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2012年3月14日 (水)

人生意気に感ず「放射線副読本。がれきとお互い様。中之条町の動き」

◇災害対策の特別委員会で、私は、放射線の副読本問題を取り上げた。来年度から小中学校でも放射線を教えることになり文科省が副読本を作成したが、その内容が、不十分であるとして本会議でも問題になっていた。

 不十分というのは、原発事故や放射線の危険性について触れていない点である。私は次のような発言をした。「私たちは広島、長崎と原爆を経験したにもかかわらず、学校で原子力や放射線について教えてこなかった。そのつけが今日来ているといえる。この事を踏まえて原発事故や放射線の恐ろしさをきちんと教えるべきである」と。

 教育委員会の担当者は、子ども達に不当な恐怖心を与えぬようにして教えると答えた。私は、教育委員会の方針が現場の教師を萎縮させてはならないと主張した。

 広島、長崎を教室で教えなかったことは、原子力や放射線に関する国民の知識の欠如をもたらしたのみならず、原爆の悲劇を国民全体で受け止めなかったこと、そして、大きな政治不信の原因ともなった。放射線に関する、今日の風評被害や何を言っても信じてもらえぬ政治不信の淵源がここにあると私は考える。痛みを分かち合えなかった歴史は今日のがれき処理の行き詰まりに深く関わっている。

◇東日本大震災から1年経った今、最大の社会的課題の1つはがれき処理だ。風評被害、政治不信などの問題がここに集約されている。

 しかし、世間の動きが、ここに来て大きく変化してきた。みのもんたが毎朝、テレビで叫んでいる。正確な情報と安全確保が何よりも求められる。受入れが必要なのは岩手・宮城両県のがれき。福島県のものは福島県内で管理せざるを得ない。

◇政府は、被災地以外の都道府県に対し文書で正式に協力を呼びかけることを決めた。巨大ながれきの山は、復興にとって最大の障害。1年経っても処理は1割に満たない。がれきの跡地にきらきらと新産業が立ち上がり、人々が生き生きと働く姿を想像する。

本県でも動きが広がり始めた。勇気ある一歩を踏み出した中之条町長、折田さんは個人的にも親しい人。中之条の町民説明会には細野環境相も出席する。折田さんは住民の要望をいれて、被災地の視察に区長の参加を呼びかけ、子どもの健康診断も実施する考えだ。中之条が一つの良い先例を作れば、その効果は大きい。「おたがいさま」は日本の良き習慣だ。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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