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2012年4月 9日 (月)

人生意気に感ず「柔道大会で楫取を。松陰全集中の楫取に驚く。韓国の原発事故」

◇昨日(8日)は第46回関口杯大会で挨拶した。本県柔道の先達・関口孝五郎先生、林五郎先生の教えを受け継ぐ伝統ある柔道大会である。

 今年度から中学で武道が必修となり9割以上の中学校が柔道を選択します、県柔連の役割は重要です、柔道の「道」は正しい心の在り方を求めるものです、柔道が国際化する中で日本の柔道を守らなくてはなりません。ざっと、こんな話をした。2人の小学生が正座と礼に始まる型を演じた。中学では、礼儀を重視する柔道の精神を教えねばならない。

◇隣席の関口明会長が、私が進めている楫取素彦について話しかけられた。冨岡製糸を始とする群馬の製糸業の発展の背景には幕末から明治にかけての世界的にも驚くべき日本人の識字率の高さがあったこと、特に女性の識字率の高さに注目しておられた。

 初代県令楫取素彦は教育と近代産業たる製糸業で群馬の発展を実現しようとした。楫取の功績は大きいが、それを可能にした要素には識字率が示す日本人庶民の教養があったものと私も考える。

◇古書店から山口県教育会編纂の吉田松陰全集12巻を入手した。その第9巻を概観して驚いた。この巻は桂小五郎、久坂玄瑞など名だたる幕末の志士に宛てた書状が並ぶが、一番多いのが高杉晋作と小田村伊之助に宛てたものである。小田村伊之助とは楫取素彦の前の名前である。各20通ある。松陰の激しい思いを楫取に伝えようとしているものが多い。

 たぎるような幕末の時代を生きた男が初代県令として群馬の建設にあたったことを、今改めて見詰める意義は大である。近日、楫取素彦顕彰会が立ち上がる運びとなった。

◇吉田松陰全集編纂委員の一人に、廣瀬豊氏がいるが、その夫人の著「松陰先生にゆかり深き婦人」に興味深い記述がある。ここでは、松陰の妹にして楫取夫人である寿子の烈婦振りを描くが、関連して、出獄後の小田村(楫取)が坂本竜馬に会って薩長連合の緒を作ったと書いている。このような人物を21世紀の群馬に甦らせたい。

◇先日韓国を訪ねた時、韓国にも原発問題があり日本の事故に強い関心を寄せている事を知った。報道によれば、最近、全電源喪失と冷却水急上昇の事故が発覚し騒ぎになっている。21基ある。ならば中国はどうか。巨大な人口と急激な経済発展は原発を必要としている。日本は他国の原発を批判出来ないが重大な関心がある。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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