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2013年4月30日 (火)

人生意気に感ず「首相の訪ロ。小泉元首相の訪ロ。茶の湯の正客となる。牧伸二の死。」

◇安倍首相が訪ロしてプーチンと会談共同声明を発表した。一番の課題は北方領土だ。ロシア人が住みつきロシア化が進むことが報じられ、イライラさせられる。奪った物は返さないロシアである。対ロの国民感情は悪い。日本人が最も嫌いな国の筆頭がロシアだった。今、世論調査をすれば中国かも知れないが。

 戦後67年も経過するのに平和条約がない。今回、平和条約交渉再開で合意した。北方領土は双方が受入れ可能な点を目指すという。首相の訪ロは小泉元首相以来10年目である。

◇ロシアとの間には、未解決の問題として「シベリア強制抑留」がある。60万人以上の人が抑留され、飢え、酷寒、過重な労働に耐えきれず6万人以上が死んだ。

 私は平成16年、かつてのシベリア抑留地を訪ね「望郷の叫び」を書いた。この時、平和慰霊公苑を訪ね前年1月ここを訪ねた小泉元首相のことを知った。案内のパタポア女史は語った。「零下35度、小泉さんは慰霊碑の前でコートを脱ぎひざまずき大地に手をついて祈りました。まわりの人はワーツと声を上げ、涙を流しました。私たちは抑留者の問題が日本人にとっていかに重大かということが分かった気がいたしました」(同書52頁)一国の首相の言動は重い。ロシアとの交渉では毅然としたサムライの姿を示さねばならない。

◇裏千家の茶の会が臨江閣で行われた(28日)。挨拶の機会を得た私は、この建物が県令楫取素彦の提案で作られたこと、そして茶の湯という伝統の精神文化を守ることの大切さを話した。

 正客を務めることになった。軸、しゃくやくの花、茶器などの説明を受けながら秀吉に抵抗して腹を切った文化人利休を思った。きらびやかな和服の女性たちが並ぶ。茶の湯の根っこには命をかけて文化を守った利休がある。戦国の武将たちは血生ぐさい日常を避けて一時のすがすがしさを茶の風流に求めたのか。茶室へ導く廊下の避に下村善太郎やアーネスト・サトウの写真が掛けられていた。

◇78歳の牧伸二が50mの下に飛び降りて死んだというニュースに驚いた。出演を前にした出来事らしい。「あーやんなっちゃった」が自分のことになったのか。コメディアンの笑顔の下の素顔は淋しがり屋かも知れない。

◇鳥インフルが止まらない。湖州市の医療従事者の感染は、院内患者のウィルスが原因かも知れず、とすれば「人から人」の可能性がある。いつ日本で現れて、いつ「新型」となるか。大変が近づいている。(読者に感謝)

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2013年4月29日 (月)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第49回

⑩その頃、日本はー東京オリンピック、オイルショックー

 

 松井かずたちを待つ日本は、その頃、どういう状況にあったであろうか。ごく大ざっぱに、いくつかのポイントを拾ってみる。

 松井かずが祖国日本への一時帰国を果すのは、昭和50年であるが、この年から遡る10年の間に、日本では様々な動きがあった。昭和39年は、私が東大に入った年であるが、私は駒場の構内を歩きながら、かつて日本を支配した最高司令官マッカーサーが、84歳で死去したニュースを読んだ。この年は、東京オリンピックが開かれた年である。そして、秋のオリンピック開催に合わせるように東海道新幹線が完成する。

 東京オリンピックは、アジアで開かれた最初の大会であり、日本が戦後の復興を果たしさらに大きく飛躍している姿を世界にアピールする場面でもあった。

このオリンピックを機に、カラーテレビが急速に普及する。

☆土・日・祝日は、中村紀雄著『炎の山河』を連載しています。

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2013年4月28日 (日)

『炎の山河』第5章 地獄の満州 第48回

 松井かずの心は羽が生えたようで、黙っていても笑顔がこぼれた。もう、心は日本へ飛んでいた。松井かずが日本を出てから30年が過ぎようとしている。彼女は、鏡に写る自分の顔を見て、改めて、30年の歳月の長さを思った。この間、日本はどうなっているだろうか。早く日本が見たいという気持と共に、日本がどうなっているか不安でもあった。

私は、帰国を目前にした松井かずの話を聞きながら、終戦直後、赤城山で開墾生活をしていた頃の母の姿を思い出していた。勢多郡宮城村の奥地の人里離れた開拓地で生活していた私たちは、たまに町へ出ることが何よりも嬉しかった。明日は一年ぶりに総社町山王の実家へ帰るという日、母は、農作業をしながら“明日は山王、うれしい”と節をつけて歌っていた。母のはずむ心が、そばにいる私にも伝わってくるのだった。群馬県の奥地から近くの実家へ一年ぶりに帰る母の喜びさえこのように大きい。これと比べたら、松井かずの喜びがどのようなものか、おそらく、それは、私たちの想像を超えるものであったろう。

☆土・日・祝日は、中村紀雄著『炎の山河』を連載しています。

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2013年4月27日 (土)

『炎の山河』第5章 地獄の満州 第47回

「まるで、手のひらを返すように、周りの人たちの、私たちに対する態度が変わりました。でも、それが本当に嬉しかったです」

松井かずが言うように、地域社会における日本人に対する見方が大きく違ってきた。隣近所や職場で交す中国人の言葉や目つきも、前とは違った温かさが感じられるようになった。彼女は、日陰から日のあたる所に出されたようで嬉しかった。しばらくすると、日本に里帰りする人々の話が、松井かずの村へもニュースとなり噂となって伝わってきた。夫も親戚も、彼女の固い意志を知っていたので、いつかは、彼女がそのことを言い出すであろうと思っていた。

 昭和50年、日中国交正常化より約2年後、待ちに待った日本への里帰りの機会が松井かずに訪れた。彼女の行く手には、中国と日本の双方の政府の協力で、帰国への道が開かれつつあった。もはや、無理をして、夫やその親戚と大喧嘩までして飛び出す必要はなかった。他の中国残留者と共に、一時日本に里帰りして日本の様子を見てきて、夫や子どもたちにそれを説明した上で日本への帰国を果たそう、松井かずは、そう考えて日本へ旅立つ準備にとりかかった。

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。

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2013年4月26日 (金)

人生意気に感ず「美浦村教委視察。社会力と学力。教育委員会」

◇昨日の美浦村の視察で確かな手応えを感じた。北関東道、東北道と乗り継いで村役場まで約3時間。議会バスの中で私は、社会力、社会力と学力の相関等説明した。門脇教育長の話を聞きながら車中の説明がよい予習となったと思えた。

 門脇氏は筑波大名誉教授。筑波学院大の初代学長も務めた。こういう経歴の人が教育長を務めるのは全国的に異例だという。門脇氏は白根改善学校創設のプラン作りに関わったこと、及び私との関係にも触れながら話を進めた。

 美浦村の教育施策の中で「ノーテレビ・ノーゲーム運動」には特に注目しテレビの害を改めて思った。テレビの呪縛から解かれた子どもたちが、その時間を読書、家族の会話、外の遊びに生かしている姿が感想文から伝わってきた。

 この運動はテレビを全てなくすのではなく、日を決めて、あるいは見る時間を少なくし、等弾力的に工夫を凝らして実行するらしい。

 今の社会は危ない、変えなくてはならない、その変える力が「社会力」であり、教育の場でそれを実践するのだという門脇氏の信念がにじんでいた。

 「人が人とつながり社会をつくる力」が社会力である。「つながり」は良い人間関係をつくること、「社会をつくる」は参加して何か役割を果たすことだ。かくして人は信頼され社会の一員でることを自覚できる。そして、意欲が生まれ、好奇心がわき学力も向上する。門脇氏は前日の学力調査の結果が楽しみだと語っていた。

 50分の説明時間は短く感じられ、その後2・3人が質問した。教育委員会の形骸化を問われると、教育長が責任と権限を持つことが重要であること、そして教育長は教育について深い造詣をもつ教育のプロであることが必要であることを淡々と述べた。良い一日で視察の提案者としてほっとすることが出来た。

◇下村文科相は昨日(25日)、地方教育行政の権限と責任を教育長に集中させ、首長に教育長の任免権を与えるという政府の提言を中教審に諮問した。中教審会長・三村明夫氏は前橋高校出身である。

 教育委員会の実態は軽いものだった。形だけなら有害である。存置するなら改革を指導できるものにしなければならない。きれいごとで済まされる段階ではない。市町村教育委員会の形骸化はもっとひどいのではないか。(読者に感謝)

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2013年4月25日 (木)

人生意気に感ず「三浦村へ教育視察。社会力。学力テスト」

◇今日は一日委員会の日。朝8時半県庁スタート。目指すは茨城県三浦村教育委員会。優れた教育行政で全国の注目を集めている。教育長は筑波大名誉教授門脇厚司氏。私と共に白根開善学校の理事を務める。

 視察は私の提案。途中バスの中で私が今日のテーマのポイントを説明することになっている。今午前2時、この文を書き、門脇教育の核心である「社会力」につき考えをまとめ、明け方短時間眠りそして走る。いつものパターンである。

◇現在、教育は危機にある。いじめ、体罰、自殺、学力低下、教育委員会の在り方等々を巡り解決策を見出せないでいる。これらの根底には何が横たわるのか。

 今回の視察の目的はそのヒントを探すこと。門脇氏が世に出した語「社会力」のインターネットアクセス数は累計で5億を超える。「3・11」後の増加は特に著しい。バスではこのようなことを話し、三浦村教育への期待につなげたいと思う。

 社会力とは何か。教育との関係は。門脇氏は熱意をもって私たちを待つ。それが委員に伝わるか心配である。バスの中で予習のために発言する理由である。

◇門脇氏によれば「社会力」とは「人とつながって社会をつくる力」である。そして、人とつながって社会をつくるとは、自分が関わる社会の中で社会の一員として何かの役割を果たすこと。つまり、その力が社会力なのである。

 それは人とつきあって信頼されることで生れる。人を避け閉じこもっては生れない。この社会力を身につけることにより、社会のことにつき関心が高まり、知的好奇心と学ぶ意欲も高まる。このことが脳の神経細胞を緻密にするから学力も高まる。

 社会力と学力の関係を証明する東海村のデータがある。調査は門脇氏が代表で行っている。それによれば、学校での成績がよいと自己判断している子ほど、例外なく社会力の得点が高い。

◇24日全国学力テストが行われた。小6・中3が対象。都道府県別の正答率を公表する。市町村別・学校別も集計するが個別の市町村名や校名の公表は禁止。公表は学校の序列化を起こす。順位を一つでも上げるために教育の本筋から離れた空しい狂騒が全国に展開される。学力テストはこのことにつながると、門脇氏は反対。今回アンケートも実施、家計と学力の関係も調べる。(読者に感謝)

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2013年4月24日 (水)

人生意気に感ず「振り込め詐欺と闘う。四川大地震。甲人骨は語る」

◇ケータイに連日のように警察から振り込め詐欺の被害や未遂の状況が入る。例えば、4月19日には、前橋市内の家に息子を名乗る男から、会社の金が入ったカバンを電車に忘れた何とかならないか、4月12日には高崎などの家に、警察を名のる男から詐欺犯からあなたの通帳が見つかった口座は使えなくなるから現金をおろして協会職員へ預けて欲しい等前兆電話があったという。群馬県がこうだから、同様のことが全国で行われているのだろう。

 犯行グループはうまい手口情報を共有し日々巧妙になり捜査の目をくらます対策を練っている。日常生活を脅かす犯罪対策の要は市民の協力である。犯行は進化多様化している。協力には、実態に合ったネーミングが必要。警察庁は新たなネーミングを公募。応募の1万4千件余りから来月優秀作が公表される。

 彼らの有力な武器はケータイである。離れた所から「受け子」などに指示を出している。この電話を警察が傍受出来れば効果がある。法制審議会が検討中。通信の秘密保護に関わることで現在、薬物や銃器の犯罪等に限り認められている。

◇四川省で懸命の救出作戦が展開されている。他人事ではない。成都を視察した時の重く垂れ込めた空を思う。四川省は昔から「蜀犬日に吠える」と言われ天気が悪い。渋滞と悪路で物資が届かない。「生命通道」を開いた、やっとヘリがきたなどの声が聞こえる。ほとんどの家が倒壊したのは耐震性が不十分だからだろう。08年のとき、「おから」建築と言われていた。世界の経済大国となり、軍備に膨大な金を注ぐ国は貧しい地方と人々を救えない。地震は同じところで起きる。今回の惨状は、5年前の教訓が生かされていないことを物語る。日本はどうか。「阪神」や「東日本」を活かさねばならない。

◇甲人骨は1500年の時を超えて様々なことを語る。渋川の遺跡から出土した甲装着武人の人骨。その近くの出土足跡の主の身長は163センチ。人骨専門家の調査結果だ。現代の技術に遺跡は答える。歴史は過去と現代の対話なのだ。

 人骨がまとった小札甲(こざねよろい)は当時の中央政権がもつ先端技術で作られた。限られたものを身につける人は榛名山麓の首長クラスの人と言える。また噴火の中での着装は火山に祈るためと推測できる。教育の現場は、古代郷土の歴史のロマンを子どもたちの胸に届けて欲しい。(読者に感謝)

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2013年4月23日 (火)

人生意気に感ず「四川大地震に学ぶ。高速道の白骨。道州制」

◇四川省の大地震は中国が抱える格差や人権などの深刻な問題が象徴的に現れている。震源地域は内陸の貧しい地域である。貧しい故に道路などのインフラ整備が遅れている。政府は、人命救済第一を叫ぶが日頃の人権に関する政策を思うと空しく聞こえる。地底の人の生存の限界は3日間という。

 四川省は山岳が多く天候が悪い。米軍の全天候型ヘリをという声もある。外国の援助を断っているが国のプライドのために救えない人命があってはならない。

 地震大国日本、そして、巨大地震が迫る日本である。外国の大地震対応は、勉強になる。前回の四川大地震は、5年前、北京五輪直前だった。私は、その3年後、成都で当時の惨状と復興状況を視察した。人民政府の黄氏は、東日本代震災時日本にいて日本人の秩序正しさに感動したことを語った。

 日本では平成7年の阪神大震災がボランティア元年と呼ばれ中国では前回の四川大地震がボランティア元年と呼ばれた。今回、渋滞による混乱でボランティアは十分な協力が出来ないらしい。政府と民間の調整は日本でも大きな課題だ。

 前回四川大地震は08年5月12日だったが、その直前の5日頃、四川省のある市では数万匹のひきがえるが真っ黒な塊となって移動したといわれた。最近、日本でも奇怪な深海魚の浮上が報じられる。頻発する世界の大地震は近づく日本の巨大地震に対するシグナルとも思える。

◇東名高速道の防音壁から白骨化した遺体が発見された。外壁の張替え工事中、高さ6mの外装板の中から出た。頭部はなくセーターとズボン着用、性別も不明という。

 防音壁工事の時に入れられたとすれば、当時の業者から事件の糸が辿れるかも知れない。個人では出来ない死体遺棄。犯罪組織の仕業か。全国にはこのようなことが他にもあるのか。各地から死体が出る。安全な国日本という安全神話が薄らいでいく。

◇道州制推進基本法案につき、知事会で異論が出ている。この問題は県議会でも何度も取り上げられ議論されてきた。今や県境を超えて経済も文化も交流する時代。例えば北関東4県が一つになることの効果は絶大である。沈滞する日本を活性化する唯一の道だという研修会もした。知事会では新たな中央集権化の恐れ、道州による格差などが言われている。大いに議論する事は良いことだ。(読者に感謝)

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2013年4月22日 (月)

人生意気に感ず「四川大地震。新型インフル。国会議員との懇談会。動物愛護協会」

◇中国四川省で21日大地震。死者行方不明者は200人を超え、道路寸断で救助難航という。一方中国政府は日本などの支援は「不必要」と断ったことが報じられた。

 08年(平成20年)、北京五輪直前の四川大地震を思い出す。この時、死者は1万2千人を超え、生き埋め2万4千人と報じられた。ホットする出来事もあった。地震の中で生まれた男の子が震生と名づけられたこと。

 11年(平成23年)10月、私たち日中議連は四川の省都・成都を訪ねこの大地震を調査した。外事弁公室の黄氏は被災状況を詳しく説明し、中国政府は初めて外国からの救援チームを受け入れ日本は一番早く駆けつけて重要な救援活動を担ったと語った。

 大災害に対して国境はなく世界は1つである。政治の都合で被災者の救済が左右されてはならない。

◇中国で様々な問題が起きる。鳥インフルの蔓延は世界的出来事である。死者は20人に達し感染者は100人を超す。実際の感染者はこんなものではないだろう。既に「ヒトからヒト」に感染する「新型」に変異して、日本に上陸しているかも知れない。見えない敵に対して最悪を想定した備えをしなくてはならない。

◇昨夜、国会議員、県会議員合同の研修会及び懇談会が開かれた。近づく「参院選対策」をメインとして「6月8日の県連大会開催」、「25年度県連役員」等が議題であった。参院選は「日本を取り戻す」をキャッチフレーズにする。小渕優子さんは自分の選挙より頑張ると張り切っていた。

 TPP、一票の格差違憲判決、黒田・金融緩和等のホットな国政の課題も語られた。私は国政のホットな情報を我々にもっと伝えて欲しい、一太さんは、尖閣・竹島・北方領土などを毅然とした姿勢で訴えるべきだと発言した。一太さんはこれらの担当大臣。

 国会議員が小粒になって、真に国を憂える国士の気概がない、それが政治不信の一因となっている、「領土」はサムライ日本を訴えるチャンスだ、そんな思いが発言を駆り立てた。

◇動物愛護協会の総会に出た。被災動物の救援活動の報告を聴いた。避難の時鎖につないだままの犬は無残な結果に。1、2年経っても犬は元の主人を覚えているが中には新しい主人の方が好きになった犬もいるとか。犬の戸籍・犬籍簿があれば、チップを体に埋めてどこのだれの犬か直ぐに分かる、その実現を目指すとのこと。ペット救助は人命尊重とつながる。(読者に感謝)

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2013年4月21日 (日)

『炎の山河』第5章 地獄の満州 第46回

 こういう冷戦構造の中で、アメリカと手を結ぶ日本が中国と正常な国交を開くことは困難なことであった。日本は、冷戦構造の中で繰り広げられる米ソの駆け引きに振り回されていたのである。あるとき、日本の対中国外交に影響を与えるできごとが、米中間で起きた。それは、1972年(昭和47年)2月の、ニクソン大統領の北京訪問である。これを機にアメリカと中国の関係が変わり始めたのである。このことは、必然的に日本と中国の関係にも影響する。

 日本は、この年7月、佐藤内閣に代わって、田中内閣が誕生が誕生した。佐藤内閣も、中国との接触を試みたが、中国は応じなかった。それが、田中内閣が生まれた頃から、米中の関係の変化を反映して中国の態度が変わってきた。田中首相は、北京を訪問。交渉は難航を続けたが、ついに、1972年(昭和47年)9月29日、日中国交樹立の調印が行われた。

 終戦から、実に27年の歳月がたっていた。日中正常化の影響は、直ちに、松井かずたちの身に及んだ。

☆土・日・祝日は、中村紀雄著『炎の山河』を連載しています。

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2013年4月20日 (土)

『炎の山河』第5章 地獄の満州 第45回

⑨ 遂に日中国交回復。一時帰国の道が

今から見れば、松井かずたち中国帰国者は国の政策の犠牲となり、また、さまざまな国際政治の波に翻弄されてきたのである。

サンフランシスコ対日講和条約が調印されたのは、1951年(昭和26年)9月8日である。これは、日本が戦争で関わった世界の諸国との間で、戦争の後始末をつけ平和と国交を回復するための条約である。ところが、この条例には、ソ連と中国は含まれなかった。だから、これらの国との国交正常化は、ソ連については1956年(昭和31年)鳩山首相が日ソの国交回復を、また、中国に関しては、1972年(昭和47年)田中内閣が日中国交回復を、それぞれ達成させるのを待たねばならなかったのである。

 サンフランシスコ対日講話条約締結に際しては、ソ連、中国を含めた全面講和を結ぶべきだと強く主張する国内の意見もあった。その意見を採用せず、アメリカ及びその友好国との間の講和条約に政府が踏み切ったのは、冷戦構造、つまり、米ソの激しい対立があったからである。アメリカは、この講和条約後もソ連、中国から日本やアジアを防衛するために、引き続き日本に軍事基地を設け、強大なアメリカ軍を駐留させた。

☆土・日・祝日は、中村紀雄著『炎の山河』を連載しています。

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2013年4月19日 (金)

人生意気に感ず「ボストン爆破の衝撃。新型の爆発。美浦村へ」

◇ボストン爆破事件は世界に衝撃を及ぼしている。オバマはテロと断定した。米国で起きた事件としては01年の「9.11」以降の最大の惨事。冷戦消滅後の21世紀はテロとの戦いの世紀といわれる。3人が死亡、多くの負傷者が出た。「なぜ」、「だれが」。これが分からないのが最大の課題だ。大統領が「早合点しないで欲しい」と語ったのは、ブッシュの失敗を念頭に置いてのことだろう。イスラム系の青年などが調べられたりしている。ボストン茶会事件は独立戦争の契機となり、ボストンバッグもこの街から始まった。

◇日本のマラソン、五輪招致にも影響が出るは必至。東京マラソン、大阪マラソンには世界から3万人以上が参加する。42キロの沿道を含め安全を確保することは至難だ。

 ニューヨークを訪れている猪瀬知事は、五輪招致に関し、東京の安全については少しも気を許すことなく取り組むと語り、安倍首相は国会で安全確保に万全を期すと述べた。群馬にもニューイヤー駅伝があり他人事ではない。

◇捜査力は凄い。監視カメラの映像をしらみつぶしに解析している。その結果では少なくも5人前後が事情聴取の対象となっている。衛星で北朝鮮のミサイルを解析するのと同じ執念だろう。不特定の一般市民の命が現実に脅かされたのだからそれ以上のことだ。ボストンの現場は対テロの正に最前線である。追悼式に大統領が出席する姿はその象徴に見える。

◇連日鳥インフルに触れるのは、長年「新型」に強い関心をもつ者のとして、今回が特に懸念されるからだ。中国の死者は17人、感染者は80人を超えた。そして、「ヒトーヒト」を限定的に認める報道も現れている。こんな中、中国当局は情報の姿勢を後退させているという。いよいよ危険な状況が迫る中で慎重になっているのではないか。

 今回のウイルスは高齢者に強く発症する可能性の変なものとの指摘も。また、平成21年の「新型」は、「ヒトーヒト」が広がり始めて14日後に世界の感染者4379人、死者49人に達した。今回、「ヒトーヒト」が現れているとすれば2週間後に爆発的になる恐れがある。

◇教育委員会の形骸が叫ばれその改革が課題となっている。今月25日、私の提案で茨城県美浦村教育委員会を視察する。教育長の門脇氏は筑波大名誉教授で教育行政に信念をもって取り組み全国から注目される。ある私学の運営で私と共に理事を務めている。(読者に感謝)

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2013年4月18日 (木)

人生意気に感ず「巨大地震近し。危機管理室、新型対策。衛環の役割」

◇昨日(17日)、また2つの大きな地震があった。午後5時57分三宅島で震度5強、午後9時3分宮城県沖で震度5弱。つい先日、13日早朝淡路島で震度6弱があったばかり。日本列島の下で何が起きているのか不気味である。南海トラフ型・3連動の巨大地震が近づいていることを感じる。

 一方、中国の鳥インフルは益々広がり深刻化している。死者は連日増え昨日遂に16人に達し、更に重体の人がいる。「新型」発生の確認はないが「人から人」の可能性が複数例伝えられている。中国の特殊事情を考えると実態は報道を遥かに超えているのではないか。当然ながら日本への影響を恐れる。

◇危機感に駆られた私は、昨日、災害やインフルの県担当者と状況や対策につき話し合った。

 危機管理室長は、地震につき群馬は大丈夫と言っていられない、また、浅間は研究の目玉だと述べ更に刈羽原発につき語った。

 地震については、首都直下に関し首都圏からの避難者対応は重大な課題である。押し寄せる避難者を県人同様に救わねばならない。

 刈羽原発は県境まで60キロ。北朝鮮のテロも想定しなければならない。何かあった時、情報は県民の安全を左右する。情報伝達の複数回線は不可欠で、県は刈羽原発から衛星回線システムFAX整備について協議した(10日)。

◇新型インフルが迫っている中で自治体の対応が極めて重要だ。平成21年の新型発生時の対応は、壮大な予行演習だったともいえる。教訓として生かすことは多い。

 県は16日、県下自治体担当者を集め「新型」対策本部幹事会を開いた。国は特別措置法を前倒しで実施するが、地方は共通認識をもって、それに対応しなければならない。タミフル、リレンザ等治療薬の問題や医療態勢の整備等課題は多い。「新型」大発生の時最も重要なことは県民の自助共助であるがそれを支えるのは自治体行政。その準備を直ちに行わねばならない。県は、各県民局単位に市町村の関係者を集めて対策を進める。私は前回(平成21年)「新型」発生時の反省点を調べようと思う。

◇毎日、下沖の衛星環境研修所の前を通る。食の安全、ウイルス等に関し科学の目で事実を見極める砦であり、総本山である。かつて中国製品中の発がん物質もここで発見した。ここを十二分に生かす事が「新型」と「食の安全」の為に求められている。(読者に感謝)

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2013年4月17日 (水)

「ボストンマラソン。鳥インフルと口蹄疫。森を歩く」

3人死亡、17人が重体、170人以上がけが。伝統のボストンマラソンは惨劇の舞台と化した。01年の同時多発テロを思い出した。あの時、見上げる高層ビルにヒコーキが突き刺さる光景は信じられないものだった。

 今回の事件が、テロだとすれば、世界から集まる人々を狙った目的は何か。オバマ政権を揺さぶる意か。一般市民を巻き込んだ無差別テロは他人ごとではない。安倍首相は国内のテロ対策を強化したと国会で強調した。

◇テロ対策は、今や私たち地方社会の課題である。県の危機管理室は、県民の安全を脅かす危機の1項目にテロを加えるべきだ。テロが狙うのは地方社会なのだから、首相が言うテロ対策は地方抜きでは考えられない。

◇県は養鶏農家に対して鳥インフルに対する注意を呼びかけた。ウィルスが養鶏場に入ったら、殺処分を迫られ大変なことになる。その可能性は大きくなっている。中国の野鳥に感染すれば日本に飛来する。養鶏所は防鳥ネット設置、消毒態勢などに万全を期さねばならない。異常の発生を業者は隠したがる。県当局は情報の把握に万全を期すべきだ。ウイルスとの闘いは人間の安全を守ることが第一だが、日本の農業を守る闘いでもある。

◇平成22年、宮崎県で発生した口蹄疫の事件はすさまじかった。殺処分が遅れたためウイルス増殖が進み手がつけられなくなった。当時の菅首相は「日本農業の国家的危機」と語った。正に、人類とウイルスとの闘いであった。県畜産課はあの教訓を生かさねばならない。

 平成21年に世界に広がり群馬でも大騒ぎになった「新型」インフルは、鳥でなく豚由来だった。中国の鳥インフルの死者は遂に16人となり拡大の一途。既に日本に入っているとの指摘もある。

◇国内外で大地震が続く。先日の淡路島震度6弱に続き、16日イランでM7・8が起き死者百人かとの報道も。科学的関連の有無とは別に首都直下や南海トラフ型が近いことを感じる。イランの震源地帯はイスラム過激派の影響が強いという。

◇昨日午後、赤城南麓の森林を約10キロ歩いた。夕闇迫る中、枯れた松が亡霊のように林立し背後には鍋割の影が巨大な城塞のようにそびえていた。開けた所には杉の若木帯が広がり回りをネットが囲んでいる。獣害対策と思われた。久し振りの山歩きだが私の足は健在だった。(読者に感謝)

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2013年4月16日 (火)

人生意気に感ず「遺書出現。がん告知今昔。鳥インフル。三国連太郎」

◇昨日、書庫の整理中、ダンボールの底から現れた書類の束に驚く。思わず30年前にタイムスリップした。一部を紹介すると、「ゆりちゃんお手紙ありがとう、今日も一日が終わります、今何をしているかな?7時37分です。朝おまえの顔がみられて母さんとってもうらしかったわよ、またいつか来てね、交通に気をつけるのよ。

 こうして病院で白い天井を見ながら病気とたたかっているとゆりちゃんをうんだ頃のことを思い出します。あの時も同じように母さんはうごけませんでした。でも、かわいらしい女の子をだくことができました。

 今は毎日、神さまからいただいた子どもだと、ゆりちゃんのことを本当に思えるのです。いい子になりなさいね。悲しいこと、つらいことにまけてはいけません。勇気をもって正しい心をそだてなさいね。

 病気としっかりたたかって元気で帰ります。前よりもいい母さんになって帰ります。やくそくしましょう。楽しみにしていなさい」

 一度帰るが間もなく再入院して帰らぬ人となった。母の手紙は図らずも遺書になった。幼かった少女はその後私と共に波乱の人生を歩んだ。

◇2人に1人が罹り3人に1人が死ぬ。その意味でがんは日常的な病である。恐怖の病は変わらないが昔は恐怖度が酷かった。告知すると気持ちが挫け死期を早めるとして告知しないのが普通であった。

 今は告知が原則。告知なくして医師は義務を尽くせないし、患者は真実を知らねば病気と闘うことが出来ない。30年を振り返り隔世の感がある。がんと共に日本人の死生観も変化したことを感じる。あの人もこの人も時代。皆で渡れば死線も恐くないということか。

◇中国の鳥インフル、死者は14、感染者は64.新に感染が確認された4人はいずれも重体新たな事実として、北京の4歳児は症状が現れずに感染が確認。この事は、他にも潜在的感染者が多いことを示す。日本にきたら大変。人間はもちろんだが養鶏業者はさぞ心配だろう。

◇三國連太郎さんが亡くなった。武蔵で演じた沢庵が印象的。役者ばかといわれる程演技に打ち込んだ。老人を演じるため、歯を抜いた話、レイプ役の時、女優を本気で暴行するので恐れられたなどのエピソードが伝わる。群馬県出身の90歳だった。(読者に感謝)

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2013年4月15日 (月)

人生意気に感ず「鳥インフルは大変。南海トラフの予兆か。中国家庭料理教室」

◇鳥インフルは死者13名、感染者は死者を含め60名。中国全土に広がる状況。上海市から北京市に広がり、河南省、浙江省、江蘇省と感染が広がっている。感染者の中には重体の者もいる。

 注目すべき点がいくつかある。1つは、上海市で感染して死んだ人の夫が感染者と確認されたこと。妻から感染したとすれば、「人から人」に感染したことになり、「新型」発生となる。夫は他から感染した可能性もあり調べている。「鳥から人」が繰り返えされるうちに遺伝子は変異する。「新型」はこの世に初めて現れるものだから宇宙から来たのと同じ。抵抗力(免疫力)がないから人はバタバタと倒れる。「新型」は既に発生、との見方もある。そのウイルスを身につけて日本に入った人がいないと考える方がおかしい。日本での「新型」発生の発表は時間の問題ではないか。

◇もう一つの注目点は、今回のウイルスは鳥類ではほとんど症状が出ない異例なものであること。だから感染に気付かない。鳥の間で限りなく広がりそれが人に感染する状況が世界に広がることになる。

◇平成21年に「新型」が大流行し大騒ぎになったことが忘れられている。県議会では何人もの議員が取り上げた。世界の死者は8月の段階で2千人を超えた。しかし、この時の「新型」は強毒性ではなかったため、最悪の事態に至らなかったので、多くの人は「新型」をなめている。

 これから始まる5月議会では、それまでに生じる状況変化を踏まえて「新型」が大きな課題になるだろう。

◇13日早朝の淡路島震度6弱をもって天は何を示そうとするのか不気味である。地球的規模で大地震が頻発し、国内も同様に起きている中での今回の大揺れ。1995年の「阪神淡路」の余震との見方が多いが、「南海トラフ」の前兆だという人もいる。国は国民のパニックを恐れて慎重だが、私たちは最悪を想定して備えるべきだ。

◇14日は多くの行事に出た。その中の主なものを記す。柔道関口杯対抗試合では日本柔道の危機を訴えた。女子も男子と組んで一歩も引けをとらず試合していた。中国家庭料理教室では中国帰国者が中国料理を教える。私は、日中が大変な時、このような交流の意義は大きいと挨拶した。出来たての肉まんの味は格別だった。山本一太選対組織が立ちあがった。その後の県議市議の政策研修懇親会には知事も出席。新人市議には大いに刺激となったことだろう。(読者に感謝)

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2013年4月14日 (日)

『炎の山河』第5章 地獄の満州 第44回

「どんなことがあっても帰ります」

松井かずは、石のように動かない。その姿からは、何が何でも日本へ帰りたいという一念が伺えるのであった。しかし、どうしたことか、翌日、大連から予定の船が出ないという報が伝わり、彼女の日本行きは実現しなくなってしまった。船が出ないというのは本当なのか。誰かの策謀なのか。彼女は混乱し途方に暮れたが、どうするとこもできなかった。

 実は、この頃岸首相の中国敵視発言があって、中国側は態度を硬化させ、天津協定に基づく残留婦人の一時帰国も進まなくなってしまった。松井かずも、あるいはその影響を受けたのかもしれない。その後、前記のように文化大革命の動乱に巻き込まれ、緊張の中で、彼女は子供たちと共に生きるために精一杯の生活を続けなければならなかった。

  次に、大きな動きが始まるのは、1972年(昭和47年)、日中国交回復が実現したときである。この日日中国交回復によって、凍結されていた中国残留者の帰国問題が再び大きく動き出すのである。しかし、それまでの間に、貴重な歳月が流れた。中国残留者たちは、人生における貴重な年月が過ぎてゆくことを恨めしく思いながらも、どうすることもできなかった。

 松井かずは、日本の政府は、なぜ早く中国政府と交渉して自分たちを日本へ帰してくれないのか、いらだたしく、そして不思議に思った。

※土日祝日は中村紀雄著『炎の山河』を連載しています。

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2013年4月13日 (土)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第43回

 この頃、松井かずたち残留婦人に関して、日中間に一つの変化が見られた。正式の国交がない中、民間団体の努力の結果、夫や子供に関する事情で日本に引揚げることが出来ない女たちのために、一時帰国の道が開かれたのだ。いわゆる、1956年(昭和31)の天津協定に基づくものであった。

 親切な公安局の役人が松井かずに協力してくれた。松井かずは、夫に話せば反対するにきまっていると思った。だから、明日、家を出発するという日になって、夫に切り出した。側に公安局の者が立ち会っていた。

「明日、日本へ帰らせてもらいます。すぐに戻る一時の帰国です」

松井かずが正座して改まった口調で話し出すと大騒ぎになった。夫は、口を結んだまま一言もしゃばらない。近くの親戚もかけつけてもうこのまま日本に行って中国には戻らないのかとか、子供はどうするのか、子供を置いてゆくのは薄情なことだとか、喧々ごうごう、部屋は興奮に包まれていた。

※「楫取素彦読本」現在煥乎堂1F郷土誌コーナー、県庁地下 生協書籍コーナーで好評発売中です。(1冊300円)

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2013年4月12日 (金)

人生意気に感ず「新型襲来か。戦争か。シベリア資料館を」

◇中国の鳥インフルの現実は発表よりずっと深刻らしい。発表は死者10、感染者は死者含めて38。感染の実態は氷山にたとえられ、死者の10倍の重症者がいる。感染者はその何百倍も。既に、1万人を超えている可能性を指摘する学者がいる。「鳥からヒトへ」が確認され、「ヒトからヒト」は未確認。この段階で「新型」。既に生じている可能性もある。

 中国との間に人と物の交流が昔と違って非常に激しくなっていることから鳥インフルの日本上陸の可能性すらある。中国での「新型」発生と日本国内感染者出現は時間の問題と思える。

◇北朝鮮の暴挙を固唾を呑んで見守る状況になった。面子とプライドが身上の国、あれだけ広言して何もしない分けにいかない。

 米政府は、北がグアムやハワイを狙ってミサイル発射と判断した時先制攻撃を仕掛けると見られる。その時は北もやり返すから戦争なる。安倍政権は10日、「日米連携で断固たる対応」を表明。カストロ前議長は、キューバ危機以来最も深刻な事態と指摘。地方自治体も深刻に受け止めねばならない。

◇県危機管理室は宿日直職員を増やし異変を市町村・県民に知らせる対応に。県警は新設ポストの危機管理対応統括官をトップに県民の避難を想定した対応にそれぞれ取り組んでいる。

◇駒形のマチダ平和資料館運営に前橋市が関わる。昨日、市幹部とマチダで同席した。マチダコーポレーション会長錦一郎さんの思い入れは凄く、資料は膨大。整理して平和への思いが分かり易く一般に伝わるように工夫を重ねることが課題である。

 私は一室を受け持ってシベリアコーナーを作っている。平成16年、故人となった2人の元抑留者と共に強制抑留地跡を訪ね「望郷の叫び」を書いた。その際国立古文書館で貴重な資料を得た。それらを中心に展示する。壁面中央には夕日が沈むアムール川の大きな写真を掲示した。

 多くの資料を時の流れに位置づけて理解する必要があるので、数メートルに及ぶ抑留史の年表を作った。ポツダム宣言受諾あたりから鳩山一郎の訪ソ国交回復まで。約60万人が酷寒、重労働、飢えで苦しみ約6万人が死んだ。鳩山はたとえ鳩山政権がつぶれてもこの人道問題を解決するとの決意で国交回復を果たした。これにより瀬島龍三等長期抑留者全員が帰国した。年表は「望郷の叫び」中の頁も指摘。苦心の作となった。(読者に感謝)

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2013年4月11日 (木)

人生意気に感ず「裁判官と牧師の盗撮。北はやるか。災害ボランティア基金」

◇遂に盗撮に裁判官や牧師が登場した。この世界、これまでも、教師、警察官、その他社会的地位ある者が次々に現れ、女性のスカートの中は職を賭する程魅力あるものかと不思議であった。

 大阪地裁の28歳の判事補は電車内の行為で逮捕。少なくとも20回、常習だったとされる。国会の弾劾裁判所で罷免された。裁判官は特に身分が保障され、国会内に設けられる弾劾裁判所によってのみ罷免される(憲法78条)。

 国民を裁き人権を守る立場の人の破廉恥な行為。警察官の不祥事が続くが重大さはその比ではない。

◇高松刑務所で教誨師を務める牧師は高松聖書教会に属し、ドラッグストアの女性トイレに粘着テープでビデオカメラを取り付けた。

 教誨師とは受刑者等在監者の徳性を養うために教える役。キリスト教の神職でプロテスタントは牧師、カトリックは神父と呼ぶ。受刑者がこのニュースを知ったら何と思うか。

◇北朝鮮の一連の挑発行動は地上から消え去ろうとする軍事独裁国の最後の足掻き(あがき)に見える。瀬戸際政策である。ミサイル準備は終了したらしい。ミサイルをかざすことは国内結束と米韓日を譲歩させる手段だ。「半島は核戦争前夜」「全面戦争となれば無慈悲な報復聖戦となる」「日本全土も対象」と息巻く。

 13日は、金正恩が最高指導者となって一年。15日は祖父金日成の誕生日、25日は人民軍創設記念日と国家的節目が続く。最大の課題は人肉まで食うほどに深刻な「人民生活の向上」の筈だが進展はない。追い詰められているのは金正恩だろう。未経験の若き指導者は過酷な神経戦に耐えられるのか。

◇このたび、災害ボランティアへの活動交付基金が出来ることに注目。1月17日が「防災とボランティアの日」と定められたのは、平成7年のこの日に阪神大震災が起きボランティアの活躍が注目されたことに由来する。自分のことばかりと言われた若者が一年間にのべ約140万人も参加し、この年はボランティア元年と呼ばれ、阪神大震災はNPO法が出来る契機となり社会の流れを大きく変えた。

「阪神淡路」を生かしきらぬところに「3・11」が。ボランティアをいかに支えるかは地方社会の大きな課題である。県社協は基金をつくり、ボランティア団体に初動の活動資金を交付。健全な助け合う社会の新たな息吹を感じる。(読者に感謝)

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2013年4月10日 (水)

人生意気に感ず「専門校入学で楫取を。九條武子の歌。北のミサイル。黄砂と鳥インフル」

◇9日行われた、ある専門学校の入学式は生徒574人という盛況。校長は大学同窓の友人でジョン・万次郎とペリーを挨拶で語った。来賓として登壇した私は、これを継いで吉田松陰と楫取素彦を登場させた。

 話の筋は次のようなもの。今は混乱の時代で幕末に似ている。百聞は一見にしかずと、吉田松陰はペリーの黒船に乗り込むが外国行を断られやがて幕府に処刑される。死の直前、松陰からその信条たる「至誠」の言葉を贈られた人物こそ群馬の初代県令となった楫取素彦。楫取は松陰の果たせなかった夢を群馬で実現しようと頑張った。皆さんは技術のプロを目指すが真の技術者たるには「志」が必要。これら幕末維新の人物に学んで下さい。閉式後、ある団体役員は、「楫取素彦読本」100冊を購入してくれた。感謝。

◇この日、楫取の会事務局長の手島氏と浄土真宗の寺清光寺を訪ねた。同寺は楫取素彦顕彰会の事務局で住職は同会の顧問。組織及び5月10日の役員会の件で相談した。

 門の掲示板には「みずや君あすは散りなむ花だにも力のかぎりひとときを散く」とある。九篠武子の歌である。武子は西本願寺の法王の姫君に生まれ、絶世の美貌で、大正時代の代表的麗人と呼ばれた。浄土真宗の教えを社会福祉活動で実践した信者。清光寺は吉田松陰の妹で楫取の妻寿子が本願寺に頼んで創建された説教所が開基。5月10日は楫取の会発足一周年の行事も議題となる。

◇また、狼少年か、本当にやるのか。北のミサイル発射は今日かも知れない。北朝鮮は、臨戦態勢をとり「10日以降安全を保証できない」として外交官に国外退去を通告した。

 北朝鮮は2年半前、韓国延坪島にミサイルを撃ち4人の死者を出した。こんな事が起きたら発足したばかりの女性大統領朴政権は反撃するだろう。

 北の挑発とおどしは世界の制裁を招く自縛行為。国民の忍耐は限界だから内部から崩壊する可能性が高まっている。シビルコントロールのない追い詰められた先軍政権は何をするか分らないから危険だ。原発への脅威は大きい。

◇鳥インフル死者8人に。死を含む感染は28人。人から人の「新型」に変異すれば一気に広がる。今日10日、今年初めて、黄砂が列島をすっぽり包むという。PM2・5と結合して襲う。かつて、蒙古襲来は神風が救ったが、インフルにしろ黄砂にしろ、新たな軍団は防ぎようがない。(読者に感謝)

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2013年4月 9日 (火)

人生意気に感ず「中国帰りの友人・環境を語る。中国の鳥インフル。サッチャーの死」

◇友人である残留孤児のY君に会ったのは約10年振りだ。事業に破れ妻に先立たれ彼は失意のうちに中国吉林省で生活していた。昨年癌の手術で日本に帰っていた。

 10数年前、私は食中毒で北京の病院に緊急入院した時、同行の彼に助けられたことがある。その事も懐かしい話題であったが、注目したのは、彼が語る最近の中国の環境問題である。

 水は酷くて飲めないという。工場廃水は湖か川に捨てる。飲料水は川から採る。汚染水が浸透して井戸水もダメ。何でも川に捨てる例は揚子江に浮いた数千頭のブタの死骸。上流の四川省で捨てたものだ。大気も酷く国民の健康被害は深刻で、環境問題の解決には日本の技術がどうしても必要だとY君は語った。

◇昨日、育英高の入学式で挨拶した。創立50周年を迎える同校には勢いがある。新入生573名は父母と共に大会場を埋めた。

 私は歴史的転換点にある時代状況を語りそれを生き抜く力をと訴え、そのために偉人の物語を読んで感動することを提案した。ケータイの時代の若者は本を読まず心を貧しくしている姿が頭にあった。

◇中国の鳥インフル対応に世界の目が集まる。世界の工場、15億の人口、人権。これらが結びついているからだ。

 こんな折、中国の著名な軍事問題専門家が鳥インフルはアメリカの仕業の可能性ありと発言し話題になっている。その中の「死ぬのはせいぜい数人」という部分は人命軽視、人権軽視の現れと見られても仕方がないだろう。

◇中国で鳥インフルが拡大している。毎日のように感染者が増え計24人となり、うち7人が死亡。感染者の2人は重体という。既に「せいぜい数人」の域は超えた。「人から人へ」となる「新型」の確認はないが、時間の問題かも。その時は大変なことになる。多くの日系企業日本人が居る。群馬県日中友好協会会長として心配だ。県としても、最悪の事態を想定した対策を急がねばならない。

◇福田元首相が周主席と7日会談した。日中の具体的問題は話さないとしているが、改善への前進は間違いない。福田氏は先日設立した日中友好協会の最高顧問。

◇鉄の女サッチャーが死んだ。対アルゼンチンのフォークランド紛争では全世界の目が釘付けになった。私は平成17年議長としてアルゼンチンを訪ねた。鉄の女も認知症になっていたとは。(読者に感謝)

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2013年4月 8日 (月)

人生意気に感ず「挨拶のシーズンだ。爆弾低気圧。92歳一時帰宅」

◇入学式や総会のシーズンである。時宜(じぎ)にかなったメッセージを送ることが挨拶の役割。陳腐や形式を避け聴衆の心に届くことを願って頭の原稿用紙に文を刻む。

 昨日(7日)は早朝から前夜に続く荒天。早起き野球の発会式は7時半で、直前の青空を喜んだのも束の間、一変して激しい雨となった。屋根の下に密集して挨拶となった。

 昔の諺は早起きは三文の得という、早起き野球は健康と絆をつくるから三文どころではない、「3・11」を思えば野球が出来ることの幸せを噛み締めねばならないと話した。

◇同じ日、鍼灸師と柔道整復師を養成する専門学校の入学式及び県柔道連盟総会があった。

 専門学校では、「医は仁」を基本に東洋医学の役割を果たすべきこと、そして柔道では体罰問題を中心にした話となった。

◇柔道連盟の挨拶は次のようなものだった。

 今や体罰を指導の手段にすることは出来ない。これは日本のスポーツ全体の問題だ。科学的、合理的に効果を上げねばならない。次のオリンピックでは日本のスポーツの真の成果が問われる。特に柔道は日本人の精神文化につながるもので、礼に始まり礼に終わることの意味をしっかりとらえねばならない。私は県柔道連盟の顧問である。

◇爆弾低気圧とか。昨夜(7日)の風は不気味で恐かった。轟々とうなる音は大災害の予兆のようであった。異常気象という表現は聞き慣れた。それ以上のことが起こりつつある。

 太陽観測衛星「ひので」の最近の発見によると、今、太陽の基本構造に重大な異変が生じていて、これから気候的には何でもありの時代になる可能性が強いと専門家は指摘する。

 温暖化による異常気象と重なって進行しているのだろう。更に足下では首都直下型、南海トラフ型と大地震が確実に近づいている。6日のある短大の入学式では皆さんは間違いなく巨大地震に遭遇しますと話した。

 インドネシア東部でM7・1、ロシア極東でM6・2、千葉県・茨城県で震度4と、ここ2・3日の情報は何の予兆なのか気になる。

◇92歳の妻の母が一時帰宅して病院に戻りたくないと訴えた。住み慣れた我が家がどんなにいいか痛い程分かる。それが叶わぬことを理解する人だけに憐れである。書架にある「人間臨終図鑑」は古今の人の死を描く。人間とはかくなるものかと考えさせられる。(読者に感謝)

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2013年4月 7日 (日)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第42回

 手紙は、今頃どこを。松井かずの心は、仕事をしながらも、手紙を追って日本のどこかへ飛んでいた。それは、日本海の荒波が打ち寄せる佐渡であり、かつて彼女が日本を離れた新潟湾であり、前橋の町並みであり、また、吾妻の山や川や村々であった。

 恋人の返事を待つ少女のように、松井かずは父の手紙を待った。ゆっくりとした時の流れがうらめしく思えるほどじらされた後に、彼女は一通の手紙を受け取った。それは、日本からの手紙で、紛れもない、懐かしい父の筆蹟であった。

「わぁー、とうとう来た」

松井かずは、思わず大きな声で叫び、手紙を抱きしめていた。手紙には、「長いこと心配していたが、無事であることを知って喜んでいる。こちらも、父、母、兄、姉妹たち、元気でやっている。早く日本へ帰ってくるように。皆、かずに会いたがっている」旨書かれていた。長いこと飢えていた肉親の温かさが、行間から伝わってくる。松井かずは、ポロポロと手紙の上に涙を落とした。今までの苦しかったことが思い出された。そして、ああ、生きていて良かったと思った。彼女の心は浮き立つ思いで、今すぐ日本に飛んで帰りたい気持であった。

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2013年4月 6日 (土)

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第41回

「お父さん、お母さん、お元気でしょうか。突然のことで驚かれるでしょうが、かずでこざいます。中国に来てからもう十年以上がたちました。私は、いま、撫順という所で元気で暮らしています。いつも日本のことを思って生きてきました。お父さん、お母さん、兄さん、姉さん、みな無事でいるでしょうか。私は、皆さんに会いたくてたまらない気持ちです。つらいことがずい分ありましたが、日本に帰りたくてこれまで頑張ってきました。私は、中国人と結婚し、子供もできました。夫は撫順の炭坑で働いている真面目な人です。私は今は無事な生活を送っていますが、いつか、どうしても日本に帰りたいと思っています。日本はどうなっているのでしょう。皆さんは、どうなっているのでしょう。どうか、この手紙がお父さんに届きますように。私は神様にお願いしております。お父さん、お母さん、どうか体を大切にして下さい」

 手紙を書きながら、父や母の懐かしい顔が浮かんで、涙が流れた。手紙を書き終えて、これが果たして父の元へ届くのか心配であった。群馬県吾妻郡原町、この懐かしい地名の古郷は、瞼に焼きついているあの父や母の姿、そして山や川や田畑の情景と共に、果たして存在するのか、不安と期待のなか、手紙は彼女の手を離れて旅立っていった。

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2013年4月 5日 (金)

人生意気に感ず「新型インフルが迫る。北朝鮮の最悪。女子大入学式。死の床」

◇中国の鳥インフルの状況はただ事ではない。人にうつり易く変異している。死者は遂に5人に。人から人へと感染する「新型」発生は時間の問題ではないか。WHOは警戒を強めアメリカはワクチン生産の準備にかかった。厚労省も対策にかかり成田では中国旅行者への注意をポスターで貼り出した。本県も対策を急ぐべきだ。人々は「新型」の恐怖を忘れている。災害のない群馬に恐怖の影が忍び寄る。

◇鳥インフルから「新型」が現れる危険は時間の問題と言われていたが、前回(平成21年)意外にも豚から現われた。

 平成21年12月の私のブログには、26日現在新型の死者132人、うち本県は2人とある。前回の被害は、それでも、鳥インフル由来の「新型」として想定されたものより小さかった。

 1918年のスペインかぜ(今日の「新型」)では全国の死者39万人、群馬でも4千人以上の犠牲者が出た。

◇「最悪の事態を想定して国民の安全確保に取り組んでいる」、4日の記者会見で菅官房長官は、北朝鮮がミサイルを日本海側に移動させたことに対応してこう強調した。

 先月訪朝して私が見た韓国は平静で北の挑発はいつもの狼少年と見られていた。しかし、最近の北朝鮮は横須賀、三沢、沖縄と具体的な日本の地名を攻撃対象に挙げている。狼少年と馬鹿に出来ないことを感じさせる。

 政府のいう最悪の事態とは何か。国民がそれを知らなければいざという時の政府の対策も効果を現さないだろう。丸腰日本で私が心配するのはまず原発だ。狙われたら津波以上の被害とパニックが生じるだろう。北の脅威は平和に慣れた私たちに国を守ることの自覚の重要性を教えている。

◇県立女子大の入学式に出た。私は評議員。新入生を見て創立に県会議員が深く関わった歴史を思った。挨拶する漢学者浜口氏の姿には積み上げてきた同学の歴史を語る雰囲気があった。約千人中毎年約100人が留学する。人が大学の歴史を作り、伝統と歴史が学生を育てる。この秋、私はこの大学で楫取素彦を語る。

◇92歳の老女を見舞った。死の床で長い。私の手を握ったまま一点を見つめる。激しい薬に精神が蝕まれる姿は痛ましい。妻の母である。人間は肉体が衰え精神だけの存在になる。死に対決する姿は哲学者である。考える精神が宗教を生んだ。神も仏のない多くの人々は自分の生死観を持たずにどのように死と向き合うのか。(読者に感謝)

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2013年4月 4日 (木)

人生意気に感ず「元総社疑惑の地に県住。新型インフルの脅威か」

◇元総社町の染谷川岸辺に福祉施設併設の県営住宅が本年度開設される。人の記憶は容易に移ろいかつ薄れる。この土地はいわゆる高木疑惑の中心として県政史上の大問題となったのだ。

 当時の高木県議の口利き、小寺知事の関与が問題となり、特別委員会が設立された。県は染谷川沿いの高圧線下の荒地を県営住宅建設目的として高木建設から10億円以上で買い、小寺知事は一年後に方針を変え、その後13年間放置した。県費の莫大な浪費だった。

 平成20年9月議会の私の質問に対して大沢知事は、県民の大切な税金をしっかり検討せずに使ったこと、最高責任者としての小寺知事の責任は極めて重いことを明確に指摘した。当時の小寺知事は、部下のした個別問題には関与しないとの態度をとっていた。

◇少年時代を元総社で過ごした私として思い出の深い土地である。かつ、疑惑追求の中心に居た者として、この土地の県住建設には格別の思いがする。

「元総社第2県営住宅」は、高齢入居者がデイサービスや居宅訪問型サービスを受けやすい環境を整え、高齢化対策のモデルケースとし今後他の団地に普及させる方針。

◇中国で鳥インフル感染が広がっている。既に3人の死者。分析では遺伝子が変異しているらしい。「新型」、つまり人から人へ感染するウィルス発生となれば大変である。世界的大流行の可能性を指摘する専門家もいる。平成21年の「新型」世界大流行を思い出す。

 平成21年の「新型」はメキシコから始まり世界に広がった。WHOの発生宣言は同年4月28日で、5月9日早くも我国で確認、県は16日対策本部を設置した。

 この時の「新型」は弱毒性のため被害は最悪には至らなかった。私はかねて議会で鳥由来の強毒の「新型」発生の危険と対策を呼びかけていた。

 1918年(大正7年)から全世界を襲ったスペインかぜで4千万人とも言われる死者を出したからである。

 今回の感染症発生が中国である事に注目する。ウィルス対策も国の政治体制と関わる。03年(平成15年)のサーズ大流行時、中国は情報を隠したため世界に広がった。WHOは同様な事態は絶対避けねばと警戒。中国のサイトには「サーズを思い出せ政府の発表を信じるな」という書込みが続く。環境問題に次ぐ新たな脅威。昔は民衆の反乱が中国を倒した。今回は国民の不満の上に自然の脅威。中国は大丈夫か。(読者に感謝)

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2013年4月 3日 (水)

人生意気に感ず「師弟国民栄誉賞。福田元首相、習主席と会談。中国の環境」

◇長嶋、松井が国民栄誉賞を得た。1日の上毛朝刊が先ず報じた。こういうのを大スクープというのだろう。2人の経歴からして読売が早く情報を得るのが常識。その読売の報道は1日の夕刊だった。なぜ地方紙上毛がという声が出るは当然。山本一太氏は政治家のリークは500%ないと発言。

 師弟は、ミスター、ゴジラと呼ばれ、国民に感動を与えた。長嶋は華麗なプレーと明るさで常に注目の的だったし松井は豪快な技と堅実聡明な人柄で評価されてきた。

 長嶋はサードに飛び込んだゴロをセカンドをみずに二塁に投げ併殺を完成させた。私は巨人のファンだったが、むしろ梶原一騎の「巨人の星」の世界にいた。

 長嶋に最も感動したのは脳梗塞か何かで倒れた後必死でリハビリした姿。野球で限界に挑戦した姿を見る思いがした。ミスターの根性は健在だったのだ。

 かつて自民党と巨人は共に全盛期にあって両者はあたかも社会を支えるセットのように見られた。自民が雌状の常態を抜けて安倍政権が光を浴び参院選を目前にした時の師弟の受賞はタイミングがいい。政治的な意図をかんぐる向きがあるのは無理がない。前記山本氏の発言はこれを否定しようとするものだろう。

◇県は県内企業の海外展開を支援するため群銀と連携協定を締結した(2)。群銀には中国進出県内企業を長年支援してきたノウハウがある。県は上海事務所を設置して県内経済の活性化に動き出す。知事はそれぞれの強みを生かしたいと連携の目的を語った。

 具体的な問題として、中国人観光客の誘客や県内農畜産物の輸出の促進などがある。県日中友好協会は発足したばかりだがこれらは、協会の事業計画とも深く関わる。協会の役割、なすべきことを真剣に考えたい。

◇福田元首相が近く翌近平国家主席と会うことに注目する。新たに主席の座についた習氏が日本の要人と会談するのは初めて。福田氏は先日、群馬日中友好協会の最高顧問に就いた。私は、同協会会長として強い関心を持つ。中日友好協会長唐家

氏は最近舛添氏に習政権は日中関係改善に強い意欲をもつと語っていた。

◇中国の環境汚染は酷いの一語。豚の死体や工場廃液が川を埋め空中は公害微粒子が充満。道徳のない国か。成長優先の経済は自らの首を絞める怪獣の姿。大きいだけでは大国ではない。(読者に感謝)

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2013年4月 2日 (火)

人生意気に感ず「福田氏名誉県民に。県職新人の志。日中友好・唐家璇」

◇福田康夫元首相が名誉県民に推薦される。31日大沢知事が表明した。県議会の同意を要するが異論はないと思う。名誉県民は社会に大きな貢献をし県民がほこりとして敬愛する人に与えられる。身近に長く接してきたが政治家としての資質は、官房長官として歴代最長の3年半を立派に務めたことが物語る。

 私が、福田氏名誉県民就任の方向を喜ぶ1つの理由は日中交流にプラスになると思うからだ。先月27日、私を会長とする本格的は群馬県日中友好協会が出来、福田さんは最高顧問を引き受けてくれた。

 現在、日中間は最悪の状態にあるが、福田氏に対する中国政府の信頼は篤い。父の故福田赳夫首相が築いた日中の絆を大切にして行動してきたからだ。

◇中国には「井戸を掘った人を忘れない」という諺があるが、私は個人的にもそれが事実であることを示す体験をしている。

 日中国交正常化は、1972年(昭和47)、田中内閣の下で道が開けたが、本格的な日中の関係は1978年(昭和53)、福田赳夫首相による日中平和友好条約の締結によって実現した。中国政府はこのことを一貫して重視し、福田康夫氏のそれを踏まえた行動も高く評価してきた。

 群馬県日中友好協会の発足を韓公使を初め関係者が設立総会で注目した背景には、このような事情もあると私は考える。

◇昨日は、日中友好協会加盟依頼の件でヤマダ電機、相模屋食品等を訪ね快諾を得た。いずれも藩陽への進出をはたしている。ヤマダの本社を訪ねるのは初めてで偉容に驚いた。相模屋は豆腐の実績日本1で私の地元企業でもある。豆腐の創始は中国だと知った。これから、中国では食品関係が発展する感触を得た。

 中国を嫌う人は多いが「群盲象を撫でる」でなく全体像を見なくてはならない。そのために歴史的視点は不可欠だ。

◇県新人165人が辞令。高い志と初心忘れるべからずを望む。代表者は知事に全体の奉仕者、誠実、公平を誓った。それぞれには深い意味と歴史がある事をしるべき。

◇日中友好協会会長唐家璇氏は1日、力で尖閣を解決するつもりは全くない、習政権は日中関係改善に強い意欲があると舛添氏に語った。唐氏は群馬に日中友好協会を作って欲しいと望んだ人。様々なサインをしっかり受け止めたい。国は誤りを犯す。民間の交流はそれ故に重要。(読者に感謝)

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2013年4月 1日 (月)

人生意気に感ず「群馬カラオケ連盟。パラグアイの文化展。中国で楫取を読む」

◇市民文化会館のカラオケ発表会の挨拶でカラオケを楽しめる大切さを語った(31日)。私は群馬カラオケ連盟の顧問。発表会は連盟恒例のイベントである。舞台裏には順番を待つ素人歌手の緊張した顔が並び、ホールには多くカラオケ愛好者が詰めかけていた。

 ギスギスした不安な社会でカラオケは人の心を和ませる。東日本大震災から2年余が過ぎたがあの衝撃の惨事は今後も予想される大災害の序曲だ。歌えることの平凡事の幸せと生れる絆の素晴らしさを訴えた。舞台の袖には景品のキウリの山があった。

◇この日、カラオケの後、同会館の南米異文化交流会に気付いて立ち寄った。パラグアイ、ペルー、ブラジルの表示が目に入り心ひかれた。私は平成8年と17年に南米を訪ねた。平成17年の時は成田へ向う途中、バスは大きな衝撃を受けた。M7.2の宮城沖地震で官廷では地震対策室が作られた。議長としての南米各国訪問は前途に不安を抱いてスタートした。あの時を思い出しながら交流展を見た。

◇パラグアイのコーナーには、「心はひとつ」と掲げ「3.11」で日本を応援したプロジェクトが紹介されていた。大豆100トンと、豆腐製造の資金が寄附された。

 パラグアイは南米のヘソ。地図では賽の目のように小さいが日本の1.5倍。首都はアスンションで、ブラジル、アルゼンチンとの境にイグアスの滝がある。マテ茶とチビータをいただきながらパラグアイに思いを馳せた。

 前原城の写真を懐かしく見た。養鶏で成功した前原弘通氏が建てた。当時は天守閣を建設中だった。映画ジャイアンツを思わせる広い農場で65万羽が飼われていた。前原さんの父が広島で倒産し丸裸でやってきて築いた話を聞かされた。日本人は勤勉正直で通っている。

 サッカーの国である。平成22年のワールドカップの時、大統領は観戦のため公務員が休むことを許可し、日本に勝って市民は熱狂した。

◇西安外事学院から「楫取素彦読本」を読む学生の写真が送られてきた。私は平成23年11月この大学を訪ね日本語科の学生に短い講演をした。この大学に私は本を送ってきた。グラフぐんまも贈られている。西安は、始皇帝の兵馬傭があるかつての長安。学生たちは日本の歴史、とくに明治維新に大きな関心を持つ。「読本」は維新と群馬を知る手頃な資料である。日中友好協会の動きと合わせたい。(読者に感謝)

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