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2012年8月29日 (水)

人生意気に感ず「残留孤児の訪中。瀋陽と長春。中国デモ。前工跡地の太陽光発電」

◇中国帰国者協会訪中団の結団と打ち合わせの会があった(28日)。9月7日から3泊4日で中国東北2省の瀋陽と長春を訪ねる。協会の正式名は群馬県中国残留帰国者協会。

 昭和四十七年(1972)の日中国交回復を機に旧満州から帰国した人たちが中心となっている。「残留孤児」たちにとって、旧満州は悲劇の地であると同時に忘れがたい心の古里。国交回復40周年を機に訪中することになった。総勢13人。協会顧問の私は団長で臨む。

 先ず瀋陽は遼寧省省都で東北地方最大の都市であり満州国の時代は奉天であった。かつて清朝の祖たる金が都を定めたところでもある。

 長春は、遼寧省の北に位置する吉林省の省都でかつて日本が建てた満州国の都・新京だった。

 旧満州国は中国侵略の象徴である。清朝を建てた満州族発祥の地。中国は日本の満州を屈辱と把え「偽満」と呼んだ。こんな歴史的背景から反日感情を心配する訪中団員がいるのも無理はない。瀋陽、長春では、尖閣の問題で反日デモが起きた。JTBの担当者は団員の懸念に心配ないと答えた。瀋陽の日本領事館ではこの件を含め、最近の中国の状況と進出日本企業の動向につき調査し現地から報告するつもりだ。

◇中国の反日デモを見て、ネットで結ばれた若い人が生き生きと参加していることを感じる。中国の歴史を振り返れば、貧しい人達が暴動を起こしそれが雪だるまのように大きくなり、また、雪崩のような力となって国をひっくり返す、その連続だった。

 今日のデモは貧しさ故ではない。表現の自由を求める人間の本能的欲求である。本来表現の自由の基本は政治に対する批判の自由にあるが、中国ではそれがない。制約が緩い方向は、反日と環境問題等である。しかし、政治の批判をいつまでも押さえ込むのは不可能。チュニジアから始まった「アラブの春」の影響、インターネットの普及、これらが中国社会をどう変えているか。肌で感じてきたい。

◇政府は、エネルギー政策の国民的議論を検証し、過半の国民が脱原発を望んでいると統括。今後の国の最大の課題は新エネルギー政策とそれを踏まえた新しい社会像づくり。この方向は東日本大震災を活かす最大の道である。

◇汚染土壌のある前工跡地に太陽光発電を整備するという前橋市の方針は賢明である。新エネルギー推進につき地方自治体の役割は大。市の目立つ所の施設は市民の意識を高める効果も期待できる。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

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