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2012年9月21日 (金)

人生意気に感ず「代表選演説の惨状。危険な橋下現象。ふるさと塾は橋下」

◇民主代表選候補者の初の街頭演説が19日JR新宿駅で開かれた。党主催の街頭演説会はこの日が最初で最後。野田首相、赤松元農相、鹿野前農相の演説はいずれも迫力に欠け、数百人の聴衆の拍手はまばら。「恥を知れ」、「詐欺師軍団」、「帰れ」、「やめろ」、「うそつき」等のヤジの嵐だったと言われる。

 自民党は党首選の街頭演説を既に6都府県の7ヵ所で行ったのに対し、民主党はたった1回でしかもこの惨状。党代表を選ぶ選挙の筈なのに、候補者も聴衆も解散後の総選挙で頭の中はいっぱいだったことだろう。

 総選挙を自民党対民主党に限れば勝敗は明らかのようだ。しかし、全体的にみて自民党が優勢なわけではない。自民でも民主でもない無党派層がどう動くかがカギとなる。

◇今日の日本は、後で振り返った時、あの時が最大の岐路だったと言われるかも知れない。そんな渦が猛烈な勢を増す時点に立たされている。渦の中心にいるのが橋下徹という男。心情的には、私はこの男に興味と共感を感じる。同和、暴力団の父、貧しい少年時代。少年時代の私が置かれた社会の最下層という境遇が彼のそれと似ているからかも知れない。更にそれ以上に、出口のない閉塞感に陥っているという一般市民の心理を私も持つからだ。

◇橋下の過激な発言を熱狂的に受け入れる民衆の状況に私は危険を感じる。前回の衆院選では、民主党という名を掲げるだけで当選するものが続出した。有権者は「風」に動かされる。今度の「橋下」という「風」はもっと強力かも知れない。選挙に勝てば、それが民意であり主権者の声となる。それでいいのか。

 民主主義とは理想として美しいが脆(もろ)さと危険を伴う。かつて、ノック知事を生んだ大阪から旋風が始まったことも興味あることだ。先日、大阪で暮らす友人のジャーナリストは、ヒットラーの出現を思わせると語っていた。選挙で勝つことを考える政治屋が合流の動きを見せている。

◇危険を煽る要素に尖閣、竹島、北方領土などの問題があり、北朝鮮の拉致の問題がある。多くの国民はこれらの隣国になめられてなるものかという思いを抱いている。過激な扇動者によって偏狭なナショナリズムが広がることは日本の為にならない。それこそ民主主義の危機。今回の衆院選は民主主義がかかった意味をもつ。27日の「ふるさと塾」は橋下を扱う。(読者に感謝)

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