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2013年6月 7日 (金)

人生意気に感ず「高齢者を鎖で虐待。道州制。減災対策のカルテ」

◇高齢者虐待が跡を絶たない。鎖で閉じ込めた事件が神戸で発生した。群馬でもかつて、鬼石町の「御獄特養老人ホーム」で身体拘束が日常的に行われたことが大きく報じられ大問題となった。私は、民間の「抑制廃止研究会」の役員として、身体拘束や虐待の問題に取り組んでいる。今議会では障害者対策を扱う特別委員会の委員長である。

◇神戸の事件は、老夫婦が外に出られないように介護施設の職員がバイクのロックチェーンで扉を固定した。居住介護支援事業者は営業停止となった。介護保険法の人格尊重義務違反である。

この種の事件が絶えないのは、業者の人権感覚がとぼしいからである。人間を物と見て営利中心に事業をやっている。誰もが避けられない人生の終期を物として扱われてはたまらない。人権が弱者の為の論理なら終わりに近い高齢者の人権こそ尊重されるべきだ。

◇昨日の常任委では道州制と地震対策を取り上げた。地方分権と行政改革を進めこの国を甦らせるためには、地方が力を発揮できねばならない。現在は東京に日本の力が集中し過ぎ地方が伸びないでいる。道州制を国任せでなく、地方が積極的に研究すべきだと私は主張した。県庁内では、知事の支持もあり、研究会がスタートした。

◇地震の減災対策は焦眉の急である。危機管理室は、人の命を60%、経済的損害を50%、それぞれ減少させるという目標をたてた。それを実現させる具体策を示せと私は質した。黙っていれば画餅に終る恐れがある。私は最大の被害が予想される四国の取組みと比べたら簡単だと発言した。

 四国の例とは高知の黒潮町である。南海地震で34mの津波が予想されている。以前盛り場で「夜の帝王」と呼ばれた大西町長は、一人一人の避難カルテを作ることまでして犠牲者ゼロを目指している。南海の闘う男の黒い肌が目に浮かぶ。群馬で万一多くの犠牲者を出すことがあれば恥ずかしい。

◇危機管理監は、この夏35市町村と連携してDIG(デイグ)、HUG(ハグ)と呼ばれる訓練を実施すると語った。これらは防災先進県で行われているもので、地域の参加者が地図を囲み危険箇所や課題を書き込み独自の防災マップを作ったり、地図上で疑似体験を行ったりする。黒潮町の避難カルテと通ずるところがある。防災は地域の自助、共助が要であり、それをサポートするのが自治体の役目。(読者に感謝)

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