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2012年4月20日 (金)

人生意気に感ず「関東大震災に学べ。福岡銃撃事件と暴力団排除条例」

◇連日、「首都直下型地震の被害想定」でわいている。新たな想定は、都の多くの場所(70%)で震度6強、死者は9,700人としている。

 今日、私たちが認識すべきことは、災害に上限はない、想定外はない、過去に起きた事はまた起きる、ということだ。そこで忘れている巨大災害関東大震災を想起すべきだ。

 およそ89年前の9月1日、台風の後の強い南風が吹く蒸し暑い日だった。正午頃、大地震が発生。地震計の針は振り切れ飛び散った。M8クラスの巨大地震で死者行方不明は10万人を超え東京では逃げ惑う人々の地獄絵が展開されえた。浅草の十二階が崩壊し、陸軍の被服廠跡では逃げ込んだ人々が火災旋風に襲われ4万4千人が焼死した。

 関東大震災では火災による死者が多かった。昼の食事時、密集する木造住宅、強い風などの条件が重なった。荷車に積んだ燃える家財に火がつく。たちまち火の海は広がる。大規模な火災では中心部に激しい上昇気流が起きる。竜巻が生じ、人、馬、荷車共に空に舞い上がったと伝えられる。しばしば起きた江戸の大火もはるかに及ばない火の恐怖だった。

◇近いと言われる「首都直下」も火災は最大の課題。荷物を積んだ大八車はガソリンを積んだ車にかわり、木造密集地域が広がり、高齢化が進んでいる。対策の上での大きな問題点は、昔と比べ地域の連帯が薄くなっていることだ。

◇東日本大震災は、絆の大切さを私たちに突き付けた。大震災を初めとした大災害で大きな役割を果たすものは自主防災であり、それを支え可能にする要素は地域の絆と連帯である。この自主防災を行政がいかにサポートするかが重要な課題だ。私は、大地震対策特別委員会の一員として先日、東京都の被災ゴミ処理を視察してこのことを肌で感じた。

◇工藤会の犯行か。元警官に対する銃撃に驚く。福岡県の全国初の暴力団排除条例は工藤会対策が契機だった。平成21年10月、福岡県議会はこの条例を成立させたが、その直後、私たちは福岡県警を視察し、これを踏まえ、私は、本県も条例を作るべきだと提案した経緯がある。

 福岡県警の説明は私たちに衝撃を与えた。工藤会の撲滅が県警最大の目標、一般市民に銃口を向ける凶悪性、学校で暴力団を非難すると暴力団の子がいて親が学校に怒鳴り込む等が語られた。群馬では平成22年の9月議会で成立した。この際この条例に注目して欲しい。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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特別委員会で都の処理場視察、私は、直下型大地震対策につき質問した。

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