« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »

2012年6月30日 (土)

楫取素彦読本 第五回

楫取素彦が仕えた長州藩は、天皇を中心に一つになって外国を打ち破るという方針でした。そのため、幕府の怒りをかって幕府に攻められたこともありました。長州藩の中も動揺し、楫取素彦は、反対派によって、一時、藩の牢屋に入れられたこともあったのです。

長州藩には、楫取素彦と同じ時代を生きた若者に、吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞、桂小五郎(木戸孝允)など、高い志を持った多くの若者がいました。また、他藩には坂本龍馬や西郷隆盛などもおりました。楫取素彦は、これらの人々と深く交わり学び合い助け合ったのです。これらの若者がやがて世の中を大きく動かし新しい時代の扉を開くことになります。

Imagescavwho2m630

高杉晋作

(注) 「動けば雷電の如く」と言われた激しい行動派の若者でしたが、学問にもすぐれていました。高杉日記には、上海へ向かう船中で英書を読んだことが記されています。高杉晋作は、身分にとらわれない奇兵隊を作りました。28歳で病死しました。

Photo

久坂玄瑞

(注) 久坂玄瑞は、禁門の変で死にました。(1864年)妻は、松陰の妹 文で、後、美和子と名を改め楫取素彦の妻となりました。高杉と久坂は松下村塾の双璧と言われました。

○高杉も久坂も熱い絆で結ばれた楫取の同志でした。

Photo_2

萩の城下町は、昔のままの姿で残っています。高杉晋作がふらりと門から現れそうな雰囲気です。

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月29日 (金)

人生意気に感ず「東電総会。株主の悲鳴。刈羽。40分で死の高線量。酒鬼バラは30歳。」

◇東電初め電力各社の総会は大株主の数の論理で押し切られ脱原発を求める株主提案は否決された。しかし、実態をさらけ出す場となった。状況を伝えたメディアの役割は大きい。特に東電はドラマチックだった。株主の悲痛な叫び、猪瀬都副知事の指摘、群馬と近い柏崎刈羽原発の重大性などに注目した。

◇1兆円の税金の投入につき、ある株主は「穴のあいたバケツに水を入れるようなもの」と訴えた。今後、賠償、廃炉等際限なく金がかかるからだ。ある女性は「福島の被害者への寄り添った賠償の為、役員は福島に居を移して」と求めた。あるいは、5千円した株が100円台、土下座しろとか、今までの安全神話から一歩も出ない等の声も。

 猪瀬副知事は、東電の定款には経営理念がないと指摘、また、東電病院の不条理に付き113床中患者は20人、東電関係者以外は受け付けない、120億円以上の資産価値故売却せよと迫った。東電は早急にどう整理するか検討すると答えた。

◇群馬に近い「刈羽」は直下に活断層、全原発中最大量の使用済燃料を貯蔵等で最も危険な原発の一つ。重要な点は地元新潟県が「福島の徹底した分析なき限り再稼動に同意しない」と貫いていること。再稼動を前提とした工程の発表のとき「反対」の怒号が飛んだ。

 東電新会長は、記者会見で「刈羽再稼動」は新生東電経営上の根幹の一つだが、絶対的な安全安心の確立、地元の理解、首長の同意なくして考えられないと述べた。知事の役割と責任は極めて大。隣県として注目を続けたい。

◇新潟県は福島原発事故の徹底した分析を求めている。そこで注目されることは、1号機地下で最大毎時1万300ミリシーベルトを計測した点だ。人が浴びれば40分で死ぬ。原発の恐怖は底知れぬ事を示す。

 放射線は目に見えない。見えないものに対する対策で最重要な手がかりは情報である。だから原発事故では透明性と情報開示が重要なのだ。情報は国民の知る権利を支えるという民主主義の原則が原発事故で浮き彫りになった。

◇時々酒鬼バラ聖斗がメディアに出る。中学校門に切断した首を晒した少年。15年前の衝撃は誰も忘れない。文章が並はずれて巧みだったことも。医療少年院で指導した担当者は完全に更生したと語った。30歳になる。この種の事件は社会の病理と関わっている。異常な諸事件は暗い深淵でどうつながっているか。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月28日 (木)

人生意気に感ず「電力総会。刈羽の危険度。5日内の大地震。小沢の期待度」

◇電力9社の株主総会が始まった(27日)。創業以来の大問題を抱えた総会は大荒れとなるのは当然だ。特に注目されるのは2つの総会。福島第一原発を抱える東電と大飯原発の再稼動問題を抱える関西電力だ。午前11時の段階で出席株主数は東電が4千人超、関西電力は3千六百人を超えた。

 それぞれ注目すべき株主提案が出された。東電では新潟県刈羽原発を廃炉にすること、関西電力では、全ての原発を速やかに廃止することを定款に定めること、などである。この東電、関電を含め7電力の総会で脱原発の提案が出されたが全て否決された。

◇新潟の刈羽に関し、私は県特別委で取り上げた。近いし特別の危険を抱えているからだ。県は積極的な対策はもたない。今後の課題だ。

◇刈羽原発はかつて、後援会で何度も視察した。高速道で短時間で行ける。豊かな松の緑とのどかな海に囲まれた原発はセキュリティ管理も万全に見えた。さすが日本の原発と関心したものだ。今視察すれば視点は全く違う。M7.5が想定される活断層の上にあり、保管する使用済み燃料の量は全原発の中でトップ。専門家は、ここに原発があること自体が狂気と指摘。のどかな海の対岸には狂気の北朝鮮もある。テロに対しても日本はほとんど無防備だ。群馬の「安全神話」は隣県の状況も計算に入れて打ち砕く必要がある。

◇首都直下型地震が近いと言われ臨戦態勢にあるといえる。このような時、25日から7日以内に震度6か7規模の地震が起こるという警告が出た。発信者は、北陸地震雲予知研究観測所の所長で、地震雲研究の第一人者。的中率は高く、2011年は54回中46回的中させた。25日の午後から白い放射状の地震雲が空いっぱいに出た。科学的メカニズムは解明尽くされていないが、地震直前の岩盤の変化から地震雲が生じるのは確からしい。空振りでもいい。重要な資料として身構えをしておく事だ。

◇小沢一郎とその仲間の動きに注目。新聞の緊急世論調査では、小沢一郎が目指す「新党」に「期待する」が15%、「期待しない」は76%。衆院で増税法案に反対したことに対しては、「支持する」は29%、「支持しない」は61%。私の周りの空気もこんなものだ。「やわらちゃん」などは可愛そうに有象無象の一人に見える。

◇私学の理事会に出た(27日)。生き残りに懸命である。公立は潰れないが深刻度は同じはずだ。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月27日 (水)

人生意気に感ず「楫取素彦を講演。本県の最悪地震被害。増税案可決。団藤さんの死」

◇早朝6時からある法人の集いで楫取素彦を講演した。人々は吉田松陰との強い絆に関心を寄せていた。松陰と楫取は今日でも光る人間平等の信念を持っていたこと、維新の血風の中を生きた楫取は、その体験と信念で群馬の人づくりと新産業(生糸)の発展に尽くしたことを話した。9月18日、楫取百回忌法要の実施、臨江閣の偲ぶ会、テルサのシンポジウム等を予告、一時間はあっという間に過ぎた。

◇楫取の講演の中で政治が小さくなり政治不信が広がっていることを話した。今日26日消費税増税関連法案が衆院を通過する。小沢の暗躍、その足下でうごめくチルドレン、そして、鳩山のチョロチョロが目立つ。

◇県は、新地震被害想定で最悪の場合死者3130人と公表した(25日)。5月議会で私が追求した三つの活断層による被害である。昭和6年の西埼玉地震は、関東大震災以上の甚大な被害を本県にもたらした。関東平野北西緑活断層帯によるものだ。群大教授は「群馬は地震がなくて安全だという意識を拭い去ってほしい」と訴える。5月議会で登壇した私の思いも同じだった。

◇団藤重光さんが98歳で亡くなった。東大向ヶ岡寮の近くに住み、寮祭では隣人として招かれたこともあった。私は法学部ではないが手続を踏んで講義に出席し試験も受けた。アメリカの死刑執行を目撃した話しが印象的で記憶にある。死刑廃止論者で、裁判員制度と死刑は相いれないと考えていた。先進国で日本とアメリカは数少ない死刑大国。廃止したら凶悪犯は増えるか。冤罪による死刑執行は取り返しがつかない。国民の8割は支持だ。裁判員制度は死刑を身近にした。死刑と無期には差があり過ぎる。終身刑を設けるべきだという意見は多い。

◇歴史的瞬間だ。増税法案が衆院で可決された。結果は、難産なんて簡単に片付けられない程ひどい。57人が反対し、16人が棄権、欠席し民主党は分裂状態に陥った。反対した57人中40人が選挙基盤が弱い当選1回生。政治家は国の将来を考え政治屋は次の選挙を考えて行動する。これらの人々は次の選挙を考えて反対票を投じたに違いない。しかし、彼らにとって選挙は決して甘くない。彼らは手負いの軍団である。

◇昨日の新聞で今年の県民マラソンの告示があった。11月3日、今年も10キロを走る。今朝はコースを想像しながら走った。走れることは私の財産。大地の感触が頭に伝わる。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月26日 (火)

人生意気に感ず「放射線有識者会議傍聴記。性器を食べるイベント」

◇第2回放射線を議論する有識者会議を傍聴した(25日)。第1回は非公開だった。私は、かえって不信をかうから公開すべしと発言していた。出席者の中で県議は3人で、2人は共産党だった。

 委員の発言はほぼ全員が群馬は放射線の健康被害については心配ないというもの。その根拠は群馬の放射線測定の結果であるが、更に、原発に近い福島県と栃木県の現在の水準が問題ない値だから、離れた群馬はそれらと比べて安全な筈だというもの。

◇やや注目すべきいくつかの発言があった。(その1)放射線の被曝につき百%不安がないわけではない、しっかり監視を続け県民を内部被曝から守って欲しい。今回、群馬はラッキーだったが、将来の事故につきラッキーとは限らない、県は対策を考えて欲しい。

(その2)放射性ヨウ素と甲状腺ガンの関係について。この点に関する発言は意外なものだった。福島ではのどの甲状腺に小さい結石や病変が186人見つかっている。継続して調査する必要があり。その結果を報告して欲しい。

 群馬で甲状腺を調査すれば、かなりの数の病変が見つかる筈だから収拾がつかなくなる、その中には良性の人もいるから精神的負担となり迷惑をかけるから検査の必要はないというのだ。この部分には重大な意味が含まれている。甲状腺ガンは5年後がピークとなって現れる。こんな安易な考えでいいのか。私が放射性ヨウ素の影響につき調査すべきだと発言したら、当局は調査すると答えながら、その後うやむやになっていることの理由が分かった気がした。(その3)環境省のデータでは、前橋でも利根川でストロンチウム(st)が測定されている。量は少なく、福島原発事故との関連は低い。stは本県では検出されないと思っていたので驚いた。

無難な委員を選んでいる感じを受けた。また1時間半をもっと有効に使うためには、聴きたい項目を委員に準備してもらっておくことも必要ではないか。

◇調理したオチンチンを5人が食べた。食べさせる目的のイベントには71人が集まった。主催者と性器切断の男を杉並区は告発するという。極限の飢えに直面した場合の人肉食とは異なる。退廃した社会を象徴する猟奇事件だ。このような事態を放置すると日本人の精神的崩壊現象が広がってしまう。その意味で杉並区の告発は評価すべきだ。警察は知らなかったのか。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月25日 (月)

人生意気に感ず「反原発デモ。金沢子郷左手の書展と松陰の書」

◇22日の首相官廷前の抗議デモは主催者発表は4万5千人という。首相の大飯原発再稼動決定への反対デモである。野田首相は結論を出すのを急ぎ過ぎたと思う。政府や東電が安全神話の呪縛にかかって誤った原子力政策を推進した事が明らかになり国民の不信が燃えさかった直後である。消費増税よりも深刻に把えている国民は非常に多い筈だ。60年安保で国会を取りかこんだデモの光景を思い出す。安保反対よりも切実な脅威を抱く若者は多い。全人類に拘わる普遍的問題が横たわっている。

◇チッソの三俣病のNHK特集を見た(24日)。原因物質は有機水銀だが、現在問題になっているホルムアルデヒドが関わっている。チッソの企業城下町で税の大半はチッソ工場が負担するという、今日の原発城下町と同様な構造があった。熊本大学が出した「原因は有機水銀」という結論をチッソと政府は否定した。この過ちを生かさなかったことが原発政策につき同じ過ちを繰り返させもいえるたと。人間は忘れることの天才である。

 放射線の影響は長期的に見詰めないとはっきりしない。低線量内部被曝については特にそうだ。現在の行政は、データを集めて研究を続けないと御世、批判に晒されることになる。熊本大学の例に見られるように、未知の分野の恐怖につき地方大学や研究機関の役割は大である。恐れずに多数意見に対抗することが大学の使命だと思う。

◇金沢子郷米寿記念書展祝賀会に出た(22日)。病魔を乗り越え左手で書いた作品群は夫人が「再生への執念の結晶」と記す如く一つ一つが胸を打つ。仙人のような身体のどこからこのエネルギーがと思う。先生は私から書をとったら何も残らないと語っておられた。全身全霊が書に凝縮されているようだ。人間の精神力の偉大さに勇気づけられる。

◇私は挨拶で吉田松陰の書がペリーの心に響いた話を引き合いに出した。黒船に乗り込んだ松陰は筆でその意図を伝えようとした。艦長ペリーは、その筆先から尋常でない人物であることを受け止めた。ペリーの日本遠征記にある。書は異人にも瞬時に心の内を伝えることが出来る。「左手の字が好きだ」という人がいます、金沢先生が人生の難関を克服して新たな境地を開いた事を書は語っています、命をかけた吉田松陰の書がペリーを感動させたのと同じだと思います。私の挨拶の骨子であった。明日はある会で「楫取素彦と吉田松陰」を講演する。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月24日 (日)

 楫取素彦読本 第四回

この時、楫取素彦は二十五歳でした。江戸で藩の仕事をしていましたから幕府の動揺ぶりや人々が驚く様子をよく見ていたことでしょう。

やがて幕府はアメリカ等の要求を受け入れて、鎖国政策を変化させ、横浜、長崎、函館の港を開き、貿易を始めました。

横浜港における日本の輸出品の多くは生糸でした。ここで、私たちが注目することは、前橋藩が生糸の輸出で大変重要な役割を果たした事実です。これは、後に、楫取素彦が群馬県令として、近代産業によって、県を発展させようと決意するに至ることと関係いたします。この文で後に触れますが、皆さんは、その時のために、このことを頭の隅に止めておくと、理解に役立つでしょう。

このような外国の力に対してどう国を守るかにつき国の意見は分かれ激しく争うことになりました。日本がひとつにまとまって力を合わせなければならない時なのに江戸幕府にはもはやその力がありませんでした。

『解説』:

「泰平の眠りをさますじょうきせん たった四はいで夜も寝られず」人々の驚きを的確に風刺した有名な狂歌です。「じょうきせん」という銘柄のお茶がありました。四はいのお茶と、四はいの黒船をかけているのです。(はいは船を数えるときに用いた表現です)

※土日祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月23日 (土)

楫取素彦読本 第三回

二、そのころの日本は

楫取素彦が長州で活躍した頃は大変な時代でした。西洋の強国がアジアの国々を次々に支配下に置こうとしていたのです。インドも東南アジアの国々も植民地にされ、その黒い影は中国に及び日本にもその危機が迫っていました。

その頃の日本は江戸時代です。幕府(政府)は国を閉ざして外国と付き合わない政策(鎖国)を続けていました。この鎖国政策を大きく揺るがす出来事が発生したのは一八五三年(嘉永六年)のことです。開国を求めるアメリカ大統領の国書を届けにペリーひきいる四隻の艦隊が突然浦賀に現われたのです。

異国の人々は、帆で風を受けて船を動かすのではなく蒸気の力で広い海を渡ってきたのです。その工業力に度肝を抜かれた日本人は黒船といって恐れ、日本中が蜂の巣をつついたような大騒ぎになりました。

400px1853yokohama_01_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月22日 (金)

人生意気に感ず「PTAの異変。消費税の嵐。与謝野のがん」

◇芳賀三校PTA連絡協議会に出た。すぐ気付いたことは、PTA役員の様子が違うのだ。数日前の地域対策会議と関連する懇談会が昨夜(21日)開かれた。養豚業勤務の若いお父さんは、慣れないからと言って紙に書いた文を取り出し、PTA会長の挨拶を述べた。きびきびとしたやる気が伝わる。忙しいけど勉強になると語った若いお母さんは先日町内の草取りでPTA役員になりましたと私に話しかけてくれた女性だった。

 一般にPTAの形骸化が伝えられる。役員になり手がなく、クジで挨拶なしを条件に決めるという状況だった。芳賀地区の変化は何がきっかけか。良い変化は連鎖反応を生み新しい伝統のスタートにつながるかも知れない。PTAの役割は極めて重要である。私も輪に加わり応援したいと思った。

◇消費税増税法案をめぐる国会の嵐は国民にとってより深刻な嵐だ。26日にも衆院で可決の見通しだが小沢グループは反対を固め離党の方向。結局民主党は分裂し、また離合集散の繰り返しとなる。傑出した政治家はいないから新党が出来ても展望は開けない。国難の時なのに日本はどうなるのか。

◇小沢のスキャンダルはこの状況の底流にあって政界の動きに影響を与えているに違いない。妻の離縁状が明らかになった日、県議会でも週刊誌のコピーが回されたが、永田町でも週刊誌は売り切れコピーが一挙に出回ったという。

 それでも小沢と行動を共にするチルドレンは50人程いるらしい。彼らなりの計算があるだろうが、力がない彼らに選択肢はないのだろう。民主党という看板だけで当選した。選んだのは国民であるが、そういう国民に付け込んで何でも立候補させるというやり方が国民を馬鹿にし政治を駄目にしているのである。

◇原監督が「一億円」問題で窮地に立っている。脅されて巨額の金をいとも簡単に出した事に驚く。脅せば取れるという悪い前例を作った。球団の危機管理の問題だ。巨人の社会的な存在を考えると決して私的なことではない。

◇与謝野馨が「全身がん政治家」で、39歳で始まったがん手術以来、合わせて4つのがんと壮絶な闘いを続けてきたことを告白している。01年の前立腺がんの時、まだ重粒子線治療はなかった。強烈な精神力に頭が下がる。「きみ死に給うことなかれ・・・」「やわ肌の・・・」と歌った与謝野晶子の子孫。政界きっての政策通だ。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月21日 (木)

人生意気に感ず「県職との勉強会。原監督の1億円。小沢と離縁状」

◇前橋選出の県会議員と県幹部職員との懇談会があった(20日)。会場の雰囲気がいつもと違うので驚いた。ホワイトボードとスクリーンに向けて机が並ぶ教室形式なのだ。中味も県政勉強会で、群馬の古代史を中心にした県教委職員の話は歴史の脈絡をうまく押えて飽きさせないものだった。県民局主催のこのような会は有意義だと思った。

 一、二を紹介しよう。群馬は昔から識字率が全国有数だったのは畑作が多いことと関係する。桑を植えカイコを飼って生糸を金にかえる。このような商品経済に字を読めることが必要だったというのだ。また、絹は中国から輸入していたが支払いのため金銀が流出するので国は絹の輸入を禁じたので群馬の養蚕が盛んになった。古代、馬は今日の高級車といえる。これを持つことはステータスのシンボルだった。中央政府は群馬に多くの牧(まき)を置いて馬を生産させ、みかえりに先進の技術がもたらされた。朝鮮半島の渡来人が高い技術をもって群馬に来た。こんな流れがあったらしい。古墳が際立って多いのもこの地が中央と特別の関係があったことを示す。これらは、群馬が教育と近代産業(生糸)で発展する基礎であった。明治の初めこれを手がけた人が楫取素彦であったという点にも講師は触れていた。私の考えと一致する点である。

◇台風4号が去ったら、5号が続く。梅雨の初めの特殊な気象条件の下で南から異常な雨をもたらす湿った雲が舌のように伸びる。湿舌(しつぜつ)と言うそうだ。ぶちまけるような降雨。西日本の局地の惨状は筆舌(ひつぜつ)に尽くし難い。洒落(しゃれ)ではないと言いたい。超異常気象の時代は群馬にも例外を認めない。

◇巨人の原監督がかつて元暴力団員に1億円払っていたことが週刊誌で報じられた。原監督も球団も1億円を恐喝されたことは認めている。暴力団の点は認識がなかったとしている。警察沙汰にしなかった点はいかにも軽率。暴力団と知って払えば暴力団排除条例の利益供与になる。巨人も原も好調の時なのに。

◇小沢一郎の「離縁状事件」問題が小沢を本格的に追い詰めている予感がする。田中角栄が金脈問題で失脚した構図と似ている。小沢事件は野田総理には有利に作用しているようだ。検察審査会問題で起訴され現在刑事被告人であるが、この裁判の行方にも影響を及ぼす問題点が出てきた。角栄と同じ運命を辿るのか。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月20日 (水)

人生意気に感ず「台風直撃。科学技術の目的。消費税。北方領土。新潟に大油田」

◇19日10時過ぎ群馬県も暴風域に入った。書斎の外の柿の木が激しく音を立てている。その上で風の音が轟いている。テレビは、東海地方の荒れ狂う海を写している。まるで巨大地震の前兆を物語るようだ。風の音が激しさを増している。群馬の土砂災害危険地域は大丈夫か。崖下の人々は生きた心地がしないだろう。凄まじい風雨の襲来は、群馬に災害はないという「安全神話」を吹き飛ばそうとしている。この時期に列島を縦断する台風は異例中の異例だ。4号のあとに5号も続く。自然の災害については何でもありの時代に突入している。

◇国立天文台の常田佐久教授は、「新しい太陽像」と題して語り、今、太陽にはとんでもない変化が生じていると指摘した。太陽観測衛星「ひので」の観測結果なのだという。異常気象の原因は専ら地球温暖化と考えられているが、併行して、太陽異常の影響があるらしい。全地球の存在は太陽にかかっているのだから太陽の変化は圧倒的である。古代人がいけにえを捧げて太陽を恐れた心は今日の私たちにも通じるものがある。

◇科学技術の目的は何か。人々の幸せを実現するためである。このことにつき、福島第一原発事故は重大な反省を突きつけている。科学技術白書が発表された。それは、科学技術が国民の期待に応えられなかったことを分析している。原子力発電という最先端の科学技術が過ちを犯した事が如実にそれを示している。つきつめれば、高度の発達した科学も管理する人間の心にかかっていることを示す。現代の悲劇は、一人歩きして止めどなく発達する科学をコントロールする哲学と制度の貧困である。

◇政界の台風は「消費税増税」だ。民主党内の紛糾は前原政調会長一任で乗り越えた形だが問題はこれからだ。国会議員の身を切る改革、税の使い方など国民の納得を得なくてはならない。

◇「北方領土」が前向きに議論されることに注目する。ロシアは日本人が最も嫌いな国とされる。その理由に60万人のシベリア強制抑留と北方領土がある。ロシアはシベリアの開発にかけておりに日本の協力を必要としているから好機なのだ。

 群馬でも日ロ友好協会発足の動きがあり私も発起人の1人。こんな折、秋田犬の子がプーチンに贈られるという。わが家のナナも秋田犬。お前の仲間が大事な仕事をするぞと頭を撫でた。

◇新潟沖に大油田という情報に驚く。かつて石油のないことが太平洋戦の一因になった。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月19日 (火)

人生意気に感ず「ギリシャの大津波。汚染マップ報告せず。小沢一郎と立花隆」

◇ギリシャ発の大津波が襲うことを心配していたがホッとした。ギリシャやり直し総選挙でユーロ残留を掲げた緊縮派が勝利した。緊縮派は、支出を抑え、ギリギリの倹約に耐えながら借金を増やさない自助努力の政策で財政再建を目指す。この政策推進こそユーロが支援融資する条件である。この支援がなければギリシャの財政破綻は決定的となり、影響はイタリア、スペインに及び欧州に負の連鎖が広がり世界大恐慌が始まる。このような懸念が深刻だった。危機は回避されたと見て18日世界の株は急上昇した。

 日本の債務も膨大でギリシャの二の舞かと世界の注目を集めている。日本の財政再建は消費税増税案の成否にかかる。決断できない政治の醜態を世界に晒している。政治生命をかけた野田首相の決意が道を開きつつある。ここいく日かは日本の運命を左右する国政の山場だ。

◇米国から提供された原発事故直後の汚染地図を放置し住民の避難に役立てなかったことが明らかになった。放射性物質が大量に流れた西北方向に多くの住民が移動する結果となった。資料は「放射線班」に伝わったが、住民の避難を担当する「住民安全班」に渡らなかった。拡大された資料は掲示されていた。

 なぜこんなことが起こるのか。大変な金をかけて作った、放射性物質の流れを調べるスピーディーの結果も生かされなかった。危機管理上の最重要課題は、担当者の心の問題であることを浮き彫りにしている。

 東日本大震災から最大の教訓を引き出すことが求められる。県の危機管理室は、国の醜態を教材とすべきだ。本県は災害が少ない。「安全神話」に陥っていると虚を突かれる。何が起こるか分からない、何でも起こりうる時代なのだ。

◇小沢一郎の妻の離縁状を読んだ。後援会幹部にあてた手紙である。いろいろあるが、注目したのは放射能に怯えて逃げたという点。政府の中枢だけが知っていた情報があったからだ。大変な政局にどんな影響があるのか。

 評論家の立花隆氏は、「この手紙で小沢は完全に終わった、人間として何一つ誉められるところがないことがはっきりした、女性に対する影響は大きい、政治家は女性の支持を失ったら生き残れない」と述べている。その通りだ。風によって生まれた小沢チルドレンが風によって消えていく。風前の灯か。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月18日 (月)

人生意気に感ず「消費税。原発再稼動。ギリシャ。刈羽原発。」

◇今、日本の浮沈に関わる大問題が2つある。消費税増税と原発再稼動である。決められない政治の象徴、ギリシャの二の舞になると騒がれている消費税増税問題もやっと出口が見えてきた感じだ。

 より深刻なのは原発再稼動である。野田首相は大飯原発の再稼動を決めた。他の原発の再稼動に容易につながっていくことを恐れる。

 私たちは原発事故の恐ろしさとそこから最大の教訓を引き出さねばならぬことを知った。大飯原発につき安全性が確認されたというが自然の威力を前にそんなに簡単に確認出来るのか。日本は地震の巣の上にあるうえ、日本列島は地震や火山の大変動期に入った。東海、東南海、南海の巨大地震も近づいているのだ。

 国が誤った政策によって原発に関して「安全神話」を作ったことが明らかになった。この反省に基づき原子力規制委員会と原子力規制庁が間もなく発足する。「新安全神話」がつくられないように国民は監視しなければならない。

◇私は、今年の3月11日、原発さよなら大会に敢えて参加し、壇上から段階的脱原発を主張した。激しいヤジを浴びたが賛同の拍手もあった。現実を直視しなければならない。

 福島の教訓を活かした新しい基準をつくり、危険度、安全度を厳しくチェックし、原発仕分けをすることが必要だ。

◇ギリギリの再選挙が実行中で間もなく結果が出る。出口調査によれば緊縮政策推進派が優勢だという。ほっとした。ユーロによる支援の条件は、ギリシアのぎりぎりの自助努力つまり緊縮財政の続行だからである。ギリシアの破綻は世界大恐慌につながり日本も巻き込まれる。グローバルな時代のうねりを感じる。このブログを書いている最中に、緊縮派の勝利宣言が伝えられた。

◇この5月議会の放射能対策特別委員会で私は柏崎刈羽原発への対策を質問した。当局はあまり重視していないらしく答弁は形式的であった。今の状況では「刈羽」も再稼働の方向である。付近には多数の活断層がある。距離も群馬から近い。隣県としての協力も必要になる。他人事ではない。

◇後援会幹部に捧げる弔辞を読んだ(18日)。故人が画いた白い灯台の絵から入った。軍国少年の時、模型ヒコーキで東條首相から彰状を得た。ヒコーキを追う健吉少が目に浮かぶと述べたら遺族の泣き声が上がった。労働運動を貫いた侍で主義主張を越えて私を応援した人だった。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月17日 (日)

楫取素彦読本第二回

一、楫取素彦とは

 楫取素彦は、明治の初め、明治政府に任命された群馬県の初めての県令、今日でいう県知事です。近代群馬の基礎を築いた立派な人物ですが、今では知る人が少なくなりました。楫取素彦を通して皆さんの前に新しい世界が現われます。そこから学ぶことは、きっと、皆さんに勇気を与え大切な財産になることでしょう。

長州(今の山口県)萩で生まれ、小さい時の名は小田村伊之助といいました。昔の人は名前を変えることがよくあったのです。伊之助は大変かしこい子で学問に励み、やがて殿様に認められ、藩で重要な役目を担うことになりました。混乱と争いの時代にあっても彼の学問と学問を通して培った正しい心が光を放ったのです。殿様は、伊之助にふさわしい名前を考えました。楫取素彦は、殿様が「お前は国の楫を取る人間になれ」と言って与えた名前なのです。

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月16日 (土)

楫取素彦読本 第一回

は じ め に

楫取素彦は幕末の国難の中を、高い志をもって、命をかけて駆け抜けた人物です。侍であると同時に志士、そして優れた学者でもありました。彼は、その情熱と幕末維新の体験をもって、第二次群馬県初代県令として近代群馬の基礎を築きました。

 楫取素彦の業績とその実像を深く知るにつれ、この混迷の時代に、県民の貴重な財産として、また、心の指標として甦らせる必要を強く感じます。折りしも、平成二十四年は、楫取素彦没後百年に当たります。これを機にこの名県令を県民の皆さんと共に顕彰することを目指して「楫取素彦顕彰会」が出来、その事業の一環として、「楫取素彦読本」を作ることに致しました。小中校生はもとより、一般の方々に広く読んで頂き、勇気と希望を生み出す一助になればと願っております。

も く じ

一、 楫取素彦とは 4

二、 そのころの日本は 6

三、 吉田松陰とは、そして楫取素彦との絆 13

四、 明倫館と明倫小学校 30

五、 楫取県令の登場 34

六、 楫取素彦の人づくり教育 41

七、 楫取素彦と多胡碑 53

八、 新産業(生糸業)に力を尽くす 57

九、 生糸の直接輸出と吉田松陰の短刀 65

十、 廃娼運動 79

十一 世界の動き、奴隷船マリア・ルース号事件85

十二 廃娼運動の意味 91

十三 「読本」を閉じるにあたり 97

Photo

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月15日 (金)

人生意気に感ず「小沢妻の離縁状。田中美絵子。6歳未満の臓器移植」

◇14日、コピーが一部議員の間に配られたりして静かな衝撃が走った。小沢一郎、「妻からの離縁状」、週刊文春の記事である。小沢の妻和子が後援会幹部宛てに書いた手紙は衝撃的である。

 愛人と隠し子に関しては自殺まで考えたが、耐えて離婚しなかったのは、小沢が政治家としていざという時日本と郷里に役立つと思ったから。しかし、放射能が怖くて、岩手で長年お世話になった方々が一番苦しい時に見捨てて逃げた小沢を見て、岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚した、というもの。

◇私が特に注目したのは、放射能に関する情報のことだ。3月16日の朝、第一秘書が来て「内々の情報を得たので先生の命令で秘書達を逃がしました。私の家族も既に大阪に逃がしました。先生も逃げますので奥さんも息子さん達も逃げる所を考えて下さい」、こう言ったというのだ。

国民には、パニックになるからといって事実を隠したことは各調査検証で判明している。小沢のような権力者には核心の事実が伝わっていたに違いない。政府の中枢に放射能に関する重要な情報が報告されていたことは、独立検証委員会の報告書でも明らかにされている。

 特に次の事実は最悪のものだ。「事態が悪化すると住民避難区域は半径2百キロ以上に及び首都圏を含む3千万人の避難が必要になる」。原子力委員会の菅首相への報告である。週刊誌の記事が事実とすれば、小沢一郎の政治家としての資質の本質が問われることだ。同時に小沢軍団にとって一大痛撃となろう。折りしも小沢ガールズの一人中田美絵子議員のキャリア官僚との不倫が伝えられている。

◇国防会議厩衛会(自衛隊を支える民間経済人の会)の総会に出た(14日)。代表幹事町田錦一郎さんのこの会に寄せる気持ちは執念に近い。会社の担当者から出席確認が何度もあった。参院議員佐藤正久氏の講演は気合が入っていた。ゴラン高原派遣輸送隊初代隊長を務めた人。国防には日頃の備えが必要で防災と危機管理も同じ。大川小で74人の児童が死んだ。目の前の山になぜ登らなかったかと語っていた。

◇6際未満の男児が初の脳死判定で臓器移植がなされる。虐待のない子であることが条件。息子は誰かの一部となって生きる、これを成し遂げる息子を誇りに思うと両親が語った。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載したします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月14日 (木)

人生意気に感ず「胆管がん。生活保護。放射線マップ。菓子まつり。楫取の法要」

◇胆管がんが無気味に広がっている。大阪の印刷会社では既に死者が5人出た。東京・宮城でも同種の会社の元従業員にがん患者が出ている。厚労省は全国的な調査に乗り出す。3人に1人ががんで死ぬ時代である。発がんの原因は無数にあるだろうが、その中に、大阪の印刷会社のような特定の職業分野に異常に強力な発がん物質が存在するというような例が他にもあるかも知れない。知らないで仕事にたずさわる人は大変だ。厚労省だけでは調べられない。地方自治体の役割が重要である。本県は大丈夫か。

◇大阪のある役所に並ぶ長い列の実態を知り驚いた。生活保護受給者の群である。一見して働ける若い人たちだ。マスコミの取材に答える人達には働く意欲がないことに対する恥じらいは見えない。血税が流れていく。一方で国会では消費税増税法案が可決の方向で動いている。この国は国民の精神の再建に取り組まないと崩壊する。

◇県では放射能対策特別委員会がスタートした。県行政の最大の課題は、県民に現状を正しく知らせること。情報提供は、失われた信用を回復し県民に自衛の資料を与えるカギとなる。そのカギの一つが汚染マップである。

 県には、大量の放射性セシウムが降ったが、それは刻々と変化している。風や雨によって動いているからだ。県は、現状を示す放射線マップを作ろうとしている。県や市町村がこれ迄に測った放射線量に関するデータに基づいて年内に作成する。食の安全等県民が命と健康を守るために必要なものだから早い方がよい。特別委のメンバーとして、県と市町村の動きを見守っていきたい。

◇ベイシア文化ホールの前橋菓子祭に出た(13日)。第35回となった組合の恒例行事である。今回のゲストは由美かおる。市内の小さな菓子づくりの商店がチケットを売り、菓子作りの実演も工夫して実現する大会である。私は組合顧問として挨拶した。大ホールは7割位の入りであった。

 お菓子は伝統の文化であり、良い人間関係をつくるためのお手伝いの役目をする。そして、東日本大震災後の安定した社会を築くのに必要だと話した。

◇山本市長と会って、楫取記念行事につき打ち合わせをした(13日)。楫取素彦は没後100年で市は市政120年となる。市と私が会長を努める楫取顕彰会は協力し役割を分担する。100回の法要には楫取家関係者が出席。楫取県令と共に近代前橋を築いた功労者のしのぶ会は臨江閣で行う。記念講演会はテルサを会場として、5代目当主の楫取能彦氏が素彦を語る。9月18日実施。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月13日 (水)

人生意気に感ず「放射能特別委。深夜の高速道。胆管ガン。薬物の恐怖」

◇5月議会も終わりに近づき、昨日は特別委員会の日。私の所属は放射能対策特別委員会である。傍聴人が5人というのは珍しいことだ。放射能に対する関心の高さを示す。傍聴者ゼロが多いのだ。

 原発事故に発する人々の放射能パニックはやや沈静化しつつあるが、放射能に対する恐怖が去ったわけではない。対策の本番はむしろこれから。その意味でこの特別委の役割は大きい。昨日は新設特別委の第一回だった。活発な議論があって終わったのは午後4時半頃だった。

 食品の新基準、除染その他多くの課題が山積。「国や東電は、パニックを起すことを恐れ、情報を隠したりしたため国民の信頼を失い、かえってパニックを起こした。信頼を回復するためには、県は、あらゆる情報を的確に提供しなくてはならない。部長は決意を示すべきだ」と私は、冒頭の質問で、健康福祉部長に迫った。県民の命と健康に関わる特別委員会なのである。

 「除染」は最大の課題である。膨大な量の放射性セシウムが本県にも降ったが、そのうち森林のものは除染がほとんど出来ていない。森林から流れ出て農作物を汚染し、川に入って海に出て魚介類を汚染するからだ。息の長い闘いになることを覚悟しなくてはならない。

◇過日、歴史遺産議連で韓国の古墳等遺産群と博物館を視察したが、それを振り返る研修会を水上の会場で行った(11日)。県立女子大の熊倉教授が適切な資料を用意した。久しぶりの温泉は心をいやす効果があった。私は、早朝の仕事があるので、午前3時前に宿を出て雨の高速道を走った。ブログを書き、楫取素彦読本の原稿に取り組み、少し寝て12日の特別委員会に臨んだ。短時間で睡眠の効果を得ることは私の特技といえるかも知れない。

◇大阪の印刷会社で働いた人から胆管癌が異常発生している。10人がガンに罹り4人が死んだというから驚きである。他の同種の工場に広がるだろう。ガンの原因物質は、身近かにひそんでいるのかも知れない。

◇薬物依存症の体験をもつ人は磯飛京三容疑者のことを特別の目でみているのではないか。この男は何度か薬物事件で刑に服しているといわれる。依存症になると脳に変化が残り完治は困難で何かのきっかけでコントロール不能に陥る可能性があるというのだ。「薬」は恐い。

◇脱法ハーブを扱う店主が逮捕された。吸うのは客の勝手と無責任なことを言っている。薬物の規則は後追いで抜け穴だらけになっている。心を支配し別人格にする薬物の恐怖を見詰めよう。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載いたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月12日 (火)

人生意気に感ず「通り魔磯飛京三。秋葉原事件。総理の決断。がれき受入れ」

◇磯飛京三(いそひきようぞう)、36歳ドラマの登場人物のような名前だ。通り魔殺人の容疑者である。理由もなく2人が刺殺された。「助けてください」と命乞いをする人に馬乗りになって包丁を何回も頭上に振りかざしては刺した。大阪ミナミの繁華街の昼日夢の如き出来事だ。周囲の人は「通り魔だ、逃げろ」と叫んだ。この表現は、猛獣に遭遇したような受け止め方が社会に定着していることを物語る。容疑者は、「死にたかったが出来ず、死刑になりたかった」と供述した。

 またかと思った。繰り返されるこの種の犯罪は日本の社会が抱える病質の現われである。予備軍は多数いるに違いない。時々、パカット口を開けた黒いすき間から狂気がこぼれ出る。秋葉原の通り魔事件は記憶に生々しい。

◇平成20年6月秋葉原の歩行者天国であの通り魔事件は起きた。25歳の青年はネットで通り魔実行を予告していた。トラックで突っ込んだ男は、歩行者を跳ね飛ばして停車すると、両刃のダガーナイフで7人を殺し、多くを傷つけた。その後、現場を訪れると白い献花台に花や飲み物が供せられていた。

 この種の事件を防ぐには峻厳な法の執行だけでは足りない。妻もなく、友人もなく、希望を捨て社会を恨む若者が増えている。レンタン自殺や硫化水素の自殺をサイトで呼びかけると簡単に人が応じる時代である。今年の自殺白書によれば、就職に失敗した若者の自殺が増えている。病める社会に対し政治の責任は大きい。

◇国難の時に足をひっぱり合い、決断できない国会の状況が続く。「国民のために決断の時は迫っている、私は政治生命をかける」野田総理は、解散の決意を示したものととられる。消費税増税法案が可決されない場合のことだ。解散となれば、小沢チルドレンの多くは、しっかりした後援会組織もない浮草のような存在だから当選は出来ないだろう。こんな本音が政局を動かしている。

◇本県の震災がれきが前進する。吾妻の3町村が受け入れを決めた岩手県のがれき。第一陣が中之条町の焼却施設に着いた。本県初で、全国的にも東北以外では東京都、静岡県島田市に次いで3番目。折田中之条町長の勇断で始まった。折田謙一郎さんは小渕総理、小渕優子代議士の秘書を務めた人で県内の主要な選挙で私は行動を共にした。困難な状況で大局的判断が出来る人。本格受入れが嬉しいと語った。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を掲載いたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月11日 (月)

人生意気に感ず「オウム高橋の逃亡。ロンドンにかけるドラマ。臨江閣の茶会」

◇オウムの手配犯高橋克也容疑者が必死で逃げている。今までの逃亡と違い、直近の姿が公開され、その上、日本中至る所に防犯カメラがある。1千万円の賞金もかけられた。賞金稼ぎは暗黒街にも広がっているだろう。あたたかい季節であることは逃亡者を助ける要素だ。橋の下でも寝ることができるからだ。しかし、それにも限界がある。檻から逃げた猛獣のように社会全体から追われるものの心理はどんなものか。つかまるか、出頭するか、自殺するか、高橋容疑者は、早晩、究極の選択に迫られるだろう。心身ともに疲れて、自殺しなければよいがと思う。それは、マインドコントロールから解放された一人の若者に対する同情もあるが、オウム犯罪の暗い淵に光をあて少しでも真実に迫るためだ。

◇ロンドンオリンピック予選に目を奪われている。サッカー、バレー、柔道、レスリング、陸上の各種目等々、国をあげての一大事業である。個々の選手はロンドンに出たいという執念のかたまりのようだ。全てを犠牲にして体力と気力の限界に挑戦する姿に心を打たれる。

フライングで失格し大地にうずくまる選手がいた。4年間の身を削る努力が一瞬で水泡に帰した。頭を抱える背中にドラマが凝縮している。トラックを走る女性たちが美しい。一万メートル走を見た。雨の中を春の光が駆けている。削りとったような彼女たちの姿は恋も遊びも捨ててここにかけてきた日常を物語る。勝利を得て手を振る笑顔は正に美神だ。

 オリンピックは民族の祭典と言われるが、その国の特色、文化度、総合力が現れる。4年前の北京は政治の渦に巻き込まれて大変だった。今回のロンドンはテロが心配だ。その次は東京に決まるのだろうか。日本の場合、巨大地震の恐れが判断材料にされるのではないか。首都直下が重なればオリンピックどころではない。

◇臨江閣の茶会に出た(10日)。収益の一部を東北の被災地に寄付するという。順を待つ畳の間に楫取素彦の肖像と前橋町民有志の去りゆく楫取への送別の辞が掲げられていた。この県指定重要文化財の建物は、楫取の企画で始まり、下村善太郎等の寄付で完成した。敷地の奥には楫取が寄付した茶室がある。近づくと「畊堂庵」とある。畊堂

とは楫取の号で、書は、ひ孫で前拓大総長の小田村四郎氏が書いた。(読者に感謝)

Photo_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月10日 (日)

「上州の山河と共に」 第140回 政治家への道

 落選の時は、数日間は、時が経つほど悲しみが深まるように感じられたが、当選を果たした喜びは、これとは逆に日毎に高まっていった。各地の後援会や支援団体も、それぞれ会合を開き、勝利の喜びをかみ締めていた。

 このようなムードが落ちついてしばらくした頃、福島浩は体調の変化を訴え始めていた。そして闘病生活の後、次の本選挙を目前にして世を去ったことは前に書いた通りである。

 彼の死後、世の中は、経済を初めとしてあらゆるものが一層激しく動き、この動きの中で県政の役割も大きくなっている。そして私も大きく期するところがあるが、それにつけても、彼が生きていたらと改めて思うのである。

 福島浩の死後、私が特にお世話になっている人が、彼の長兄、福島秋次氏である。福島秋次氏は飾り気のない誠実な人柄であり、また、人情味豊かな人である。しかし、また同時にクールな判断力、洞察力に勝れ、時には大胆な決断力も示す男性的な人物である。福島浩の兄ということから、昔から親しくし尊敬してきた人物であるが、福島浩亡き後は、私が何かと相談する時、常に温かく接してくれ、敵切な助言をしてくれるのである。

 福島秋次氏のように私を温かく支えてくれる多くの方々に対する恩返しは、県会議員として立派な仕事をすること以外にないのである。私は、このことを常に念頭において、立派な県会議員になるために、今後、精進を続けてゆこうと思うのである。(読者に感謝)

※土・日・祝日に連載してきた「上州の山河と共に」は、本日で終わります。次の土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載します。今年は、楫取の没後百年に当たり「読本」は、準備中のもので、7月末ごろ出版予定ですが、出版に先だち、ブログに掲載することにしました。小中学生にも読めるようにというのが、1つの目的です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 9日 (土)

「上州の山河と共に」第139回 政治家への道

 

 私はマイクを握り、深く頭を下げた。

 「皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのお陰で、とうとう、当選することが出来ました。この感激を胸に、これからも、皆さんと共に歩みます。そして、立派な県会議員となって、皆さんの為に、ふるさとの為に頑張ります。本当に、本当にありがとうございました」

 周囲の闇から浮き上がった夜の事務所は、波が押し寄せるように人々が動き、声が飛び交って、いつまでもにぎやかであった。

結局、開票の結果は次の通りであった。

中村 紀雄  34831票

菅野 義章  29663票

宮川 邦雄  23842票

長谷川 薫   6690票   (投票率 48.11%)

土・日・祝日に。連載してきた「上州の山河と共に」は、明日で終わります。次の土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載します。今年は、楫取の没後百年に当たり、「読本」は、準備中のもので、7月末ごろ出版の予定ですが、出版に先だちブログに掲載することにしました。小中学生にも読めるようにというのが、1つの目的です

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 8日 (金)

「酒井法子元夫。ゴビンダ再審。暴力団排除。弔問記帳」

◇違法薬物を父が警察に届けたことに驚いた。酒井法子さんの元夫・高相裕一氏は、それによって麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。09年に同法違反で起訴され、今回再犯の疑いである。

 なぜ父親は証拠物件を警察に届け出たか。親子関係が破綻しているのか、息子のためという深い考えに基づくものか興味をそそられる。普通の親子の情からして父が子のために証拠を隠すことは論理的に無理からぬ面がある。

 そこで、通常なら証拠隠滅罪になる行為も親が子のために隠した場合その刑を免除することが出来る定めである。古い法の諺に、「父は子の為に隠す直きことその中にあり」というのがある。

◇再審開始決定にネパール人親娘たちの表情が輝く。この瞬間を受け止めるためにネパールから駆けつけた無期懲役囚ゴビンダの家族である。昨日(7日)、議会の昼休みのテレビで見た。近くの議員は、東電OL殺人事件、再審、冤罪という事を知らないらしい。

 複雑怪奇なオドロオドロシイ事件である。慶応出の超エリートの東電OLは勤務が終わると日課のように渋谷の街角に立って売春した。自らにノルマを課していたようで、手帳には克明に相手の氏名やイニシャル、全額等が書かれていた。金に困っていたわけでなく動機は謎とされる。木造のアパートの空いていた一室で犯行は行なわれカギをもっていたゴビンダが逮捕された。

 再審の決めては最新技術のDNA鑑定の結果。被害者の体内の精液や付着した体毛が別の男のものと判明。「疑わしきは被告人の利益に」という刑事訴訟法の原則に従って再審が決まった。無罪となるのは確実である。

◇警察関係の常任委員会で私は、警察官の度重なる不祥事と暴力団関係を取り上げた。07年に県議会は県営住宅から暴力団を排除するための条例改正を行った。私は提案者として本会議場で提案説明をした。広島、福岡両県に次ぎ全国で3番目だった。昨日の県警の報告では順調に運用され成果を上げているとの事だった。

 暴力団排除条例に関する前橋市のスナック発砲事件では捜査が進んでいると担当官は答えた。

◇昨日、県庁で寛仁さまの死に弔問記帳した。皇室離脱宣言、女系天皇反対発言などの厳しい行動と凄ましい闘病の姿が重なった。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 7日 (木)

人生意気に感ず「上野三碑世界遺産に。高橋サリン特別手配。ひげの殿下逝去。」

◇県は上野(こうずけ)三碑の世界記憶遺産登録を目指す。同僚の須藤和臣県議の提案でもある。上野三碑とは特別史跡に指定されている多胡碑、山上碑、金井沢碑のこと。中でも多胡碑が最も有名で、上毛かるたに「昔を語る多胡の古碑」とある通り古代の史実を語る貴重な資料としての評価も極めて高い。

 世界記憶遺産は歴史上重要な文書や絵画などを保存して後世に伝えるユネスコの事業である。ベートーベンの第9の自筆楽譜、フランス革命の時の人権宣言、アンネの日記などが登録されている。日本では、山本作兵衛の炭鉱記録画が昨年初めて登録された。

 多胡碑については、私も先日の議会で楫取素彦の業績に関して取り上げた。初代県令楫取は、多胡碑を日本三古碑の第一位として「碑亭」をつくって永久保存につとめ、また中国人書家・揚守敬に多胡碑の拓本を贈呈、揚守敬がその著書「楷法遡源」で多胡碑の文字を紹介したことでその書道的価値が広く認められるようになったのである。

◇サリン事件最後の特別手配犯高橋克也容疑者の顔写真が公開された。逃走に際し金を引き出す時の防犯カメラに写った顔だ。既に世に出ていた公開写真と似ていない。既存の手配写真がむしろ隠れみのの役割を果たしていたといえる。高橋容疑者は安心して大衆の中に紛れ込んで社会生活を送っていたに違いない。警察は大いに反省すべきだ。3億円事件も手配の顔写真が似ていないために市民の協力を得られなかったことは十分にあり得ることだ。

 それにしてもミステリー映画のようだ。偽名口座に一千万円を超える預金を持ち、菊池直子逮捕の翌日金を引き出して姿を消した。どのようにしてどこまで逃げることができるか。今までと違って、直近の真の顔が公開された。先ず変装を考えるだろう。そして、川崎から出来るだけ離れるだろう。高速交通の時代だ。警察との知恵比べが見ものである。

◇ひげの殿下寛仁さまが66歳で逝去された。16回のがん手術を経た壮絶な闘病の果てに。病魔は皇族にも差別なく訪れる。約21年前初めてのがん発見時、自ら病名を公表した。当時、しかも皇族ががんを公表することは驚きだった。アルコール依存症になった理由の一つとして家庭内の問題があると語ったことも。葬儀は極力簡素にと遺言に示したことは、がんに屈しない人間の尊厳を示す。皇室への尊敬を高めた。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 6日 (水)

「八ツ場ダム。スチレン流出。イワシ100トン。宙ガール」

◇議会で八ツ場ダムがここに来て問題になった。カギを握る国交相がまた代わったからだ。八ツ場ダムは迷走する政権を象徴するように、中止か継続かをめぐって揺れ、やっと前田前国相の下で継続と決まったと思えたら、今度、羽田国交相となった。政権交代後5人目の国交相である。ダムの地元には不安が走っている。「早く落ち着いた生活を送りたい」という声が聞こえる。

◇八ツ場ダム問題はこれまで特別委員会と八ツ場ダム推進議員連盟で取り組んできたが、特別委はこの5月議会で解散した。私が会長を務める推進議連は昨日(5日)総会を開き、いくつかの事項を協議した。その中で、議連の役割は依然として重要なので今後も継続し、ダム完成に向けて頑張ることに一致した。

「八ツ場」をやんばと呼ぶことも世間に広く知られ、湖面橋建設中の十字架のような橋脚も週刊誌で報じられ有名になった。私は1都5県の八ツ場の集会に度々出た。世上、様々な意見が闘わされ、「群盲象を評す」の観もあった。「八ツ場」は下流の大都市を救う砦と信ずる。議連の長として最後まで頑張るつもりだ。

◇水質汚濁防止法指定物質スチレンが伊勢崎の韮川に流出、県は浄水場の取水を一時停止した。報道のされ方は小さいが重大な意味がある。命の綱である飲料水が常に化学部室の危険に晒されている。今回のホルムアルデヒド事件がこの問題を顕在化させた。県政の重要課題だ。

◇千葉県いすみ市の漁港に「100トンのイワシの死骸が発生」と報じられた。漁協の幹部は、原因はまったく謎と話す。光景を見た人は、港はイワシの死骸で真っ白で雪が積もったようだと語った。

 天敵に追われて港に入ったという説明もあるがそれだけで納得はいかない。大地震の前兆として動物の異常行動がよく語られる。巨大地震が近いと言われる時である。無気味さを感じる。

◇「宙(そら)ガール」というそうだ。若い女性が宇宙に興味を示している。世の中が宇宙時代に入ったことを示す社会現象か。

 先日、スピルバーグ監督、トムクルーズ主演の「宇宙戦争」を見た。グロテスクな怪物が現れるエイリアン物と違って見応えがあった。人類より高度な知能を持つ宇宙人の襲来は現実味がある。大パニックの中で家族の絆が確かめられる場面も。宇宙人を破ったものは地球の微生物だったという点も考えさせられる。ビッグバンに始まる宇宙はこの瞬間も膨張し続ける。(読者に感謝

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 5日 (火)

人生意気に感ず「菊池直子。防衛相と国交相。発がんの疑い」

◇「もう逃げなくてよいのでほっとしている」菊池直子容疑者はこう供述しているという。元教祖麻原のことを今は信じていない、警察には正直に話すとも語っている。最後の特別手配犯高橋克也容疑者の件についても具体的な事実を語り始めている。それにしても逃亡生活の辛さは想像を超えるものに違いない。菊池は殺人罪等で追われていた。法が改正されて殺人罪は時効がなくなった。一生世間の目を気にして逃げ続けると思うとその重圧は大変なものだろう。

◇菊池の逮捕はオウムの死刑囚の執行時期に影響を与えるだろう。菊池容疑者はやがて起訴され裁判が始まる。容疑に関して菊池と関わった死刑囚がいるといわれ、この死刑囚は証人となる可能性がある。その時、証人の役割がある者をその前に執行することは出来ないと思う。死刑執行は究極の鉄槌である。関係する死刑囚は一秒でも先のばしを望む筈。菊池の逮捕に異常に神経を尖らせているだろう。オウム事件を機に「死刑」の議論が盛んになることも予想される。

◇内閣改造で注目するのは防衛と国交の両ポスト。田中前防衛大臣は余りにお粗末でお笑いだった。国を守ることが緊迫の課題の時なのに、野田総理は本気で国を守る決意があるのか国民はいぶかった。

 森本防衛相は初めての民間出身である。民間人起用は憲法上は問題ないが、防衛相は特に選挙で選ばれた政治家があたるべきだという批判がある。実際どのような手腕を発揮するのかが問題なのだと思う。

 国交相の交替で八ッ場ダムの推進に影響が出るかの点で関心が集まっている。大臣がかわって本体工事が遅れると困る。今日、本会議終了後、八ッ場ダム推進議連の会議が行なわれる。私は会長としてこれに臨む。

◇昨日、午後4時半、私は、判決を受ける被告のような気持ちで日赤を訪ねた。発がん検査の結果発表の日だった。私は前立腺肥大と長年付き合っているが、2割位の疑いがあると言われ、下半身麻酔で16ヵ所の細胞を調べた。

 長い人生を生き抜くためには難関も越えねばと覚悟を決め、重粒子線治療の手続も調べた。昔、亡き妻が日赤でがん告知を受けたことが頭をよぎった。「大丈夫でした」という医師の言葉に胸をなでおろした。高度に発達した医療と上手に付き合うことが生きる秘訣だと改めて思った。大腸と胃の検査を近くやる。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 4日 (月)

「ムバラク終身刑。最大級の揚水発電。菊地直子。オマーン戦」

◇かつて絶大な権力を誇った独裁者が法廷内の鉄格子で囲まれた中で終身刑の判決を受けた。天国と地獄、何ともショッキングな光景だ。84歳のムバラク前エジプト大統領である。求刑は死刑だった。民衆に発砲を命じ、約850人の民衆が死んだ。これに対する殺人罪である、独裁者の末路は哀れだ。独裁国の指導者は自分の未来を重ねて怯えているだろう。

◇昨年1月アフリカのチュニジアから始まった市民のデモによる革命運動は「アラブの春」と呼ばれ、リビア、エジプト、イエメンに及んだ。いかれた独裁者といわれたリビアのカダフィ大佐は民衆に殺され今度エジプトのムバラクが裁かれた。隣国北朝鮮はどうなる。比べて、日本の民主主義と平和の尊さをかみしめる。

◇先日の議会の質問で「原発依存からの脱却は再生可能エネルギーにかかる」ことを取り上げた。再生可能エネルギーの一つに水力があるが、神流川の揚水式発電所に関する朗報が伝えられた。2号機が7月から運転開始。1号2号両機で27万世帯の電力供給が可能という。6号機まで計画があり、完成時全出力は最大282万キロワット。福島第一原発1~4号機の計281万キロワットに匹敵。

 夜間の余った電力で上部ダムに水をくみ上げ、昼間の電力必要時に下部ダムに水を落として発電機を回す。かつて視察したがその合理的な技術に感心した。「3・11」以後、揚水式発電の意義が高まった。

 海底に発電機を設置し、無尽蔵の海水を利用する水力発電構想も報じられている。神戸大の教授は世界130か国に特許を申請した。私は脱原発を可能にする日本の技術は無限であり、今日のエネルギー危機は災いを福に転じるチャンスだと思う。

◇オウムの特別手配犯、菊地容疑者が逃亡17年の末逮捕された。昨年末、平田信被告が出頭、その後愛人の元信者斉藤明美被告が出頭した。

 月日は速い。17年の逃亡か、と思う。地下鉄サリン事件で13人が死亡し、6千人以上が傷ついた。死刑確定は13人。奇跡的に良好と言われた日本の治安に対する評価はこの事件で一挙に崩れた。高学歴の狂気の集団。教育とは、日本人の心とは等日本の基盤を考えさせる事件だ。

◇サッカーで、オマーンに勝った。日本中の若者がニッポン・ニッポンと熱狂している。このような若者がふとしたきっかけでオウムのような落とし穴におちる。漂う日本を象徴するかのようだ。(読者に感謝)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 3日 (日)

「上州の山河と共に」第138回 政治家への道

遂に当選

昭和63年、7月10日、午後7時30分頃には、選挙事務所は早くも詰めかけた人々で一杯となり、人の波は、時間と共に事務所の外にも広がっていった。

午後8時から、県議補選、知事選、両方の開票速報が群馬テレビで始まり、清水知事の当選は、第一回の速報で大勢が判明し、その後早々と当選が決まった。

 詰めかけた人々が固唾を呑んで見守る中、午後8時30分を過ぎた頃、テレビの速報は私のを報じた。湧き上がる拍手と歓声の中、私と妻は、もみくちゃになりながら、人々の間を泳ぐようにして、仮設の壇上に上がった。

 報を聞いて駆けつける人々で、夜の事務所は広い敷地もあふれる程であった。敷地の周りには幾つかの証明灯が置かれ、騒然とした人々の動きを照らしている。

 壇上の私と妻を目掛けて、握手を求める人々が殺到した。

「おめでとう」

「よくやった」

「のりおさん、おめでとう」

「奥さん、ご苦労さん、よくやったね」

人々は、口々に叫んで、壇の下から手を伸ばす。私はひざを曲げて、差し出される一つ一つの手をしっかりと握りしめた。

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 2日 (土)

「上州の山河と共に」第137回 政治家への道

予め地図で調べておいたとはいえ、不案内の田舎道を走ることは大変だった。分からなくなって同じ道を行ったり来たりし、また、車を止め、農家に駆け込んで聞いたりしながら、やっとの思いで目的に地に着くことができた。

私の到着が大幅に遅れたので、会場では大変であったらしい、福島浩や町田錦一郎さんらの弁士が、出来るだけ話しを長くして時間を持たせるのに苦労していたが、それにも限界があって、いよいよ弁士の話もつきようとした時、一人の男が立ち上がって、マイクを握り訥々と話し始めた。しびれを切らし、退屈していた会場の人々は、弁士らしからぬ弁士の登場に興味をそそられ、上げかけた腰を再び据えて、この男に耳を傾けた。

この男は、前にも触れたが、私の定時制時代の同級生、道上文教君であった。彼は、彼の目で見た私の姿を、彼の言葉で語ってくれたのであった。会場は静かになって、誰一人帰る人もなく、彼の話を聞いたという。これは、私の生涯を賭けた選挙戦のしめくくりを飾るにふさわしい場面であったと思う。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 1日 (金)

人生意気に感ず「今度はAKB。群馬のM8.1、楫取が本会議で。餓死多数」

◇次長課長の河本準一に続きキングコングの梶原雄太とお笑いタレントの生活保護問題が騒ぎになっている。そんな中、今度はAKBメンバーにもその親族が過去に生活保護をもらっていた例がいくつかあるという。これらは氷山の一角に違いない。

 最近の受給者は209万7千人超。額は3兆7千億を超える。厚労省によれば、最近の不正受給は、2万5355件で約129億円。生活保護目当ての偽装離婚の急増、ホームレスを利用する貧困ビジネスの横行など日本社会の病的状況が深刻化している。このままでは国民の生活保護のための税負担を消費税増税で支えるというおかしなことになり兼ねない。

◇昨日の議会質問で群馬の地震を取り上げたが、群馬は大丈夫という県民の心に潜む「安全神話」を破りたいという願いがあった。危機管理官は私の質問に対して、予想される最大規模はM8.1と答えた。東日本大震災の影響、首都直下型近し等の事情との関連で質問した。

 昭和6年の西埼玉地震については、関東大震災と比べた被害状況をパネルで表示して説明した。本県の被害は関東大震災よりははるかに大である。M8.1という想定の発言もこの地帯を走る活断層の関連である。

◇昨日の議会では楫取素彦に力を入れた。近代群馬の基礎を築いた人物なのに県民に知られていないのは淋しい、県議会で一度も取り上げられないのはどういうことか、今年は没後百年である、等、いろいろな思いがあった。

 大沢知事は楫取素彦の顕彰を正面から認めた。「新しく生まれた群馬県の方向をしっかりと定め県令として約10年楫を取り続け大きな功績を残したことに感謝の心を忘れてはいけない、このことをしっかり顕彰すべきものと思う。没後百年を契機に県として何が出来るかしっかりと検討していきたい(大意)」と。

◇今年北朝鮮で大量の餓死者が出たという。日本でも、戦中激戦地で餓死が出た。飢えは生を削る。生き物にとって最大の苦痛である。現代の社会では通常有り得ない。北朝鮮の場合、国際社会に背を向けているため救済を得られないことも一因だ。食糧の不足は軍への過剰供給が原因だという。骨と皮の国民に対しぶくぶく太った将軍様・金正恩。飢えて死ぬ位なら国民はその命を政府への抵抗にかけるだろう。こんな暴政の末路は近いと思う。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »