« 人生意気に感ず「山本市長、細野副市長。スーチー当選。爆弾低気圧」 | トップページ | 人生意気に感ず「原発ゼロからの脱出は。再生可能エネルギー。太田市とソフトバンク」 »

2012年4月 5日 (木)

「原発再稼動見送り。脱原発の節目。春の嵐の不気味」

◇定期点検停止中の大飯(おおい)原発の再稼動に関し野田首相は、判断を先送りした。当初、原子力安全委員会の審査結果を受け、再稼動の判断を下す構えだった。安全性を確認する材料が不十分であるためだ。

 先送りに際して述べた首相の言葉には重要な意味が含まれている。首相は「これまで行ってきた専門的、科学的な評価をしっかり確認し、国民の視点から再稼動に必要な安全性が確保されているか判断していきたい」と述べた。

 福島第一原発事故の検証から、政府と電力会社は、国民に不安を与えかねないとして、専門的、科学的見地からの安全対策を嫌ったことが明らかにされている。その結果の出来事を見て、国民の不信感は極度に達している。首相が「国民の視点」を気にするのはそのために他ならない。

◇安全委の班目委員長は、原子炉がいくつも並び同時に事故が起きた場合の事故対応が可能なのか評価されていないと指摘した。

 福島原発事故独立検証委員会の検証報告では、福島第一原発事故の最大の特徴は「過密な配置と危機の増幅」だと指摘している。6つの原子炉と7つの使用済み燃料プールが接近して配置されていたのだ。絶望的な状況の中でこれらに同時に対応することは不可能であった。班目委員長は大飯原発の安全評価について、この点を考えているものと思われる。

◇5月5日、唯一動いている北海道の泊原発が停止する。これ迄に福井県の大飯原発の再稼動がなければ、日本は「原発ゼロ」の状態になる。いったんゼロになれば脱原発を目指す世論の力は強くなり再稼動は困難になるだろう。

 橋下大阪市長は「今しかチャンスがない」と発言。国会内では脱原発を求める議連が次々に生まれようとし、経済界では中小企業を中心に脱原発を目指すネットワークが発足した。このような状況下で、大飯原発の再稼動の是非は、正に、日本の原発問題の天王山なのだ。首相は慎重に再稼動の判断を出す腹であろう。

◇春の暴風、春の嵐、爆弾低気圧。いろいろ表現される異常気象は凄まじかった。トラックが横倒しになり、電柱がポキポキ折れた。57年前、昭和29年にも、よく似た現象が発生し、日本海では36隻の船が波にのまれ、海の死者不明者は350人に達した。今回の日本海では、上層と下層では25度以上の温度差の空気がぶつかり、そのエネルギーが爆弾低気圧を生んだ。多くの人は大自然が暴れだす前兆の不気味さを感じたのでは。(読者に感謝)

|

« 人生意気に感ず「山本市長、細野副市長。スーチー当選。爆弾低気圧」 | トップページ | 人生意気に感ず「原発ゼロからの脱出は。再生可能エネルギー。太田市とソフトバンク」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「原発再稼動見送り。脱原発の節目。春の嵐の不気味」:

« 人生意気に感ず「山本市長、細野副市長。スーチー当選。爆弾低気圧」 | トップページ | 人生意気に感ず「原発ゼロからの脱出は。再生可能エネルギー。太田市とソフトバンク」 »