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2012年3月 5日 (月)

人生意気に感ず「南京虐殺。中国帰国者協会。山本龍と税の公平。4京ベクレル」

◇名古屋の河村市長の「南京虐殺」否定発言が波紋を広げ文化交流行事の延期などの事態を生じている。今年は日中友好の年、河村氏の言動は軽率というべきだ。私は、県議会の日中議員連盟会長、そして、中国残留帰国者協会顧問として、この問題には大きな関心を持つ。

 私は、「炎の山河」の中で残留帰国者松井かずさんの数奇な運命を書いた。前橋在住のかずさんは22歳の時旧満州に渡り、間もなく敗戦を向かえ死線をさまよう状況下で中国人男性と結婚し、5人の子どもを育てた。

 夢にまでみた祖国への帰国は、1972年の日中国交正常化を機に可能になった。かずさんは昨年6月87歳で波乱の人生を終えた。今年は国交正常化40周年で、日中議連として中国訪問の計画を考えている。

 県は政策課題である国際戦略として中国との連携を進めようとしているが、中国との深い絆をもつ千名を超える帰国者協会の人々はこの国際戦略に寄与するところ大であると私は期待している。

◇山本新市長は、税徴収の厳しさを緩和させる方針だ。前・前橋市長の下での徴収は厳し過ぎるという批判があった。生存権を脅かすような取立てが取りざたされていた。そのお陰か、前橋市の税の徴収成果は全国的にも上位にあった。

 「やさしい心と公平な心」で市民に向き合う事を約束した山本市長が最初に突き当たる問題が税の徴収である。税については何よりも公平さが求められる。正直者が馬鹿を見るような結果が横行すれば税の政策根幹が揺らぐことになる。道徳が地に落ちている時代だけに、手かげんにより滞納者が続出することを恐れる。

 要は、資産を厳しく調査することにより、納めたくても納められない人と納める力がありながら納めない人を区別することだ。前者の場合、分納等きめ細かい方法を工夫すべきだ。この問題で山本市長がつまづくことのないように祈る。研究チームを作り全力で当たるべきだ。

◇3月11日が近づく。昨夜(4日)NHKの映像特集を見た。肉親を失った人々の悲惨さは胸を打つ。がれきの山はほとんど手つかず。みのもんたが絆は口先だけかと叫んでいる。日本人の真価が問われている。

◇事故による放射性セシウム放出の総量は最大約4京(けい)ベクレルだという。京は兆の1万倍。放射性物質の総量は放射線量で広島型原爆20個分といわれる。改めて事故の重大さを思う。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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