« 「上州の山河と共に」 第117回 政治家への道 | トップページ | 人生意気に感ず「済州島を走る。消費増税法案で激震。死刑執行」 »

2012年4月 1日 (日)

 「上州の山河と共に」 第118回 政治家への道

 選挙カーにとりつけられた看板の中村のりおの文字には覆いがかけられている。すでに市役所に出向いている幹部役員によって届出が適正になされた時点で、その覆いは取り除かれ、私は、第一声のマイクを握る手筈となっていた。事は予定通り運び、8時過ぎ、私は、県庁前の大通りで、生まれて初めてタスキをかけ、白い手袋の手にマイクを持って、立候補の第一声を放った。<新人候補の中村のりおである、県政を身近なものにし、信頼の県政を実現して、県民の皆さんと共に素晴しいふるさと群馬をつくりたい、その為に、この選挙戦を死にもの狂いで戦い抜くつもりだ>と挨拶した。

 朝の通勤時間である。道行く人達は、私に格別の関心を払うふうもなく、それぞれの職場へ急ぐ。立ち止まって耳を傾ける聴衆がなくても、私は、この一声によって、現実に選挙戦に突入したことを実感した。

 各地の後援会はどう動いてくれているのか、多くの人達が苦心して練り上げたいろいろな作戦は、計画通り実行されるだろうか、届出と同時に一斉になされた筈の選管指示の掲示板へのポスター貼りは進んでいるだろうか等、様々なことが気になるが、私は、もう、神輿の上の人であった。

 選挙カーが走り出すと同時に、後部座席のウグイス嬢の声が拡声機から流れ始める。

 選挙カーに対して手を振ってくれる人が目に入ると、本当に嬉しい。手の振り方、その人の表情は、走る車からの瞬時の肥え方であるが、それが、心からの支援の現われか、それとも、礼儀的なものか、よく分かる。

 選管の掲示板に時々出会うが、自分のポスターが所定の位置に貼られていると、ああ、ボランティアの人達が真剣にやってくれているなと、あの顔、この顔と目に浮かび、大変に勇気づけられる。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

|

« 「上州の山河と共に」 第117回 政治家への道 | トップページ | 人生意気に感ず「済州島を走る。消費増税法案で激震。死刑執行」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です:  「上州の山河と共に」 第118回 政治家への道:

« 「上州の山河と共に」 第117回 政治家への道 | トップページ | 人生意気に感ず「済州島を走る。消費増税法案で激震。死刑執行」 »