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2012年1月25日 (水)

人生意気に感ず「キムジョンナムの独占告白。首相の施政演説」

◇話題の書「父・金正日と私」を読む。売り切れの書店もあった。「私」とは最近亡くなった金正日の長男金正男(キムジョンナム)氏。正男氏といえばかつて日本に不法入国しようとしてつかまり、不法入国の理由をディズニーランドに行きたかったと語り大きく話題になった人物。その風貌からも無能な遊び人と思っていたが、この書は、それとは違う事実を伝えている。それは、賢明にして冷静な男で、北朝鮮が生き残るには社会主義体制を維持しつつ経済の改革開放を進める中国式のやり方しかないと信じ、これを父親に進言してきた唯一の人物であることを明らかにしている。金正男氏が、なぜ記者である著者の長時間に及ぶ取材に応じたかは謎である。

 彼は、父である故金正日総書記が三代の世襲に最も反対だったと衝撃的なことを明らかにしている。彼は語る。「封建王朝以外、権力世襲はもの笑いの対象になるでしょう。社会主義理念にも符合しません。しかし、北朝鮮の内部安定のために三代世襲というおかしな権力継承を選択しなければならなかった」。だが「改革・開放」は父親が最も忌み嫌っている言葉であり意見するたびに激怒されたという。

 また、正男は語る。「海外にいて北朝鮮住民の事情を聞くとき本当に心が痛い、父親やその後継者を支える幹部の中に北朝鮮住民の民生に心から心配する人がどれ位いるか考えてみたが遺憾ながらそんなに多くない、自分の生き残りのために精一杯のお世辞で生きていく奸臣ら、自分らの安楽だけを追求し、国事について嘘をついて住民と指導者の間に障壁を形成する者らは父親と後継者の周囲から消えて欲しい、彼らは北朝鮮の発展と後継者の将来に絶対役に立たないと考えます」

 北朝鮮に関する情報は溢れる程あるが独裁者故正日の長男の発言には驚くばかりだ。崩壊寸前の北朝鮮の動向は私たちの安全に密接に関わっている。

◇野田総理は昨日(24日)国会で次のように述べた。「北朝鮮の動向については金正日の死去を受けた情勢変化を見極め不測の事態に備え万全の態勢で臨む。拉致問題は被害者全員の一刻も早い帰国を実現するため政府一丸となって取り組む。核、ミサイルを含めた懸案を解決し不幸な過去を清算して国交正常化を図るべく努力していく」と。北朝鮮の存在は私たちにとって巨大地震と同様目が離せない。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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