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2012年1月17日 (火)

人生意気に感ず「大型客船の惨事。タイタニック号。阪神大震災」

◇イタリアの大型豪華客船コスタ・コンコルディアが座礁し、死者7人、行方不明者約30人(17日現在)と報じられた。的確な情報が遅れ、退避は座礁後1時間以上もたってからとか、船長が先に逃げたとか、避難時の生々しい混乱が報じられている。船長の判断ミスが重大な結果を招いたとも。

 乗員、乗客は約4200人だった。浅瀬の事故でなく深い洋上の事故で沈没していたら世紀の大事故になっていたかも知れない。この事故は、現代技術の粋を尽くしても人為ミスで事故が起きることを改めて教えている。

◇この大型豪華船の事故で誰もが直ちに連想するのはタイタニック号の悲劇である。私は映画・[タイタニック号の最期]を何度か見た。死と向き合う様々な人間ドラマ、黒い海に没していく巨大な船体などが瞼に焼き付いている。

 イギリスからニューヨークに向けた処女航海だった。大西洋上で氷山に衝突したのだ。不沈船、洋上の高級ホテルと言われた。世界で初めて発信された、SOS信号をキャッチしたのは近くにいた船でなく遠くにいた船だった。乗客乗員2200人中1513人が海に呑まれた。奇跡的に救出された乗客中に唯一人日本人がいた。後に4000mの海底でタイタニック号は発見された。御巣鷹の日航ジャンボ機の悲劇もそうだが、大型の事故は忘れた頃に必ずやってくる。東日本大震災は人間界の事故にも警告を放っているといえる。

◇今日1月17日は阪神・淡路大震災から17年目を迎える。1月17日は毎年来るが、今年は特別にしっかり受け止める必要がある。現在、東日本大震災の余震が続く状況下にあって、次の巨大地震も近いといわれている。

 阪神淡路と東日本、この2つの大地震から最大限の教訓を引き出さねばならない。阪神淡路大地震の経験は今回十分に活かされたのか。結果から見てそうは思えない。阪神地域という想定していない地域に大地震が起き、それを忘れたところで今回の巨大地震に見舞われた。17年前の出来事を謙虚に受け止める努力を継続していれば、「想定外」と言って慌てふためく度合いも少なかったろう。わずか17年の歳月で私たちは大惨劇を忘れてしまう。この事をしっかり踏まえよう。房総沖、首都直下、東海、東南海、南海と巨大地震は確実にやってくる。その備えは過去の教訓を活かす事から始めねばならない。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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