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2012年1月10日 (火)

人生意気に感ず「初市の火。電力業界の寄付。原子力ゼロの時代に」

◇幾分夜明けが早くなった事を感じる。6時、快晴の朝の東の空は白ばみ、少したつとほのかな紅色が地平線上に広がり始める。私は、6時にスタートして芳賀グランドの外周を10周する習慣である。温かくして無理をしないで走る。走れる事は自分の財産で、心と体の老化を押し除ける妙薬でもある。鼻を突く寒気の中で味わう達成感は心の滋養だ。

◇まちは、初市のはじまりで活気にあふれていた(9日)。間口2m程の出店がそれぞれの準備で忙しそうだ。既に多くの客が歩いている。天気のせいもあるが、例年の祭りと違ったものを感じる。

 10時から八幡宮のお炊きあげの神事が始まる。積まれたダルマの周りに多くの人垣が出来ていた。人々の心にあるのは、一様に今年一年の安全、そして、災害からの復興であろう。神官ののりとに続いてダルマに火が移される。たちまち音をたてて立ち上がる紅蓮の炎。火は人間の心の底に潜む原始の存在を刺激する。私は、倒壊する家々、押し寄せる津波を赤い炎に重ねていた。我に返ると、火の山は、震災後の社会を復興させる大きな力に見えた。火はエネルギーの歴史を語りかける。私たちは、科学の力で開放した原子力の火を甘く見ていた。その反省を謙虚に受け入れて活かすときが来た。お炊き上げの炎を見て、私は今こそエネルギー政策の転換点に立っている事を感じた。

◇政府や電力業界が一体となって原子力発電の安全神話を強引に作り上げてきた事実が明らかになる中で、国民の不信感をふくらませるような事実が報じられている。政府の原子力安全委員会の委員たちが審査対象の電力会社などから多額の寄付を受けていた事実だ。

 更に、東電が電力会社に大きな影響力を持つ国会議員のパーティー券を大量に購入していた事実も明らかにされた。驚くばかりだ。

◇原子力発電の将来は限りなく細くなる事が確実だ。政府は原発の運転期間を原則として40年に制限するように法改正を行うことを明らかにした。これによれば、今後脱原発が急速に進み、震災前54基あった原発は2050年にはゼロになる。新基の原発は事実上無理だから、日本は原子力以外のエネルギーに頼る方向に大きく舵を切らざるを得ない。国が決断すれば、日本の技術力で、それは可能だと信じる。この原子力政策の大転換により多くの産業が生まれ雇用が創出され、日本の社会が変化し発展するだろう。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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