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2012年1月12日 (木)

人生意気に感ず「刑事被告人小沢一郎。中曽根さんの田中論」

◇今、政界で最も注目されている人物は、政治資金規正法違反の容疑で刑事被告人として法廷に立つ小沢一郎氏である。一般市民からなる検察審査会の決議で強制起訴された経緯やいかにも黒そうに見えるあの悪人面などがあいまって政治不信が渦まく世相の中で、一層世人の好奇心を駆り立てるのである。

 4月に判決が出るらしいが、その結果は、いずれにしろ政局に大きな影響を与える。

 衆議院選挙が近づいている。仮に有罪なら、一審であることを考慮しても民主党のダメージは大きいに違いない。小沢一郎氏の政治手法とその風貌はどこか田中角栄に似ている。

◇文藝春秋、2月号の特別企画・「嗚呼同級生」の中に面白いものがある。中曽根康弘さんが政治の「同級生」田中角栄を語っている文だ。その中で小沢一郎氏も登場する。もっとも、ここで私が注目するのは、乱世の雄、田中角栄で、小沢氏は付属物に過ぎないが。

 昭和22年4月の総選挙で共に初当選した時の事から中曽根氏は語り始める。新人議員の集まりの時、ニッカボッカにハンチング帽の青年がいた。その表情に並々ならぬ闘志を表し「普通の新人議員とは違うな」と感じさせる男、それが「田中君だった」。

 田中角栄は、「コンピューター付ブルドーザー」と異名をとる突進力で「列島改造論」をひっさげ、一気に天下を取る。中曽根さんは、それを見て、「俺は田中的総理にはならん」と心に誓ったという。次の部分は政治家の一人として私も引きつけられる。「田中君の列島改造論の演説を聞きながら私は何て単細胞的な国家論だと思った。土木事業的国土改造を全国各地でやるという発想は、ただセメントをこねて国家をつくるようなものだ。田中君の在りし日のニッカボッカ姿を思い出さずにはいられなかったのだが、ここに欠けているのは国家像にあるべき精神的要素である。代議士が言う国家論の中には必ず歴史や文化、教育についての考えが反映されてしかるべきだ」

 また、中曽根さんは次のように言う。「田中君に敵わなかったのは集金力と子分を作る力だ。(中略)小沢一郎君にも似たところが大いにある。田中君が自らの後継者として育成していた小沢君には良きにつけ悪しきにつけ集金力と親分肌の部分が伝わっているのだろう」。今法廷に立つ刑事被告人小沢氏の背景には中曽根さんの指摘するような実態があるに違いない。(読者に感謝)

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