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2011年6月22日 (水)

人生意気に感ず「大澤候補の発言・市町村との協力。井上成美のこと」

◇知事選は中盤に入った。一般の関心は低いようだ。昨日(21日)は大澤候補について主要な企業等団体を回った。大澤候補は多くの会場で、4年間の実績を説明する際、市町村との信頼、協力関係の樹立と中学3年生までの医療費無料化を取り上げた。ある企業の会場で「あるほど」という声が聞こえた。2つの政策が結びついていることに納得した声であった。

 この医療費無料化には膨大な予算が要る。税収が厳しい中、県単独で実現は不可能だ。県と市町村が半分ずつ負担することでこの制度は実現したが、それには、県と市町村との信頼関係が前提であった。なるほどの意味はここにあった。ちなみに、平成22年度の県と市町村の負担分は、約38億4千万円であった。この医療費無料化は、全国にさきがけるものであり、現在、東京都も実施している。

◇地方分権の時代が進む中で、地方の役割はますます大きくなりその課題は増大している。これを乗り越えるには、県と市町村との協力関係が必要である。このことは、東日本大震災後の今日、更に重要な意味を持つ。時代は正に歴史的転換点にあって、未知なる課題に取り組むために、地方の真価が問われているからである。今回の知事選は、このような地方の力を生み出す点に一つの目的がある。私は、今回の知事選は、従来のものと異なり特別な意味があると訴えているが、それは、このようなことを意識してのことである。

◇先日、井上成美(しげよし)の事を書いたら、実父が江田島の兵学校で井上から「薫陶を受けた」という女性からメールをいただいた。それには、兵学校では井上校長の英断で戦争中も英語や一般教養を大切にしたこと、実父は戦後東大に入り化学を学んだ事などが述べられていた。

 戦争中、敵性語として英語排撃の動きが高まっていた。野球でもストライクは「よし」アウトは「それまで」という風であった。海軍兵学校でも生徒採用試験で英語は廃止すべしという声が上がった。井上は、世界の公用語である英語は絶対に必要だ、私が校長の職にある限り英語の廃止は絶対許可しないと主張した。戦後、大学に入り直す者にとって兵学校の英語は役に立ったに違いない。井上大将は立派な政治家であると同時に偉大な教育者だった。今日、教育改革が叫ばれているが井上のような見識と勇気を備えた教育者はいない。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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