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2012年9月15日 (土)

「楫取素彦読本」 第28回

八、新産業(生糸業)に力を尽くす

さて、楫取素彦は、任された群馬県を教育と新産業で発展させようとしましたが、新産業とは生糸業のことでした。

産業を発展させることは、明治の初め、日本にとって特別の意味がありました。吉田松陰、高杉晋作、坂本龍馬など幕末の志士が、外国に対して強い危機感をもっていた事を話しました。

外国の力の源泉は黒船に現われた工業力でした。西欧の国々は既に産業革命を達成させ、圧倒的な国力で、後進国を次々に支配下に置こうとしていたのです。当時の国際社会は、弱肉強食の状態でした。

【解 説】

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○「楫取素彦功徳碑」は現在、県庁舎北西の高浜公園にあります。長崎やニューヨークに至る広範囲の有志が資金を出しました。撰文は初代史学会長・重野安繹、篆額は有栖川宮熾仁親王、書は明治の三筆の一人金井之恭です。楫取が群馬を去った六年後明治二十五年に建てられました。これを見ても、楫取がいかに国中から高く評価されていたかが分かります。

○楫取素彦は、多胡碑を守ることの他に、多くの古墳の調査と保存にも力を入れました。

これは、伝統の文化を尊重し、祖先をうやまうことの現れです。

教育者、そして、文化人としての楫取素彦には、この点においても混迷する現代に於いて模範とすべき点が多くあるのです。

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