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2012年9月 7日 (金)

人生意気に感ず「瀋陽と長春を訪ねる。満州の歴史。いじめで地方と国が協力を」

◇今日、7日から4日間、中国帰国者協会は訪中する。昭和47年(1972)田中内閣の時、日中国交回復し今年は40周年。協会の人たちは、国交回復を機に旧満州から引揚げた人たちが中心。

 私は「炎の山河」で、松井かずの生涯を書いた。彼女は吾妻郡の生まれで前橋市の製糸工場で働いていたが敗色濃い昭和20年5月(終戦は8月)勤労奉仕隊に参加して満州に渡り死線をさまよう体験をした。帰国後は協会の前橋支部長を務めたが数年前に亡くなった。情報を知らない国民が悲劇を味わう典型である。

◇満州国は、清朝最後の皇帝であった溥儀を利用して日本が建てた国で、日本のかいらい国家だった。中国は日本の侵略だと国際連盟に提訴。日本は連盟を脱退、やがて日中戦争となり、太平洋戦争の泥沼にはまり込んでいく。

 満州国のあった東北三省の地はもともと清朝の祖先、満州族が住んでいた。だから、清朝の最後の皇帝だった廃亭溥儀が祖先の地にかえって満州国を建てるという筋書きであった。国連のリットン調査団はこれを認めなかった。中国人は偽満(ウェイマン、にせの満州)と呼ぶ。この旧満州国の首都が新京で今日の長春である。

 私を団長とする訪中団は瀋陽(満州時代は奉天)と長春を訪ねる。瀋陽では日本総領事館で総領事と会い、最近の中国東北の事情を聞く。

 瀋陽と長春では、最近、尖閣問題でデモがあった。彼らの心理には日本の満州侵略のことがあるかも知れない。県が進める国際戦略、及び、現在進行中の群馬県日中友好協会に対する一助になればという思いもある。中国からレポートを送るつもりだ。私を団長とする13名は、午前4時、前橋をスタート。自宅を出るのは3時20分。(この文は前日夜に書いている)

◇札幌の中1男子が「いじめられて死にたい」とメモを残して自殺した。なぜ連鎖するのか。やりきれない気持ちだ。いじめ問題は役所の感覚では解決出来ない。地域社会全体で取り組むことが必要だ。山口県の先日の調査で地域社会の学校応援隊が活躍していることに注目した。上手くコーディネートすればいじめの有効な対策になるだろう。

◇文科省は、いじめで学校や児童生徒を支援する専門家の組織を全国200地域に設置する考えで希望する自治体から「計画」を募り選定するという。群馬県教育委員会も、積極的に対応すべきだと思う。生徒・児童の命にかかわる事だから国と自治体が力を合わせねばならない。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

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