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2012年3月29日 (木)

人生意気に感ず「国立博物館の偉容。弥勒菩薩。南大門」

◇昨日(28日)は、ソウル市の国立中央博物館の視察に半日をあてた。館内の案内は現地のガイド女性金さんと、県立女子大の熊倉教授がやってくれた。議員9名である。

 国立中央博物館は、韓国が民族の誇りと威信を賭けて築いた質量共に壮大なものであった。私は、多くの小学生が列をなして入場する光景を見て、発射台上に屹立する北朝鮮の弾道弾ロケットを想像した。

 二つは両国を象徴する姿である。同じ民族でありながら一方は平和と文化を謳歌し、他方は国民を飢えさせながら軍事に狂奔する。

◇この博物館の白眉は国宝の弥勒菩薩像・半跏惟像(はんかしいぞう)である。口元にほのかな微笑をたたえた表情からは静かな息遣いが伝わってくるようだ。

 この仏像は京都広隆寺の弥勒菩薩像と酷似する。韓国の仏教文化が日本に強い影響を与えたことを物語る。6世紀、仏教は百済から伝えられ古代日本の政治と国民の心の問題に計り知れない影響を与えた。仏像の生きているような表情に接し、改めて韓国と日本の深い関係に思いを馳せた。

◇新羅の塚から出土した器に刻まれた文字の中に群馬の多胡碑の文字と酷似しているものがあった。これは、古代の朝鮮半島の文化が遠く離れた内陸の群馬にも影響を与えていた事を物語るもので興味深い。

◇国立中央博物館の建設は、日本の朝鮮支配と関わりがある事実を知って驚いた。かつて日本は植民地朝鮮に博物館を建てたが、日本の支配を脱して独立した朝鮮は、1945年12月3日、民族のプライドに基づいて国立民族博物館を開館した。

 しかし、建物はもとのままだった。国民は民族の貴重な文化財を日本が支配した象徴のような建物に展示することを許さなかった。2005年10月28日、悲願がかなって、今日の龍山地域にアジア最大級の国立博物館が誕生した。

 私は国立博物館の役割の大きさを改めて認識した。それは民族の精神的基盤となり、国の存在を歴史的に支える柱なのだ。

◇夜、市内のレストランで焼肉で食事をとり、その後、南大門のにぎやかな商店街を散策した。日本では消えてしまった市民の活気が息づいていた。この通りのメガネ屋でメガネを修理してもらったら無料だった。レストランで人とぶつかりレンズが外れたのだ。韓国人の人情を感じた嬉しい瞬間だった。(読者に感謝)

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