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2012年2月 5日 (日)

上州の山河と共に 第102回 政治家への道 

旗揚げの時  昭和六十一年の盛夏、我が陣営の拠点である芳賀の事務所は、緊迫した雰囲気に包まれていた。  私は、水洋会初め、幾つかの団体の役員達の前に立って、連合後援会の重要な決定について説明していた。  これより数日前、この事務所に、連合後援会長の福島貞雄氏を中心とした後援会の幹部が集まり、一つの重要な決定がなされたのである。それは、この年の暮に、いよいよ我が陣営の存在を天下に知らしめる行事をしなければならない。この運動に勢いをつけて、翌年四月の目的を達成する為には、このイベントをどうしても成功に導かなければならない。すべては、このイベントの成否にかかっている。それを、十月五日、県民会館小ホールで後援会大会という形で行おう、ということであった。  これ迄の集会は、多くてもせいぜい三十人ちょっとの規模であった。それが、今度は、県民会館でやろうというのである。小ホールとはいえ、座席は六五〇程ある。このホールを、通路を含め立錐の余地がない程にいっぱいにしなければならない、というのが幹部会の方針であった。 「千人を目標に集めなければならない。組織的な動員が出来ないのだから、これは大変だ」「しかし、小ホールがいっぱいに出来ないようでは、泡沫候補にされてしまう。どんなことがあっても、いっぱいにしなければならない」「この陣営で、千人も集められるかなあ」心配そうな顔をした水洋会役員の間から、いろいろな発言が飛び交う。 「やることに決まったのだから、やるしかない。どうしたら、人を集められるか、これを考えてゆこうじゃないか」  誰かがこう発言すると、皆、異論なく、そういう方向で力を合わせてゆこうということになった。 ※土日祝日は中村のりお著「上州の山河と共に」を連載しています。

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