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2012年1月24日 (火)

人生意気に感ず「明子さんいじめ訴訟と私の主張。国際戦略課の意義」

◇上村明子さんの自殺に関して訴えが起こされたのは平成22年12月である。今月20日第5回の口頭弁論が開かれた。原告は両親、被告は県と桐生市である。私は、自殺の直後、桐生市新里町の明子さん宅を訪ね少女の遺影の前で両親の話を聞いた。そして、この年の11月県議会でいじめ問題として取り上げた。

 20日の口頭弁論で被告側は、自殺は家庭内の事情に起因する、学校内での出来事と自殺との因果関係はない、そして、いじめから自殺を予見することは全く不可能であると主張した。訴訟の場の攻防とこれまでの経緯を振り返って、私は、まだ解決しないのかという感を強く抱く。

 私は県議会で次のように訴えた、「先日、私は上村明子さん宅を探し当て、両親に会う事が出来ました。アパートの小さな部屋の明子さんの遺影に手を合わせたとき、12歳の少女の死を実感する事が出来ました。そしてなぜこの子を助ける事が出来なかったのか、恐らく沢山出ていたに違いないシグナルをなぜ受け止めることが出来なかったのか、そこには根本的な問題が横たわるに違いない。このような問題を再発させてはならないと思います。事件が起きると大騒ぎし、冷めるとまた繰り返される、この連鎖を群馬で食い止めることが明子さんの死を活かす唯一の道だと信じます」

◇私は、この問題を訴訟に持ち込んではならないと主張してきた(例えば平成22年12月24日のブログ)。訴訟は最後の手段である。訴訟にたよらずに解決することが教育行政の責任なのだ。訴訟になれば、勝ち負けをめぐって法律論を戦わすことになり、たとえ原告が勝っても賠償金で片が付いたとの感を残すことになる。教育委員会は、全国的に大きく注目されたこの事件を真に解決し、この種の問題の繰り返しを群馬で食い止める事が出来るのか。

◇県は国際戦略課を設けることになった。分かれている国際戦略担当をまとめ、観光の推進、企業の海外進出サポートなどを効果的に行うことを目的とする。

 私は、昨年10月29日から上海、成都、西安を視察し、群馬県の国際戦略につき考えさせられることがあった。一つは今後増加する県内中小企業の東アジア進出のサポートの必要性、二つは観光で重要なことは県内の文化や歴史などの特色をしっかりと示せること等である。

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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