« 「上州の山河と共に」 第116回 政治家への道 | トップページ | 人生意気に感ず「小学校同窓会に。中帰りとは。韓国歴史視察に」 »

2012年3月26日 (月)

人生意気に感ず「ふるさと塾で楫取を。激しい討論会。検証報告書。全原発止まる」

◇久しぶりのふるさと塾は盛会だった(24日)。私のブログを見て、東京からわざわざ参加された小学校教師の女性は、県庁裏の楫取功徳碑を見て感動したと語っておられた。

 私は、「維新の群像」と題して、吉田松陰と初代県令楫取素彦を中心に話した。吉田松陰がいかに楫取を重んじていたかを示す例として、萩市の小学生用副読本(松陰読本)の事にも触れた。かつて萩市を訪ねた時、私は、この副読本を小学生に配布して読ませる教育方針に胸を打たれた。この本の扉に、松陰の書「至誠而不動者未之有也」を載せ、これは松陰が江戸へ行く前に小田村伊之助にあたえたものですと説明されている。小田村伊之助とは楫取素彦の事である。

◇私の話しには新島襄も登場した。楫取を語る時、廃娼運動のことは欠かせないが、楫取と共に廃娼県確立のために活躍した第2代県会議長湯浅治郎は新島襄の影響でキリスト教徒になった人である。廃娼運動については、奴隷船・マリアルス号事件の話と共に、5月26日(土)のふるさと塾で取り上げることを予告した。

◇ふるさと塾の前日(23日)、前橋市内某所で講演した。講演後は激しい質疑と討論の場となり、午後7時から始まった会が閉じたのは11時を過ぎていた。遠慮のない直球のやりとりは胸にずしりと響くものがあり意義のあるものであった。

 私が資料に使った主なものは、「福島原発事故独立委員会・調査検証報告書」。30人のワーキンググループが政府高官や原発関係者にヒアリングして得たものが内容となっている。原発事故から教訓を引き出すためにこれ以上のものはないと思われる。

 この調査の最大の目的は、「東電と政府が原発の過酷な事故に際して国民を守る責任をどのように、どこまで果たしたのかを検討すること」だとしている。そして、重大な指摘の中には、「国民がパニックに陥らないようにとの配慮から行政各階層の情報隠蔽があった」ことや、原子力安全の元幹部が異口同音に、「安全対策が不十分であるとの問題意識はあったが自分一人が流れに棹さしても変わらなかったであろう」と述べている点などだ。

◇刈羽原発が定期検査のため、26日発電を停止する。5月に北海道の泊原発が止まると、国内54基すべてが止まる。東電は対応策として火力発電をフル稼働させる。その際、石油などの燃料費が収益を圧迫するため電気料金の大幅値上げが問題となる。討論会では、電力の「コスト」が問われた。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

|

« 「上州の山河と共に」 第116回 政治家への道 | トップページ | 人生意気に感ず「小学校同窓会に。中帰りとは。韓国歴史視察に」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人生意気に感ず「ふるさと塾で楫取を。激しい討論会。検証報告書。全原発止まる」:

« 「上州の山河と共に」 第116回 政治家への道 | トップページ | 人生意気に感ず「小学校同窓会に。中帰りとは。韓国歴史視察に」 »