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2012年4月16日 (月)

人生意気に感ず「佳苗の死刑、人の命の軽さ。原発選挙と巨大地震」

◇さいたま地裁は、13日、木嶋佳苗に死刑を言い渡した。49の傍聴券を求めて1330人が列をなした。異常な関心の高さを示す。横綱級の刑事事件が続く中で一際特異な犯罪だった。婚活サイト、練炭、睡眠剤、デートクラブ等々、いかにも今日的な道具立ても世人の興味を集めた。

 判決は3人の男性の殺人を認めた。検察は死刑を求刑していたが裁判員は情況証拠のみで死刑をきめられるのか私は半信半疑で待っていた。再高裁は、状況証拠だけで結論を出すのは慎重にという姿勢を示していた。

 木嶋佳苗という女の実態は何か。報道に寄せた手記の文字は整然として美しい。決して美人といえぬ女に何千万円という大金を男は簡単に提供するものなのか。公判では、新聞では書けぬような男とのおどろおどろしい性が語られ、男をその気にさせる巧みなメールが紹介された。

 公判の佳苗の話からそんな事がこの世にあるのかと驚く。男たちからは1回10万円もらった。「あなたほど凄い女性はいないと言われました」、「本来の機能が普通の女性より高いとほめられました」こんな事を平気で語り、法廷はどよめいたと言われる。だます男の他に同時進行の恋愛相手もいて、100万円の束4つをもらった事も。

 メールは極めて言葉巧みだ。私は学生で結婚前提でお付き合いできる方を探しています、結婚するなら交際期間でも避妊しなくてかまいません、とか、私は外見には自信はありませんが今まで真面目に生きて内面を磨いてきましたなどと書かれている。男は信じてしまうだろう。

 私は、これらから思う。金がジャブジャブ入る、いとも簡単に男をだませる、そして性に耽溺。こんな世界に浸っていたら、人間の価値も、人の命も極く軽いものになってしまうのではないか。その果てに、虫けらのように見える男を練炭で殺す、そんな佳苗の姿が見える。

◇静岡県御前崎市長選で原発推進の現職が当選した。浜岡原発の再稼働が争点だった。当時の菅総理が危険地帯の原発として停止を要請した。前回の東南海地震は1944年(昭和19年)。静岡には大災害をもたらしたが、戦時下のため国民にはほとんど知らされなかった。この東南海地震が近いと言われ、政府は浜岡原発あたりに21mの津波が来ると想定した。この選挙の影響は大きい。経済界は電気料の値上げを心配しているからだ。当選後の安全対策に全てがかかる。(読者に感謝)

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☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています

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