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2012年8月18日 (土)

『楫取素彦読本』第20回

生きる力とは何かを考えてみましょう。国語も、算数・数学も、理科や社会科も社会を生き抜くために必要ですが、これらも、しっかりとした正しい心があって初めて活かすことが出来ます。

だから生きる力とは、正しい心、つまり、健全で逞しい心を基礎にして、その上に知識を身につけ、自分の力で問題を解決する力なのです。

つまり、楫取素彦は道徳教育を基本として、その上に知識を身につけることを考えたのです。

 楫取が道徳教育に力を入れたことを示す業績として、道徳の教科書「修身説約」の編纂があげられます。これは、群馬県で作られ全国的に教科書として使用されました。

 明治天皇が、明治十一年に来県された際には、出版前の草稿をご覧に供する程、県は力を入れました。

 楫取素彦が書いた序文にこの本の目的と楫取の考えが現われています。その一つは当時の大きな流行であった文明開化に注目しつつ、その弊害をおさえようとした点です。

【解説】

○平成二十三年三月十一日の東日本大震災は、日本人に道徳教育の根本ともいえる命の大切さ、助け合うことの大切さを示しました。

心の底に道徳がなければ、学問も知識も一片の木の葉のように軽いものだということを教えました。

幕末のぎりぎりの厳しい社会を行き抜いた楫取は、人間の生きる力の本質は、道徳であることをしっかりと自覚し、群馬の教育の上で、実現しようとしたのです。

○修身節約

群馬県で出版され全国的に使用された道徳の教科書です。

全十巻で、第一巻の序文を楫取素彦が書いています。

※土日祝日は中村紀雄著『楫取素彦読本』を連載しています。

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