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2011年6月30日 (木)

人生意気に感ず「平泉と小笠原諸島、登録の意義。長崎の視察」

◇岩手県の「平泉」がユネスコの世界文化遺産に登録された。タイミング的には絶好である。かつて平安時代東北地方は血生臭い戦乱に明け暮れた。争いのない平和な浄土(極楽)を求める思想が起るのは当然であった。「平泉」は浄土の実現を願って藤原氏が造営した。東日本大震災の惨状は、千年前の東北の悲劇以上であろう。被災地の人々は、「平泉」の歴史的由来に思いを致し、大いに勇気付けられるだろう。

◇「平泉」の登録成就は2度目の挑戦の結果である。ユネスコの審査は厳しくなっている。そこで、「次は富岡製糸場だ」という声が上がっているが、容易なことではない。県議会でも毎回議論されているが、戦略を工夫しないと難しい。普遍的価値の説得力がカギだ。

 08年(平成20年)10月、総務企画常任委員会の一員として、私は長崎県を訪れた。私たちの目的は、長崎県の世界遺産への取り組みを調査することであった。長崎県の「キリスト教関連遺産」は群馬の「富岡製糸場遺跡」と同時期に世界遺産斬定一覧表に登録され、両県とも本登録に向けて懸命の努力をしていたのであった。

 私は、長崎県が世界に誇るキリスト教文化遺産の凄さに圧倒された。「国宝・大浦天主堂は秀吉の命で処刑された26人の殉教者に捧げられたものであった。また、五島市には多くの隠れキリシタンの遺跡があった。そして、県と市の職員の姿勢には、文化遺産に取り組む真摯な情熱が感じられた。私はこの時、群馬は余程頑張らないと成功しないだろうという感を抱いた。

◇もう1つの朗報は、小笠原諸島が世界自然遺産に登録されたことだ。日本人の心を明るくする出来事である。また、この自然遺産登録は、美しい自然の国日本に、自然を守ることの大切さと難しさを改めて教えるものとして重要である。

 小笠原諸島は東京から千キロの南にあり交通手段は船のみで東京から25時間30分かかる。南海の孤島群は父島、母島、聟島(むこじま)、硫黄島などからなる。島の名も子どもたちの夢をかきたてる。喧騒と猥雑をもって鳴る東京都の一部である。容易に近づけない位置にあるのがよい。生物の固有種が多く東洋のガラパゴスと呼ばれる。固有種の多くは持ち込まれる外来種により絶滅に瀕している。世界遺産となることで遺産を消滅させてはならない。東洋のガラパゴスは、日本再建の希望の光である。(読者に感謝)

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