への信念と決意が。ノーベル平和賞の有力候補に異存はない。現代のジャンヌダルクか。(読者に感謝)

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を、土・日・祝日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月15日 (月)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第74回

そして、数両の装甲車が天安門を全力で駆け抜ける。学生たちのテントの群が踏み潰される。学生たちが建てた高い民主の女神像がごう音と共に倒される。突然、広場の照明灯が一斉に消えた。パンパン。暗闇の中で銃声が起こり、光が走る。逃げ惑う群集、絶叫。闇の中、天安門広場の惨劇が始まった。新聞は、信頼できる情報だとして、死者2千人、負傷者5千人と報じた。また、別の新聞は、死者5千人以上と報じている。

 天安門事件は何故起きたのか、学生たちの民主化要求運動とは何を目指していたものか。新聞もテレビも、学生や市民の動きを“民主化”を求める運動だと報じた。危険を冒してまで民主化を求めるのは、人々が民主的な権利を侵害されているからである。では、人々の民主的な権利を侵害しているものは何かというと、それは、共産党の一党独裁であった。

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月14日 (日)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第73回

 そして、五月二十日未明、ついに、建国以来初めて北京に戒厳令が公布される。これに対して、学生、労働者は激しく反発、ハンストに加わる学生は二十万人に達した。この頃から天安門近くには、兵士を乗せたトラックが近づき、広場の上空には軍用ヘリが舞って、緊迫した空気が支配するようになっていった。学生たちは興奮していた。しかし、彼らは、軍が発砲するとは思ってもいなかった。学生、労働者、農民、一般市民は興奮し、デモはついに二百万人の規模に達した。

そして、6月4日未明、ついに最悪の事態を迎える。戒厳部隊は、4日午前零時過ぎ、天安門広場に向けて移動を開始。数千人の兵士を乗せた何十台ものトラックがバリケードを突破。

Images

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月13日 (土)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第72回

 五月十七日付の朝日新聞夕刊は、次のように報じている。十七日正午すぎ、天安門広場では、学生、市民は空前の五十万人の規模にふくれ上がる。ハンストの学生は日を追って増え、学生は口々に、「人民を恐れる指導者は、人民の代表者とは言えない」「鄧小平は引退しろ」「鄧小平は田舎へ帰れ」などと叫んでいる。そして、ハンストで倒れた学生を運ぶ救急者がサイレンを鳴らしながら群集をかき分けるように走り回っている。また、ハンスト学生の一部は、十六日午前から水を飲まない戦術に入った。この「水断ち」学生を支援するデモが、午後二時から二百万規模で呼びかけられている、と。

 そして、事実、五月十七日の夕、天安門広場の人の波は、労働者や農民などを巻き込んで百万人規模にふくれあがった。

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月12日 (金)

人生意気に感ず「又中2自殺。館林の酷暑。婚外子の相続権。鳥インフルの恐怖」

◇また、いじめ、体罰がらみの事件が起きた。いじめが問題になりそうなのは、10日、名古屋の市立中2男子の飛び降りによる死。死ねと言われたと書かれたノートが見つかったことで、愛知県警は自殺と見ている。学校側は詳しく調べると言っている。

 平成23年に大津市立中2男子の自殺は教育界に大きな衝撃を与えた。あの時は、いじめのシグナルが再三出ていたにもかかわらず学校は見逃し、事件後の対応も悪かった。今回は、「相談」はなかったと言われる。学校の対応と推移を見守りたい。

◇もう一つは、愛知県の高1男子、剣道の部活で、ミーティングの遅刻等で先輩から暴力を受け聴力を失ったとして、同校を運営する帝京科学大学を相手どり、3400万円の慰謝料を求めて訴えを起こした。部活の先輩による体罰で、学校は監督義務違反が問われている。部活の体罰も最近大問題になったばかり。これまでは教師など指導者の体罰が問題

になっていた。先輩の体罰の実態はどうなっているのか。今後同様の問題が起きる可能性がある。

◇館林で、ついに39.5度。群馬の館林、最高温度、すっかり有名になった。お婆さんが「限界だ」と口にしていた。6日の梅雨明けから10日までの5日間で、都内では9人が熱中症で死んだ。昨夏の都内の熱中症の死者は31人だった。高齢者、エアコンなし、あっても使わずが多いという。浜松市では運動中の中学生16人が熱中症の疑いで搬送された。甲子園の若者は大丈夫か。年々酷くなる灼熱の夏。この先どうなるのか。電力事情の行方も心配だ。

◇最高最大法廷は新たな憲法判断を示す時などに開かれる。結婚していない男女の子、つまり婚外子の相続問題が大法廷で審理されることになり、民法900条の違憲判断近しと注目が集まっている。婚外子の相続分を婚内子の2分の1としている。これが憲法の平等原則に反するかが争そわれている。結論は9日にも。論点は正当な婚姻制度の保護か、生れる子の人権か。時代の流れは後者に移っている。国連からは、日本に差別解消を求める勧告が出されている。憲法判断が出れば、過去の遺産分割のやり直しの問題も。

◇終息と伝えられた中国の鳥インフルにつき、すべての日本人に免疫がないことが東大などの研究でわかった。恐いのは秋以降である。日本に上陸したら被害が大である可能性が高いという。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月11日 (木)

人生意気に感ず「子宮けいがんワクチンの深刻さ。ダムの渇水。福田元首相の発言」

◇子宮けいがんワクチンの副作用が深刻である。群馬で2010年11月以降少なくも8人に副作用とみられる症状があり、うち2人が重症。子宮けいがんは乳癌に次いで若い女性に多いがん。年間2700人が亡くなっている。

 2009年6月の国会である女性議員が、「若い女性に爆発的に増えている、早く薬の認可を」と訴えた。その後、進展が見られ今年4月、小学6年から高校1年の女子児童・生徒への予防接種が公費で受けられる定期接種となった。ワクチンで予防出来る唯一のがんを公費で。この点は誠に良いことだが、副作用問題が出てきた。

◇国(厚生労働省)は先月(6月14日)、ワクチン接種に伴う副作用(副反応と表現)等に関し全国の知事に勧告をした。そこでは、「国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に奨励すべきでない」としている。また、同勧告はワクチンの説明資料を添付した。それによれば、比較的軽度の副反応は一定の頻度で起る、それに重篤な副反応も起こるがその発生頻度は調査中としている。県(保健予防課)はこの勧告を受け市町村や医療機関に伝えた。この問題は今後重大化する懸念もある。若い女性と関係者は特に情報に注意すべきである。

◇雨が降らない。利根川上流8ダム貯水量が記録的に低下している。8ダム体制が整った1992年以降から最低となった。平年より15日も早い梅雨明けという異常事態で更なる貯水量低下が懸念される。

 利根川下流都県全体の問題である。今後の状況では、関係都県の渇水対策連絡協議会で取水制限の実施が検討されるだろう。39度という灼熱の太陽の下で水は命であることを痛感する。

◇8日、北海道で日中韓の元首相の会議が開かれた。福田元首相の次の発言に注目した。「三カ国で時として狭量なナショナリズムが噴出し関係をギクシャクさせる」、「地方レベルで三カ国の結びつきを強めることが安定した前向きの関係を築く上で重要だ」尖閣や歴史認識の問題で国家間は誠にギクシャクだ。「地方レベル」の中に、群馬県日中友好協会の役割があると感じる。同協会は福田氏が最高顧問で私が会長である。

◇参院選が中盤に。参院の役割が問われる。パンダを狙って実のない芸能人等を立てることは有権者を馬鹿にすることで政治不信を加速させ参院の自殺行為となる。山本一太は政策で勝負できる数少ない参院候補だ。事務所はガラガラだ。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月10日 (水)

人生意気に感ず「フクシマ原発吉田所長の死。90倍のセシウム。運転中の意識不明」

◇このところ福島原発事故に関するニュースが注目を集めている。新基準施行と再稼動、地下水から非常に高濃度の放射性物質検出など。そういう中で、驚かされたのは、事故時、現場で陣頭指揮に当たった吉田昌郎氏が9日午前食道がんで亡くなったこと。58歳。

 あの未曾有の原発事故時、放射性物質の真っただ中にいたのだから、被曝が原因かと思うのは自然である。わたしもそうだが、専門家は関連の可能性は低いと言う。

 第一原発の所長で、混乱の中、命がけで陣頭に立っていた姿が思い出される。首相官邸、東電本社、そして、現場の対応がメチャクチャな印象を国民に与え、私たちは、ハラハラ、イライラしていた。当時の菅首相が現場にまで関わり結果として混乱を大きくし有効な対応がとれなかったことが事故調査委員会でも問題になった。

◇第6回国会の事故調(平成24314日)では、官邸の介入に東電は納得していなかったこと、菅総理が吉田所長の携帯番号まで聞き出していたことなどが、明らかにされた。

 首相官邸の意向を気にした東電幹部から吉田所長は原子炉冷部のために行っていた海水注入の中止を命ぜられたが、吉田氏は独断で続行させた。この時、総理が所長にどのような指示をしたかは分からないという。

 吉田所長のこの行動は一部で高く評価された。吉田氏は、振り返って「もう死ぬだろうと思ったことが数度ある」と語っていた。官邸の介入の是非、電力事業者内の本部と現場の在り方、これらは一たび事故が起きた場合の有効な対策をめぐる最大の課題である。

 現場の全てを知る男だった。彼の体験を生かさなければ浮かばれないだろう。

◇第一原発そばの井戸地下水の放射性セシウム濃度が異常に高くなっている。過去最高の1リットル当り2万7千ベクレル。5日採取の水と比べ90倍という。東電は海に漏れているかどうか分らないとしているが、魚介類への影響、その風評被害が気になる。あの事故はまだ収束していないのか。

◇運転中の病死による事故が多発している。東北自動車道で4日2件発生、又、東名阪自動車道でも大型観光バスの運転手が運転中意識を失った。東北の例は虚血性心疾患と判明。これは、今日本で一番問題になっている心臓病の中で、狭心症と心筋梗塞の総称。血流の不足によって起きる心臓の筋肉の障害。田所県議も心筋梗塞で意識を失った。まだ意識不明が続いている。(読者に感謝)

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 9日 (火)

人生意気に感ず「右手がダメなら左が。酷暑と電力。東電。非行少年の心の光。たわむれるクジラ」

◇人生のドラマを凝縮させた葬儀だった(8日)。書家金沢子卿さんが逝った。4人の弔辞はみなよかった。激しく高い人生を描こうとする真心が現われていた。晩年に脳梗塞で倒れ、書家にとっての命である右手が動かなくなった。「右手がなければ左手がある」と不屈の努力で新境地を開いた。左手で書いた大書展を見たが素晴らしかった。元総理の弔辞は「死に顔は哲学者の風貌」と表現した。私の所には、かつて書いて頂いた「ふるさと未来塾」の看板がある。

◇異常気象か。梅雨らしくない梅雨があけて猛暑。酷暑というべきか。熱中症が相次いだ。長野では体育祭の高校生21人が搬送された。全国927の観測地点中616地点で35度超の猛暑日。甲府市38.2度、館林市37.8度。館林がすっかり有名になった。

◇ホッとするニュース。立直り中の少年が警察に協力して、ひどい万引き検挙を助けた。福岡県警の発表。少年窃盗グループはスーパーのガラスを割って侵入し大量の万引き。署員が非行歴ある少年を一緒にフットサルをやることで立ち直りを支援していた。この少年が「中学の後輩では」と呼び出したら認めたので署に連絡して逮捕につながった。立ち直り中の少年は「これまで誉められたことがなかった」と言って喜んでいるという。非行少年の心には皆このような光が隠されているに違いない。

◇猛暑といえば電力消費の増加。この社会、電気がなければ成り立たないことを痛感する。原発再稼動に向け各社は懸命だ。昨日も書いたが「新基準」が8日施行。申請手続きを一刻も早くと命がけなのに東電はまた基本ミス。地元(刈羽)への配慮を欠き不信をかった。

 重大事故を起こした当事者なのだから謙虚であるべきだった。巨大組織の単純ミスは、あの「電源喪失」と通じるものがあると感じる。同じ階層に非常用電源もあったため津波にのまれ役に立たなくなった。

 新基準は電源喪失に備え、外部電源を多重化し、非常用発電機やバッテリー、電源車も複数用意することを義務づける。「金城鉄壁も蟻の一穴」、小さな人的ミスが大失点を生む。

◇クジラがサーファーに近づきたわむれた事件が報じられた。オーストラリア。サーファーは尾ヒレでたたかれ失神したが。クジラも楽しんでいる様子だったと。監視員は、こんな興味深いことは初めてと話す。捕ゲイ国日本への風当たりと関係するか。日本人もクジラが好きなのだ。

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日に連載します。御期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 8日 (月)

人生意気に感ず「猪木の闘魂。アシアナ機事故。原発再稼動は」

◇参院選の序盤戦が進む。多くの大波、荒れる海の戦いに関わってきたが、今回は特殊の部類に入る。自民党の堅調と他党の低迷は変わりそうにないからだ。低迷の日本維新からアントニオ猪木が出る。往年の闘魂も年齢(70歳)と糖尿で衰えた感がある。参院というリングで期待する闘魂はプロレスとは違う。考えを改めて異質のマットで勝負する闘魂はあるか。

 先日(75日)、海外移住家族会で移民の歴史を講演した折、南米を訪れた力道山の写真を紹介した。この時、見い出して日本に連れてきた若者が後にアントニオ猪木になった。会場に、「ホー」という声がもれた。

◇先日、上野村中学で楫取素彦の講演をした時、静かな山村を震撼させたあの日航機事故の惨劇を思い出した。万全を期す筈の航空機事故が忘れた頃必ず起きる。アシアナ機が着陸に失敗し多くの死傷者が出た。死者2人、188人がけが、うち49人は重傷。サンフランシスコ国際空港の出来事である。対応によっては更なる大惨事になるところだった。このアシアナ航空、20年前に墜落事故を起こし、日本人2人を含む66人が死亡した。空の旅は恐い、不思議に連続することが多い。空の旅が日常化した今日、ひと事ではない。徹底的に原因を究明して欲しい。

◇原発事故は悪夢だった。これから原発事故といえば、スリーマイル島、チェルノブイリ、福島第一が挙げられるだろう。技術と安全で生きる日本にとって教訓としていかに生かすか最大の課題だ。

 今日8日、原子力規制委の新基準が施行される。大規模事故などによる過酷事故対策を義務化。基準を満たさなければ再稼働出来ない。その審査が始まる。

 電力各社はこの審査に社運をかけている。それは、原発代替の火力発電の燃料費が膨大だからだ。再稼働なしだと赤字に転落する。しかし、基本の問題は経営より国民の安全だ。提出する書類は一万頁に及び審査に一社半年かかる。各社は審査の第一陣入ることを最重視。東電は急ぐ余り地元への配慮を欠きつまずいた。

◇あんなに大騒ぎした世論も静かになった。原発論議はこれからが正念場。カッと燃えた感情の炎は続かない。フクシマの放射能の害は群馬でも過去のものとなっていない。山林の除染、放射性ヨウ素による甲状腺癌の恐れなど。(読者に感謝)

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を、土・日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 7日 (日)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第71回

ペレストロイカ(改革)の推進者、ゴルバチョフがやってくる。民主化という改革を求める学生たちにとって、ゴルバチョフは民主化の援軍であり、また、その来訪は、運動を一気に盛り上げ、政府を動かすチャンスと思えたことであろう。さらに、ゴルバチョフの来訪は、長いこと対立してきた中ソという社会主義の両雄が和解することを意味したから、この世紀の出来事を取材するために、世界中のジャーナリストが北京に集まることが予想された。果たせるかな、世界中の記者が集まり、彼らはみな、学生たちの民主化要求運動に注目した。このような状況の中十五日の天安門広場は、ハンストの学生数千人、支援の学生と市民を含め二十万人の人波であふれ、それは更に増えていった。

※土日祝日は中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 6日 (土)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第70回

そして、5月4日を迎える。5月4日は、五四運動70周年記念である。五四運動は、前にも触れたように、中国の民主化の原点であるから民主化運動が盛り上がる中で迎える五四・70周年記念日は、特別の意味お持つといえた。

 この日、各地で学生の街頭デモが行われ、北京では、10万人の学生が天安門広場に集まった。そして、5月13日、天安門広場では、学生2千人の「絶食団」が民主化を求めて無期限ハンストに突入。学生のこのハンストに対して多くの市民が声援を送り、ハンストに参加する学生はどんどん増えていった。

 民主化運動を世界にアピールしようとする学生にとって、5月13日に始まるハンストには特別な狙いがあったと思われる。なぜなら、彼らにとって絶好のチャンスが近づいていたからである。それは、5月15日のゴルバチョフの中国訪問である。

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日に連載します。ご期待下さい

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 5日 (金)

人生意気に感ず「参院選の第一日。エジプトのクーデターの意味。少年の自転車事故」

◇4日、参院選が公示された。私の一日は、山本一太候補の祈願祭と出陣式で始まった。元総社町の総社神社に8時ぎりぎりに飛び込む。靴を脱ぐ間もなく宮司の打つ太鼓がドーンと鳴り出した。私の席は町田錦一郎氏と大澤知事の間。本来なら佐田代議士の位置である。玉ぐしを上げ、ダルマの目入れをし、9時半に始まる出陣式に向う。

 山本候補は忙しい。太田の第一声に間に合わせねばならず、出陣のセレモニーを踏む時間はない。出発式ということで臨戦の決意を述べ慌しく車上の人となった。注目すべきは、原発や憲法の話はなくアベノミクスのみ。ねじれを解消した力で経済回復を本格化させることが福祉など全ての政策を実現させる基礎になるというものだ。山本氏は初日を含め群馬にいるのは3日のみ。本人不在の選挙を戦うことになった。

◇午後、御当地候補、比例代表の羽生田たかし氏の大会は医療関係総動員といえる盛会ぶり。こちらは人にやさしい医療、そのための皆保険制の確保を強調し、政策を訴える参院選らしい雰囲気があった。

 医療を代表する県医師会長の姿がないと思ったら、闘病生活をしていると発言があった。髭の風貌を想像し意外に思った。

◇エジプト軍が民衆のデモに応えるようにグーデターを起こし民主主義の基盤たる憲法を停止した。日本国憲法を考える時、憲法がかくも簡単に崩されることは信じ難い。2011年2月、多くの血を流して達成したエジプト革命、その狂喜する光景と、今回のクーデターを喜ぶ民衆を比較するとき、衆愚政治の現実を見た思いがする。

 「アラブの春」の動きは北アフリカのチュニジアから始まり、エジプト、リビアに波及し、3つの独裁国が民衆のエネルギーで倒された。

 今回、軍が簡単に動いたことが問題だ。シビリアンコントロール(文民統制)が制度として堅持されていないと民主主義が簡単に吹き飛ぶ典型例が示された。

 「デモ隊の数が多くても民衆の意志とは言わない。選挙で選ばれたムシルム大統領には憲法上の正当性がある」軍を批判するこの声に民主主義の基本がある。

◇当時小5の少年の自転車事故で意識不明に。その訴訟で少年の母の監督義務違反を認め裁判所は3,520万円の支払いを命じた。子供の自転車事故は怖い。(読者に感謝)

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を、土・日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 4日 (木)

人生意気に感ず「参院選公示。女子高生の爆破予告。巨大スクリーンにポルノ。異形の国の横暴」

◇今日参院選公示。21日投開票。午前8時、元総社の総社神社で祈願祭。9時半、選挙事務所で出陣式。総社神社は通称明神様で私の選挙も毎回ここで必勝祈願を行ってきた。

 今回は、第2次安倍政権発足後初の全国規模の国政選挙。参院の定数242の半数121が改選される。約7ヶ月の政権運営の実績が問われる。「ねじれ」の解消、ネット解禁が注目点。政策では、アベノミクス、原発再稼動、憲法改正等が闘わされる。

 群馬選挙区は、改選数1に対し山本一太氏以下4人が立候補。比例代表は本県に支持基盤をもつ「ご当地候補者」は眼科医の羽生田俊氏を含め5人。比例は個人名の数によって順位が決まる。投票場では2枚用紙が渡され、始めに選挙区の人、次に比例を書く。羽生田さんは2枚目の男ですとアピールしていた。

◇参院は任期6年で3年ごとに半数が改選、参院選のスタート時、特別に上位半数を6年下位半数を3年として任期を分けた。

 多くの人に問われた。佐田代議士は今回選挙の応援で演説などするのかと。それはないのである。1区選対本部長としては私が役割を担うことになった。佐田氏の秘書団は裏方で全力を尽くすことになっている。秘書団の心も重いだろう。

◇東京の高2の女子生徒が「学校爆破」と予告し業務妨害罪容疑で逮捕された。前日は宇都宮で爆破予告の騒ぎがあった。今度は女子高生かと愕然。簡単に実行出来るから模倣される。社会的な被害は時に測り知れない。

◇中国で驚くべきニュース。大都市の巨大スクリーンに誤ってポルノが流れたという。東北吉林省吉林市の主要駅近くのビルの壁面。有名な「金瓶梅」。香港作成で原作より過激で中国本土では禁止されていた。我が国でも学校で誤って流されたことがある。さすが、異形の大国、規模が違う。因みに今月27日の「ふるさと塾」のテーマは「異形の大国中国」である。異形には怪しい、不気味という暗いイメージがある。

◇異形さを連想させるニュースがある。東シナ海日中の境界線近くで中国の大型クレーン船がガス田開発施設をつくり始めた。日本の抗議に中国は「抗議は受入れられない」と表明。

 日中中間線から中国側に26キロの地点。この境界線も双方の主張が重なる地域なのだ。海上に進出しようとする中国はなり振り構わない。節度もない。毅然とした力を示さねば。(読者に感謝)

※「炎の山河」は間もなく終わり、その後は「甦る楫取素彦」を土日祝日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 3日 (水)

「佐田氏議運委員長辞任。景況好転。全国最下位脱出。盗聴。棚上げ」

◇佐田代議士の衆院議運委員長辞任が衆院議長により許可された(1日)。参院選が目前に迫る中、自民党支援者の間でも女性問題への批判は誠に厳しい。楽勝ムードを引き締める材料にするつもりだ。佐田、山本のツーショットを全面的に貼りかえた。佐田氏は必死で頑張ると私に語った。それは自分の次の選挙のこと。しかし立ちはだかる絶壁は非常に厳しいに違いない。

◇景況感が好転していることは安倍政権、自民党にとって強い追い風である。選挙に関して支持率が高いのは誰もが暗い民主党時代に戻りたくないからだ。

 企業の景況感が大幅によくなっている。全国では大企業がよくなっているが、県内では全産業の指数(DI)が上昇した。日銀前橋支店が1日に発表した。製造業の回復が著しい。物づくり立県群馬として嬉しい。景気の歯車がじわりと大きく回りだした。

◇土地の路線価格で前橋市が最下位を脱出。全国の県庁所在地別で、前橋市は昨年、鳥取市と並んで最下位だったが、今回(1月1日)、鳥取市を5千円上回り、7年ぶりに最下位を抜け出した。最下位というのは心理的にも大きなマイナス要因であった。

◇アメリカの正義の旗色が怪しくなっている。大規模な「盗聴」が、CIA元職員の暴露で明らかになった。それによれば、アメリカは日本やフランスの大使館など38の米国内施設から盗聴していことが判明。

 アメリカは同盟国、友好国から猛批判を受けている。仏大統領は「友好国や同盟国との間でこのような振る舞いを容認するわけにはいかない」と批判、また、ドイツ政府は「友人の盗聴は受け入れ難いとはっきり言わねばならない」と表明した。

 正義と民主主義で世界をリードしている筈のアメリカにとって、この「盗聴」は大きなイメージダウン。暴露したスノーデン容疑者は、スパイ活動取締法違反容疑で訴追され各国に亡命申請をしている。スパイ映画を超える裏の世界を想像する。

◇中国は尖閣の棚上げを迫っている。首脳会談開催の条件にしている。執拗に繰り返す尖閣への接近は、譲歩を迫る手だ。オバマは、「同盟国日本が中国に脅迫されることを見過ごすことは出来ない」と習近平に明言した。今月のふるさと塾は「異形の大国・中国」である。(読者に感謝)

※「炎の山河」は間もなく終わり、その後は「甦る楫取素彦」を土日祝日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 2日 (火)

人生意気に感ず「地震・ガラスがナイフとなって。田所県議の病。県民マラソンに」

◇地震被害で深刻なのは窓ガラスが鋭利な刃物となって落下することである。東日本大震災でも各地で窓ガラスが割れた。予想される大地震に対して備えるべき点である。国は「東日本」に関するこの点の被害を自治体から求め分析に入った。割れた大半は、固定窓で揺れを吸収する「遊び」がないものだった。

 私には生々しい思い出がある。平成元年の北米行政視察で遭遇したカリフォルニア大地震である。高層ビルの窓から雨のように割れたガラスが落下した。

 最終日、ホテルに入った直後大きな揺れがありパニックとなった。私は隣接ビルの2Fにいた。陳列ケースは全て倒れ女性店員は悲鳴を上げて床に伏した。外に出るとナイフのようなガラスが道路に積もっており、見上げるとそびえるビルの窓はどれも壊れていた。建物は壊れないのに窓ガラスが割れて落ちることに驚いた。直下に人がいたらナイフの直撃を受け大変だとゾッとしたのである。その時、日本でも同じことが起こるに違いないと思った。地震の時間帯にもよるが、今後予想される首都圏地震などで対策の盲点とならぬよう備えねばならない。

◇田所県議の容態が気になる。藤岡市選出の田所三千男県議は1日、運転中、心筋梗塞で意識不明となった。ドクターヘリで日赤に運ばれ緊急手術を受けた。時間と勝負の病だ。ドクターヘリがなかったら大変だった。田所さんは先日、障がい・少子化対策特別委員会で最初に手を上げ、元気に良い質問をしていた。

 元気な人を突然襲うのが心筋梗塞である。今、日本で一番問題になっているのが狭心症と心筋梗塞だという。この2つは血流の不足によって起る心臓の筋肉の障害。狭心症は血管が70%以上詰まった時起きるが、心筋梗塞は30%程度しか詰まっていない血管で起きることが多い。だから自覚症状がない。マラソンしていた人が突然倒れたりする。高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、この1つにあたるだけでリスクは3倍といわれる。田所氏もたしかかなりのスモーカーだったようだ。回復を祈って止まない。

◇7月1日、今年も県民マラソンの受付が始まった。午前0時、10キロの部に申し込んだ。今年から申し込みは、払い込みも含めインターネットで行う。10数年続けている生きる力のバロメーターである。無理なく確実にゴールを目指したい。(読者に感謝)

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日に連載します。ご期待下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 1日 (月)

人生意気に感ず「小学生3人切られる。鳩山の売国振り。楫取講演」

◇集団下校中の小学生3人が切られる事件が発生した。練馬区立小1年の男児。学童誘導員が男に立ち向かい子どもたちを守った。勇気ある応戦がなければもっと大きな惨事になっていたかも知れない。逮捕された男は意味不明なことを言っている。登下校の安全確保が改めて深刻な課題に。

 01年大阪教育大附属池田小事件では児童8人が死亡、犯人は死刑になった。05年には、栃木県の小1女児が下校中連れ去られ遺体で見つかり、未解決事件となっている。子どもたちを襲う事件は繰り返される。病める社会には、動機不明や死刑を望んでなど不可解な事件が発生する。地域社会で守らねばならない。

◇鳩山元総理の尖閣発言は無責任で売国的だ。「日本が盗んだと思われても仕方がない」などと繰り返した。政府は国益を損なうと非難。

 民主党の細野幹事も「余りに無責任な発言」と抗議の談話を発表した。また、鳩山発言は「日本固有の領土であるという民主党の見解、鳩山内閣を含めて、民主党政権時の政府見解とも異なる」と指摘し、「元首相の立場を踏まえない発言を党として看過出来ない」と批判した。

 中国のネット上では、鳩山発言に対し、称賛の声があふれる一方で、「売国奴だ」という冷めた意見も見られるという。国会議員を離れたとはいえ、元首相が政権時と異なる発言をする不見識が信じられない。

◇佐田代議士と直接会って、お詫びと反省の言葉を聞いた。私は、日本の政治全体の信頼に関わる問題である、状況は非常に厳しい、辞職も選択肢に入れ政治家としてぎりぎりの判断をすべきと話した。自民一区の選対本部長は佐田氏にかわって私が担当することになった。

◇29日、生涯学習センターで楫取素彦の講演をした。文京町地区の歴史の会の人たち約200人が参加。休憩を挟んで2時間、熱心に聞いてくれたので、私ものって疲れを覚えず良い講演が出来た。松陰との絆、妻寿子のこと、松陰の形見の短刀を持ってアメリカに渡った新井領一郎のことなどを話した。まだまだ初代県令の知名度は低い。楫取を甦らせる努力は続く。8月20日は県庁で行う。

◇今日は県民交通安全日(毎月1日)。県内では、6月末迄に31人が交通事故死。群馬は初心運転者の交通事故率全国ワースト1位だという。不名誉の返上は県民の志気を高め安全県群馬実現につながることだ。(読者に感謝)

「楫取素彦読本」現在煥乎堂1F郷土誌コーナー、県庁地下 生協書籍コーナーで好評発売中です。(1冊300円)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »