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2012年2月29日 (水)

人生意気に感ず「新市長初登庁。退庁の前市長。政府の混乱と報告書」

◇昨日(28日)は山本龍市長の就任の日で、午前10時、初登庁のセレモニーがあった。庁舎玄関前の広場は多くの人で埋まった。その多くは選挙で行動を共にした人々である。新市長は、当選の夜と同じく3つの政治指針を訴えた。「対立を乗り越えて進もう」、「やさしさと公平な心で市民に向き合おう」、「自らの足で立ち前進しよう」と。

 会場は寒気に包まれているが上空は突き抜けるような青い空で、市長の顔も晴れやかであった。私がここで特に記したい事は、このような就任の式で高い理想を、自然体で語りかける首長は非常に少ないという思いである。

 山本龍氏の場合、理想を語りかける弁説が、きざと映らぬところに彼のキャラクターの特色がある。

 今朝の新聞は、前日の高木氏の退任の様子を伝えている。職員に感謝すると述べるさっぱりした表情の高木氏の事が記述されている。「敗軍の将兵を語らず」という姿勢が現われていて好感が持てた。

◇福島第一原発事故の対応に関する調査報告書は、危機管理の難しさと政府中枢の驚くべき混乱ぶりを示している。菅総理(当時)が細い事に介入することで関係者が萎縮した事がし指摘されている。ある識者は、この点を指して、組織の総合力を引き出すリーダーシップに欠けていたと批判した。

 組織の総合力を引き出す事は、極めて重要で、また難しい。原発の現場の関係者は、

「自分が言ってもしょうがないと思い、皆が空気を読み合って惰性で動いた」と証言した。

 今後、各地で巨大地震などの大災害が予想される。そこで、東日本大震災から最大の教訓を引き出さねばならない。本県とて他人事ではない。

◇群馬県でも危機管理の在り方が問われている。本県の場合、「安全神話」が支配し、危機につき緊張感がない点が問題なのだ。東日本大震災は安全神話など在り得ないことを教えた。現に専門家は、本県の自然災害の可能性を指摘して警告する。火山、地震も油断出来ないが、身近な例として土砂災害の危険ヵ所が多く存在すること。虚を突かれ形で大災害に見舞われれば混乱は必至。県は市町村と連携して、防災の図上試練を実施すべきだ。27日の本会議では、多くの県民が防災は行政の役割と考えている、防災に対する県民意識の改革が必要だと危機管理監に考えを質す場面があった。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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